8 自らを神様のように思って入社する社員は、一年上の人に虫ケラ扱いされる。
20 すぐほめてくれる上司を信じるな。必ず陰で笑っている。
【大川隆法 箴言集『仕事への言葉』より抜粋】
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おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。
新しき日を 迎えるにあたり、
主エル・カンターレに
心より お誓いいたします
本日も
正しき心の探究と
愛と
知と
反省と
発展の
幸福の原理を実践し
一層 悟りを高め
地上ユートピアの建設に
力を尽くして まいります。
生命ある限り
この仏法真理を 弘めます。
どうか 私の
今日の誓いを
お聞き届けください
ありがとうございました(合掌)
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。
9月7日(日)と9月9日(火)両日は伊勢支部にて「伝道力・勇気倍増祈願祭」を執り行います。【※熊野拠点では先行して9月6日(土)に執り行う予定です。9月8日(月)は在家開館日とさせていだきます】
伝道力・勇気倍増祈願祭では、本年のスローガン「主なる神を愛し、日本全国・全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てよう。なお、一歩を進めよう!」のもと、経典『愛することと愛されること』(8月下旬発刊)や『成功をつかむ発想法』の学びを通して、主への感謝や愛を深め、伝道を成功させるための教えを実践し、2030活動信者ミリオンに向けて、伝道力や勇気の倍増、伝道参加者が倍増していく正念を固めさせていただきます。
是非この機会に伊勢支部・熊野拠点にお越しください。
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さて、私たち、幸福の科学の信者の幸福とは「悟りの幸福」です。私たちは、「正しき心の探究」を通して「愛と悟りとユートピア建設」をこの地上に実現するための使命を仏から与えられ、その実現のためにすべてを既に与えられました。
ここで、お釈迦様の教えである仏教的精神を振り返り、私たちの幸福を全世界に述べ伝える原動力となすべく、教典『悟りの挑戦(上巻)』を共に学びます。経典をお持ちの方はこの機会に是非ご拝受ください。【税込み1800円】
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■『悟りの挑戦(上巻)』第1章「仏教的精神とは何か」
5 四苦八苦
釈迦は、これをもってもっと的確に分類していくのです。
「『人生は苦である。世界は苦である』と言ったが、どういうふうに苦なのか。これについて、私はあなたがたに説こう。私が発見した苦の真理とは次のようなものである―」。
そこでまず、「四苦」、四つの苦しみを説くわけである。この四つの苦しみとは「生老病死」の苦しみです。「生老病死」は有名な言葉ですから、すでに耳にしていることでしょう。
生まれてくる苦しみというのは、何ひとつ自分の自由にならないということです。生まれてくる前は、一人前の大人であり、霊界で自由自在の生活をしていた人びとであったのです。その人びとが、生まれてくるときには母の胎内に宿ります。そして真っ暗なところでじっとしているのです。
私は胎児と話をしたことが何度もあります。不思議な能力ですが、私は胎児とでも話ができるのです。胎児は「暗いよー。怖いよー。寂しいよー。早く出たいよー」と言っています。その間、胎児は出たくてしかたがないけれども、十月十日、出られないのです。じっと暗いところにいるわけです。
さらに、昔にはなかったような苦しみもあります。現代の日本では、毎年、百万人ぐらいの胎児が堕胎、人口流産で堕ろされています。公式の数字でそうですから、実際はもっとあるかもしれないと言われています。胎児のうち二人に一人に近い数字なのではないでしょうか。お腹に宿った胎児の二人に一人ぐらいが、途中で堕ろされてしまうのです。これはたいへんなことなのです。ですから、あの世から生まれ変わろうとしても、「人口流産で堕ろされてしまうかもしれない。私の両親がどうするか分からない」と思うと、これは怖いわけです。「やはり堕ろしてしまおうか」と、パッと堕ろされてしまうのです。このように、いま新しい苦しみが発生しています。こういうこともあります。
