(7/22-2)22『永遠の仏陀』を読む―仏の本願―報恩の道―思いと行動

『永遠の仏陀』を読む

〇「心が変われば環境も変わって見える」「心に応じた環境が現れてくる」

ここに、環境に関する二通りの見方があります。第一の見方は、「心が変われば環境も変わって見える」という考え方です。これは、「三界は唯心の所現(しょげん)※」という考え方に近く、ある範囲まではこの通りに見ることができます。

いま一つの見方は、「心に応じた環境が現れてくる」という考え方です。第一の考え方と似ていますが、少し違います。前者は「与えられた環境をどう見るかに工夫をする」ということで、後者は「与えられた環境そのものが変わってくる」ということです。そういう違いです。この二通りが、環境に関してはあります。

そうして、見方を変えていくときに、どちらかの現象が起きます。環境を見る目を変えたとき、見方を変えていくときに、どちらかの現象が起きます。環境を見る目を変えたとき、まず、現に与えられた環境自体が違ったように見える場合と、環境に対する見方を変えたために新たな環境が与えられてくる場合と、この両者があります。どちらも真理です。時間的ズレはありますが、第一の場合から第二の場合へと移行していくことがほとんどです。

【※「三界は唯心の所現」 三界とは「欲界」「色界」「無色界」のことで、この三界に表れるすべてのものは、心から現れたものであり、心を離れては存在しないもので、個々のみが実在であるという意味】

【大川隆法『真説・八正道』第二章「正見」83p】
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こんばんは。主から頂いた奇跡の一日も残りわずかとなりました。
皆様と共に、一日の終わりに「主への感謝」と「復活の祈り」を捧げます。

三宝帰依を寄る辺として、主エル・カンターレへの信仰を貫くために、一日の始まりを希望と共に『エル・カンターレへの祈り』と『仏説・正心法語』で始めました。

そして日中は主のため、世のため、隣人を救うために、地上仏国土ユートピアの実現のために「六波羅蜜多」の実践をなすべく、私たちは御仏の御手足として働きました。本日も本当にお疲れ様でございます。

引き続き、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

そして一日を感謝と反省で締めくくるために、常に主の御言葉と「八正道」と共にありましょう。

今日の一日を振り返りつつ、1991年7月に説かれました『永遠の仏陀』を振り返ります。
そののち、仏陀の教えに原点回帰すべく『釈迦の本心』を共に学びます。
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第三章 不滅の力 
〇報恩の道
しかし、僧団の最大の願いは、
仏の生命(いのち)、この地にあるうちに、
仏の、その本願を成就するということなのだ。
仏、生命(いのち)あるうちに、
その仏の願いに応えて、
それを成就することこそ、
弟子の道としての最大のものであるのだ。
弟子は報恩の道を歩まねばならない。
その報恩の道とは、
仏法真理を与えられたことへの感謝なのだ。
仏法真理を説いてもらい、
生きてゆく道を示された事への感謝が、
報恩となってゆくのだ。
そして、その報恩は
仏の教えをくまなく宣べ伝えるということにおいて、
成就されてゆくのだ。
そのことを忘れてはならぬ。

見よ。
目を上げて、
まわりの姿を、世界を、人々の生業(なりわい)を。
ああ、そこにも、ここにも、
仏法真理に無縁に生きている人々がいる。
これらの人々が、
その生活の基礎を仏法真理に置いたとするならば、
どれほど素晴らしい世の中になるであろうか。
まず、各人が、己自身の心の問題を、
己自身で解決してゆけるようになるばかりか、
修業を進めて、教師としての役割を得たならば、
まだこれから学びを始めてゆく者たちに対して、
数限りない人生の指針を、宣べ伝えることができるのだ。
このように、己(おのれ)も素晴らしく生き、
己がすばらしく生きることによって、
他の多くの人々を教化し、そして教導してゆくことこそ、
真実、法が広がっていることの証でもあるのだ。

【大川隆法『永遠の仏陀』第三章「不滅の力」より抜粋】
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続いて、仏陀の教えに原点回帰すべく『釈迦の本心』を共に学びます。
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第三章 六波羅蜜多の思想
2思いと行動

第2章における八正道の説明では、人間の内側にある「思い」を中心に考察しました。しかし、釈迦の思想は、単に「内なる人」「内面の人」という観点だけで人間をとらえていたのではありません。「思い」と「行動」の関係や、その連続性、一体性を非常に重視していたのです。

ほんとうに心のなかで思ったことならば、それは外側にかたちとして現われてくるはずです。ほんとうに心に深く刻んだことならば、それは行為となって表われざるをえないのです。

すなわち、「悟り」を自らの内に求めたならば、悟りを得た結果は、必ず行動として現われてくるはずであり、その行動は、悟りの性質や種類そのものを表すことになるはずです。

したがって、思いと行動は断ち切れてるいものではなく、一つのものの両面なのです。つまり、仏法真理に即した人生を生きているか否かは、思いと行動の両面から規定され、計られるということです。仏教では、そうしたことが説かれているのです。

それでは、思いはどのような行動として出てくるのでしょうか。「八正道」における思いがどのような行動として現われるかを説明したものが、実は「六波羅蜜多」なのです。

六波羅蜜多と八正道とは、重なり合っているように見えるところもありますが、八正道は「思いをどのように規定するか」というテーマでとらえたものであり、六波羅蜜多は「その思いが行動の面に現われたとき、どのような現れ方をするのか。悟りたる人であるならば、どのような行動の型が現われてくるか」ということを示しているのです。

結局、真の修行者であるか否かは、内面である「思い」と、外面である「行動」の両方の検討を待って初めて確認できるのです。

修業というものを、どのようにしてとらえ、どのように評価するかは、釈迦仏教にとって非常に大切なことでした。これは古代インドの時代だけでなく、現代においても同様です。正しい宗教かどうか、本物であるかどうかの認定は、思いと行動の両者を確認しなければ、結論を得ることはできないのです。

口でどれほどよいことを言っても、人となりや行動が非常に疑わしいものならば、その宗教を信ずることはできません。信者には、よいことを説いていたとしても、中心にいる者たちの生活が乱れに乱れているようでは、どうしてそれが修行者の手本となりえましょうか。

修行者は、内面を整えているということを、外面において、すなわち行動における実績として、証明する義務を負っているのです。

【大川隆法『釈迦の本心』第三章「六波羅蜜多の思想」より抜粋】
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明日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。
この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

【神戸正心館建立祈念―エル・カンターレ像開眼祈念植福―植福のご案内】
「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」は、一口十万円目安から承ります。また、本植福の貢献者の皆様方は、神戸正心館建立時に芳名板を設けて、そのご貢献を顕彰させて頂きます。

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100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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