それがなくとも、十月十日(とつきとおか)はお腹のなかでじっとしていて、「暗いよー。怖いよー。早く出たいよー」と、ものすごく不安がっています。母体に宿る前も不安なのですが、お腹に入ったときも不安であって、「今回は大丈夫かな、うまくいくかな」などと思っています。胎児は二、三歳児ぐらいの知能は持っているので、そういうことを考えたりしています。
そして、母体から出てきた後、まず第一声で「オギャー」と泣きます。なぜ、笑わないで泣くのでしょうか。やはりつらかったのでしょう。暗闇のなかから初めて出てきたというので、もう「ウワーッ」という感じで、感きわまって泣いているのです。そして、泣く意外には、自分の意思を伝える方法が何もないのです。自由にならない。這い這いさえできない。そんな状態です。
ですから、魂の本来の自由さ、天人として天界で生きていたときの自由さからみたら、赤ん坊として宿って出てくるというのは、魂にとっては、その苦しみ自体、ものすごい束縛です。たいへんなことなのです。非常な試練です。よほど覚悟しないといけないのです。崖から飛ぶようなものです。あるいは高いところから池のなかに飛び降りるような気持ちです。そして生まれてくるのです。
生まれた後も、本当に大丈夫かどうか、わからないのです。二十歳を過ぎないと自分には自信が持てませんし、親がどうなるかわかりません。「親が元気で働いてくれる」と思っていたところが、ぽっくりと死んだりすることもあるわけです。たちまち孤児院に行ったり、人にもらわれたりすることもあります。あるいは、親に放っておかれて、やかんを引っ繰り返して大火傷をして、嫁にいけなくなったりとか、そんなことだってあるわけです。何が起きるかわかりません。
そのような、自分の力ではどうにもできない赤ちゃんとしては、もう泣く以外に何もできず、自由がまったくないという、生まれてくる苦しみがあります。全人生のスタート点において、そのようなところから出てくるのです。
それから、老いていく苦しみ、これも辛いです。若いうちは伸び盛りですから、伸びていくことだけを考えていますけれども、やはりいつか盛りが過ぎます。スポーツ選手などは二十代で盛りを過ぎてしまい、たとえば相撲では三十代でもう親方をしたりしています。かわいそうです。もう元に戻れないのですから引退です。野球選手では三十代後半ぐらいになるでしょうか。普通のサラリーマンなどでも、五十歳から五十五歳ぐらい、あるいは四十五歳ぐらいから「選択定年」と称して”肩たたき”される人もずいぶんいます。寿命はまだあと三十年も四十年も残っているのに、四十代で”肩たたき”をされて、生命をかけて働いたつもりなのに会社を出されてしまうのです。こうして、老いというものを感じます。消えていくものとし・
・、秋、冬が迫っていることを感じます。そういう辛さがあります。
記憶力も衰えていきます。脳細胞も毎日毎日消滅していきます。身体が思うようにいかない。思い出すことができない。人の名前が出てこない。苦しいです。老いる苦しみというのは、それを言うのです。さらには、字も見えなくなってきたり、言葉が不明瞭になります。
それから、自由がだんだんきかなくなってくると、被害妄想になってきます。自分自身の思うようにならないのは自分の罪ではないけれども、神様の罪と言ったらばちがあたるから、そうは言えないので、「嫁の罪である」「息子の罪である」とか、孫の出来が悪いせいにしてみたり、家が狭いせいにしてみたり、「会社の部下が悪い」「給料が安い」「退職金が少ない」などと、いろいろと外部に理由を求めていきます。人間として見ると、若い頃に比べたら、だいぶ情けない心境になっていくことだけは間違いありません。
また女性ですと、二十代のときには美人であって、夫の方が非常に恋い焦がれて、「是非とも」と言われて嫁にいったとしても、四十歳を過ぎるあたりになると、どんな美人であっても、さすがに見たらすぐ歳がわかります。それで、近所の子供に「あ、おばちゃん」など言われてガクッときます。「私は、二十代では”ミス○○”で鳴らしたものだったのに、『おばちゃん』と言われてしまった。子供の目はもうごまかせない」ということになります。辛いです。そのショックは厳しいものがあります。そういうことも味わいます。
それから、自分こそが最高の女性だと言って結婚してくれたご主人であったはずなのに、そのご主人が中年になると浮気をしはじめます。浮気の原因を調べてみたら、自分より十歳も若い女性を追いかけているわけです。若さに勝てないのです。いくら頑張って勝てません。「もとの原形は私のほうがいい」と思っても、歳には勝てません。やはり十歳以上若い二十代の女性だったら、もうどうしようもありません。そういう辛さがあります。努力して何とかできるものならいいけれども、努力したところでどうにもならないのです。努力してもその皺の数は減らせません。化粧品を塗る以外に手がないわけです。そういう苦しみがあります。移り変わっていく苦しみです。止めることができないのです。若くいたい、若返りたいと思って・
・、止めることができない苦しみです。
このような「生」の苦しみ、「老」の苦しみというのは、万人が万人、逃れることができないのです。本書の読者も、誰ひとり逃れることができないのです。頭の良い方もいるでしょう。家柄のよい方もいるでしょう。財産のある方もいるでしょう。もともとは二枚目の方もいるし美人もいるでしょうが、すべての人は、この苦しみから逃れることができないのです。
また「病」という苦しみもあります。これも、一生の間には、自分自身が病気をしない、あるいは身内に病人が出ないということは、めったにありません。また、毎年、交通事故で一万人も死んでいます。事故で怪我をする人も入れたらもっと多いでしょう。何万、何十万といるでしょう。そのなかには、自分自身が事故に遭う方もいれば、家族や親戚がそうなる方もいます。どこの家庭でも、探ってみると、事故にあったり病気になった方がどこかにはいます。自分自身が苦しむこともあります。身内が苦しむこともあります。どうしようもない不幸です。
先ほど、苦苦、要するにそのもの自体が苦しみであると述べていましたが、病気自体の苦しみ、これはどうしようもないのです。「なぜそうなるのか、なぜ壊れないような身体にならなかったか」と思っても、人間の身体というのは、やはりそういうものなのです。栄養を摂らなければ、栄養失調で死んでしまう。栄養を摂りすぎたら肥満で死んでしまう。そんなものです。実に辛いです。運動をしすぎたら身体を壊す。運動をしなかったら、分銅不足でまた身体が悪くなる。そういうことがあります。酒の飲みすぎで肝臓が悪くなる。そんなことがたくさんあるわけです。身体というのは、放っておくと悪くなっています。やはり手入れを常にしなければいけない。しかし、手入れをしていても、ある日突然に病気になるときが来ます。・
・た、肉体的なものではなく精神的なストレスで病気になることも、現代は非常に多いのです。
そのように、「病」の苦しみから逃れることはできないのです。釈迦自身も晩年には病気をしています。身体も弱っていまし、病気をしています。最期は食中毒になって苦しんだりしているぐらいです。そのように、どのような人でも逃れることはできません。
それから、「死」の苦しみがあります。これも、みなさんは悟ったつもりで「大丈夫だ」というかもしれませんが、いざ病院に行って、「もうそろそろ危ないですよ」「あと半年です」「あと三月」「一ヵ月」と家族が医者から言われたのを漏れ聞いたとき、さあ、平気でしょうか、どうでしょうか。現代では病気で死ぬ方がほとんどでしょうが、やがては病気で死ぬときが来るのです。
近年は自然死ということが非常に少なくなってきて、病死ということが多くなりましたけれども、昔は自然死も多かったのです。真理を学んで心乱れずに機嫌よく生きていると、自然死ができるようになりますから、心がけてみてください。朝、幸福の科学の根本経典である『正心法語』を読んで、ニコッと笑って、そのまま死ぬようなことがあります。ですから、自分も苦しくありませんし、家族にも迷惑は全然かかりません。真理を行じて生きていると、朝起きて、『正心法語』をあげて、家族にごあいさつして、「では、これから行ってまいります」と言って、ぽっくりといくようなことが本当に起こります。病院に入ってすったもんだしなくても、きれいに死んでいけるようになるのです。心さえきちんと調律して、みんなに迷惑・
・かけないで明るくいていたら、そういう感じになります。『正心法語』を読んでいるとき、「ああ、お迎えが来たみたい」「おじいさんが来たね」「では、もうそろそろみたいだから、みなさん。どうもご苦労様でした。ありがとうございました」とごあいさつしてそのまま死ぬというようなことがあると思います。おそらく、そういうふうになると思います。
真理を悟った人はそうですけれども、普通の人はそうはいかないのです。死ぬということが、怖くて怖くてしかたがないのです。「自分が助かるためだけだったら、人を何人殺したってかまわない」というような人はたくさんいるわけです。そういうことを現に多くの人がしています。こういう苦しみがあります。
ですから、宗教を信じて、あの世の世界を知るということは、人間の最大の苦しみの一つである死の苦しみから逃れるための方法でもあるわけです。これを知らないというのは怖いことです。
『宗教の挑戦』(幸福の科学出版)にも書きましたが、ある有名国立大学の教授で宗教学の草分けの方が、自分が死ぬときに、死んだらどうなるかが結局分からなかったのです。その方は癌になったのですが、死んだらどうなるか、考えても考えてもわからず、「死ぬというのは、とにかくこの世にバイバイすることらしい」ということはわかるのですが、そのあとがどうなるかがさっぱりわからないのです。そういうことで死んだ人がいるのですが、何十年も宗教を勉強してそうなのですから、本当に哀しいかぎりです。
やはり正しい人生観をきっちり持っているということは、いかに幸福なことであるかがわかってくると思います。
この四苦、生老病死というのは、誰ひとり逃れることができないのです。全員、確実にしぬのです。この予言だけは外れません。全員死ぬのです。間違いなく死にます。読者の方で、二十二世紀まで生きている人は、まずいません。二十一世紀中には死ぬことは間違いないのでしょう。
釈迦はまずこういう人生の真理を述べました。
【大川隆法『悟りの挑戦(上巻)』第1章「仏教的精神とは何か」より抜粋】
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さて、ここからは、幸福の科学の基本書3部作『黄金の法』を通して、エル・カンターレの歴史観を共に学んでまいります。『黄金の法』は、光の菩薩たちが主の悲願である地上仏国土ユートピア建設のためにどのような活躍をなしたのかを記すものです。人類の歴史に隠されていた地球神を、光の天使・菩薩たちはどのように実行したのか、その一端を学びます。経典をお持ちでない方は、是非この機会に拝受ください。【税抜2000円】
『エル・カンターレが観た歴史観であるとともに、エル・カンターレが立案したところの、地球的仏法真理の大河の鳥瞰図でもあります』(「『黄金の法』まえがき」より)
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第3章 悠久の山河
9 愛と知の教え
孔孟の儒教と老荘の道教は、以上を見てきても分かるように、中国の二大思想史の流れだと言えます。そして、この二つの大きな流れのようにはなりませんでしたが、春秋・戦国時代には、キラ星のごとく思想家が輩出しました。
まず、大きな光としては、春秋時代の思想家・墨子(紀元前四八〇年頃~同三九〇年頃)がおります。墨子は、孔子と同じ魯の国の人で、姓は墨、名は翟(てき)で、宋に任官して大夫となりましたが、孔子の思想に反対したことで有名です。
墨子の思想には、二つの核があります。一つが兼愛説であり、もうひとつは、非戦論です。墨子の兼愛説とは、ひとことで言えば、無差別の愛だといえます。墨子は、孔子の「仁」が愛の思想であるとしても、「仁」には愛の濃淡がある、すなわち、自らに近いもとそうでない者との間に差別のある愛だと考えたのです。
そして、これは「別愛」であると批判し、兼愛説の優位を説きます。あたかも自分が自分を愛するがごとく、他の者を愛さねばならない。国はお互いに攻め合い、家は奪い合い、人は傷つけ合っている。この原因は、結局のところ、人を愛さないからである。自分のことばかりを考え、自分ばかりを愛して、人や他の国を愛さないから、強者は弱者を押さえつけ、衆は寡(か)から強奪し、富(ふ)は貧(ひん)を踏みつけにし、貴は賤(せん)を圧迫する。すなわち、相手を兼ね愛し、相互に利するやり方に変えるべきである。
これが、すなわち、墨子の愛の基本的な立場です。墨子のこの考えが、イエス・キリストの隣人愛に似ていることにおどろく方が多いでしょう。しかし、それもそのはずです。墨子はイエス・キリストが、ナザレの地で愛を説く前の段階として、その生命体の一部が
八次元如来界レベルで肉体に宿り、中国に生まれたものだからです。もちろん、イエスとは個性が違いますが、生命体としては同じです。
墨子は、この愛の思想のもとに、非戦論を説きました。さらには、勤労を重んじ、不労所得を非難し、ぜいたくや華美をよくないものとしました。つまり、孔子の礼楽も形式主義だとして退けたのです。その思想の根底には、人間・神の子の思想があり、神の本質を愛だとする考えが流れておりました。
墨子には兵法家としての側面や、武器製造の技術者の側面という以外にリアリスティックな面もありましたが、基本的に人間の平等性の上に立っており、しかも、他人や他国もよきものと考えるオプティミスティックなものであったため、為政者の受け入れるところとはなりませんでした。やがて秦の始皇帝時代に「焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)」によって墨家の書物も打撃を受け、さらに漢の武帝の時代に儒教が国教となったため、かつて儒家と激しい対立関係にあった墨家はすっかりすたれてしまったのです。あの悠久の山河を誇る中国に、このような愛の思想があったということは、十分驚嘆に値するでしょう。
こういった墨家の兼愛の思想と対立される教えが、先述した性悪説を説いた荀子であり、また、荀子に学んだ韓非(紀元前二八一年~同二三三年)の思想だと言えます。韓非は、戦国時代末の法家の思想家です。商鞅(しょうおう・紀元前三九七年~同三三八年)の思想の影響を受け、信賞必罰をもって政治の要点と考え、韓王に進言したのですが、容れられず、発奮して、『韓非子』を書きました。その理論の中心は、官僚主義に基づく絶対専制君主制にあったと考えてよいでしょう。より分かりやすく言えば、君主の権力や威力を兄弟にするためには、すべての人民を君主に帰属させねばならないということです。そのためには法が必要で、この法は、人民を統制する力となるが、さらに、この法の運用をする臣下をも取り締まる方法・
・が必要であるとされました。
この韓非は、後にイタリアのルネッサンス期に生まれます。すなわち、ニッコロ・マキャベリ(一四六九年~一五二七年)です。このときも、政治思想家として活躍し、『君主論』を書き、独特のマキャベリズムを展開しました。マキャベリは、手段を選ばぬ権謀術数政治の主張者として非難を受けましたが、その考え方は、内憂外患のイタリア政治を、冷静、かつ客観的に考察した産物であり、近代政治学の先駆とも言われております。
マキャベリは、韓非として生まれていた前世において、秦に使者として赴き、李斯(りし・紀元前二八二年~同二〇八年)にねたまれ毒殺された、潜在意識化の記憶もあります。また、イタリアの時代にも、フィレンツェ共和政府の要職にあったのに、メジチ家の復帰で失脚した経験もあり、やや人間不信のきらいがあったようです。マキャベリは、現在、六次元光明界で政治の研究をしています。
【大川隆法『黄金の法』第3章「悠久の山河」より抜粋】
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さて、ここからは、「幸福の科学」の原点に立ち返り、幸福の科学が全世界に広げようとし
ている教えを共に再確認させていただきます。幸福の科学に入会・三帰されて間もない方や、これから、新しい方を伝道するに当たって、幸福の科学の教えをどのようにお伝えしたらよいのか。ヒントになれば幸いです。以下2011年に発刊されました主の著書である、経典『真実への目覚め』の第5章「愛と天使の働き」を引用しながら、幸福の科学の教義をお伝えいたします。
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■愛と天使の働き
2嫉妬は自分の理想像の否定
○「愛」の対極にあるのは「嫉妬」である
愛の対極にあるものは何でしょうか。
通常、「愛の対極にあるものは憎しみだ」と言われることが多いでしょう。
しかしながら、私は、「愛の対極にあるものは、実は、憎しみではなくて嫉妬である」と感じています。
例えば、家庭が崩壊する場合を見ても、憎しみによって崩壊するのではなく、嫉妬によって崩壊することが数多くあります。また、人間関係が壊れる場合を見ても、憎しみによって壊れるのではなく、嫉妬によって壊れていくことが数多くあります。
ブラジルは、都市部では大いなる発展をしているように見えますが、まだ貧富の差も激しく、「貧しい人たちを、どうやって救済するか」ということが政治の大きな課題になっていると聞いています。おそらく、それは大変な仕事でしょう。
しかし、私は、あえてみなさんに述べたいのです。これは根本にかかわることです。
愛の対極にあるものは嫉妬です。
したがって、これから、「嫉妬の最も危険な面、最も、ほめられない面は何であるか」ということを述べておきたいのです。
今、ここで、私が嫉妬の話をするのは、ブラジルに来て何回か説法と質疑応答をしてみて、「嫉妬の問題で苦しんでいる人がいるらしい」ということを知ったからです。
【大川隆法『真実への目覚め』第5章「愛と天使の働き」より抜粋】
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続きまして、英文要点読解3『真実への目覚め』の主に日本語訳部分を抜粋いたします。本日からは、ブラジル海外御巡錫での信者さんとの質疑応答をご紹介します。
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■THE MOMENT OF TRUTH-BECOME A LIVING ANGEL TODAY
〇Chapter6-Q&A with Master Okawa
―質問③―ウツの原因と克服法
〇質問
・今、世界中でウツの人が非常に増えてきていますが、ウツには霊的な原因があるのでしょうか。また、ウツを克服するには、どうすればよいのでしょうか。
Cases of depression are increasing in countries around the world. Is
there a spiritual cause for depression? How can we overcome it?
〇答え
・もちろん、ウツの原因にもさまざまなものがあります。現代社会では、特に都市部において競争が激しいので、自己実現に失敗して成功できず、がっかりすることが原因であることもあります。
Depression has many causes. In urban areas, because competition is
fierce, many people fall into a state of depression when experience
failure or have difficulty achieving their dreams.
・それをごまかすために、最近はアルコールに浸ったりするのですが、アメリカや南米のほうでは、麻薬にのめり込む人も多いと聞いていまする。これは、理性を麻痺させて、嫌なことをあまり考えないようにし、自分の自我を護りたいからでしょう。
Some people try to ward off their stress by drinking alcohol. I hear
that in areas such as the United States or South America, many turn to
drugs. People use these substances to numb their rational minds and
somehow protect their egos.
・ウツの状態が長く続く場合、少なくとも三か月以上も続くようであれば、何らかの悪霊の憑依があると考えて間違いないだろうと思います。人間には心の針というものがあり、心の針(思い)は、360度、どの方向にでも向くようになっていて、天上界にも地獄界にも向くようになっています。
If you are experiencing prolonged periods of depression, let us say,
longer than three months, then it is likely that evil spirits are
influencing you. Your mind has a compass needle, which is capable of
pointing in any direction. It can point up toward Heaven or down toward
Hell.
・ウツで自殺する人もいます。ウツで自殺した人は、なかなか天上界に上がれません。通常は、その人の本来の寿命が来るところまでは上がれないのです。それまでのあいだは、生きている人間のなかで、自分とよく似た人を探していて、そういう人を見つけたら、その人に取り憑き、生前の自分とおなじようなことを、その人にも起こそうとしたりします。そして、地獄の世界に引きずり込もうとするのです。
Depression can sometimes lead to suicide. The souls of people who commit
suicide cannot return immediately to Heaven. Before moving on, these
souls usually roam around Earth for about the same number of years they
had left in life. During that time, these lost souls search out and
possess people who are similar to them. Then, they try to repeat their
suicide through the person they have possessed, and drag him or her into
Hell.
・どうやって自分自身のなかからエネルギーを溢れ出させるか。どうやって自分自身を明るい気持ちにするか。どうやって自分自身を光り輝かせるようにするか。
How do you generate this energy on your own? How can you maintain a
positive state of mind? How do you create energy so you can shine
brightly?
・まず、深い感謝の思いを取り戻さなければなりません。「ウツの状態にある人は、他の人に対する感謝の心を持っていない」ということです。ですから、まずは、「自分は、他の人から、いろいろなお世話を受けている。多くの人々の努力の結果、現在までの自分の人生があった」ということに対して、感謝の心を持つことから始めるべきです。その感謝の心を持つことによって、「自分は、実は恵まれていたのだ」ということを発見することが大事です。
First, you must try to cultivate deeper gratitude. Depressed people tend
to have very little gratitude toward those around them. They need to be
thankful for the help they have received from other people. People with
depression have to realize that countless people have taken care of
them. A heart full of gratitude will help them understand that they have
been extremely blessed by many things.
・本当は反省を勧めたいのですが、ウツの状態にある人が、あまりにもすぐに反省すると、自分をさらにいじめてしまい、もっと苦しい状態になることがあります。
I also would recommend self-reflection to people who are depressed.
However, if they go straight into self-reflection, there’s a danger that
they might condemn themselves even further and sink deeper into their
depressed state.
そこで、反省に入るのはもう少しあとでもよいので、それよりも、「自分は神の子である」という気持ちを強く持ったほうがよいのです。「自分は、本来、神のつくられた子供である。神につくられた光の子供なのだ」という強い自覚を持ち、自分自身に対する重要感を持つことが大事です。
So, before repenting, it is very important that you strengthen your
belief you are a child of God. Always tell yourself that you are a child
of light and created by God. A strong awareness that you are God’s child
will help you realize how important you truly are.
・(ブラジルの)
高速道路では、初めのうちは道の外に汚いゴミがたくさん落ちていました。ゴミのほうを見つめるだけでは、高速道路は汚いと思うかもしれません。しかし、しばらくすると、車はゴミが落ちていない所を走り始めました。ゴミのほうを見るか。ゴミではなく、道路の前方を見るか、見る方向によって、違うものが見えてきます。
Take, for example, a highway, littered with trash. If you only look at
the trash, you would think the highway was filthy. However, if you keep
driving, eventually you will reach a piece of highway that is free of
trash. So by turning your eyes away from the trash and looking toward
the clean road, the world will look entirely different to you.
・ですから、「自分が見ているものは何なのか」ということを考え、いつも、暗い方向に目が向いているのであれば、世の中の明るい方向を見ようと努力することが大事です。これは、心の方向性を変えるだけでできるのです。
Think about what it is you are currently looking at. If you are always
seeing the dark, negative side of the world, change the direction that
your mind is facing and try to look at the bright, happy side of the
world. It is important to make this effort.
・もし、自分の長所が分からなければ、「自分にはどんな長所がありますか」と他の人に訊いてみたら、たちどころに5つも6つも挙げてくれるでしょう。他の人のよいところは分かるのです。しかし、自分の悪いところを責めている人には、それが、なかなか分からないわけです。自分のよいところを素直に認めることも、自家発電をするためのエネルギーになります。
If you can’t find your good qualities, ask people around you to point
them out. They will instantly list five or six great characteristics. It
should be easy to point out the good points. You must accept your good
points with an open heart. This will prompt you to generate your own
energy.
・自分が関心のある領域で、自分より成功している人がいたら、その人の素晴らしいところを祝福し、「あの人のようになりたい。あの人は私にとって理想的な人だ」と考えて、その人をほめる気持ちを持つようにするのです。そうすれば、自分もその人に近づいていくことができます。成功している人を祝福する気持ちを持つことも、ウツに対する非常に大切な薬になるはずだと私は思います。成功した人に対しては、勇気を持ってほめてあげる気持ちが大事なのです。
If someone is more successful than you in your area of interest, you
must bless that person. You should bless his or her, If you can praise
that person, then your are taking a step closer to becoming like him or
her. Try to think this way and bless people. Have the heart to bless
those who are successful. This is an effective remedy for depression. It
is important to take courage to praise others who have succeeded.
【大川隆法 英文要点読解3『真実への目覚め』Chapter6-Q&A with Master Okawa より抜粋】
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『「愛」の対極にあるのは「嫉妬」である』
まさに、一転語でした。
嫉妬する心が、生霊となり、呪い引き起す原因ともなります。経典『呪い返しの戦い方』には、「嫉妬は、奪う愛であり、与える愛の反対である」と教えていただいています。
思えば、悪魔の総大将たるルシフェルは、九次元霊のエンリルに嫉妬して悪魔になりました。一億二千万年前のことです。これは大昔だけのことではなく、例えば、現在深い地獄に堕ちた例として、共産主義をこの世に打ち出したカール・マルクスは、光の天使であるヘーゲルに嫉妬しました。このように嫉妬心は天使を悪魔に変えるほどの巨大でネガティブな悪想念です。
このように、嫉妬は光や愛と反対の力であるがゆえに嫉妬は、愛を広げる活動を必ず妨げます。私たちは心の力で、嫉妬する心を諫め、その力のベクトルを祝福に向けることが大切です。隣人を嫉妬して、他人の不幸を祈るのではなく、隣人の幸運を祝福して、他人の幸福を祈る私たちでありたいと考えます。それは、自らを幸福にするためにも必要な心がけです。
また、質疑応答の引用では、ウツの状態が長期間続くようならば、憑依の影響を受けていると考えてよいと教えていただきました。ウツに対しては、自分も光の子であるという自己認識と、感謝と祝福の心が必要であることを学びました。ウツに必要なのは、自分と他人への愛であることがよく分かります。こんなご時世ですから、ブラジルだけでなく日本や世界中にもウツの方が多くいらっしゃいます。そうした方々に主の光、主の教え、主の愛を届けることで、世の中からウツを一掃してまいりましょう。
ウツを乗り越えて、自らの仏性を発見し、主を愛し、私たちの隣人を救い助けるためには、主のみ教えを私たちがまず学び、その力で多くの人を救い助けなければなりません。私たちには、その使命があります。
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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Lord EL Cantare is my All. 主こそ私のすべて。
We are One, with our Lord. 我々は主と共に一体である。
One for All. All for The One. 一人は主のため、隣人のために。みんなは主の悲願のために。
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■【支部・拠点】2025年9月「伝道力・勇気倍増祈願祭」開催概要
✧開催日 2025年9月7日(日)・9月9日(火)11:00~
※熊野拠点では9月6日(土)に先行開催 14:00~
✧参加奉納 2千円目安。
式典のみの場合は、感謝奉納。祈願は、別途奉納。
✧内 容
祈願1件につき、「支部祈願書」を1枚配布。
伝道力倍増祈願―強力編―(5千円目安、学生1千円目安)
伝道推進祈願―仏陀特別霊指導―(5千円目安、学生1千円目安)
勇気倍増祈願(5千円目安、学生1千円目安)
人を動かす祈願―デール・カーネギー特別霊指導―(5千円目安、学生1千円目安)
【趣 旨】
伝道力・勇気倍増祈願祭では、本年のスローガン「主なる神を愛し、日本全国・全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てよう。なお、一歩を進めよう!」のもと、経典『愛することと愛されること』(8月下旬発刊)や『成功をつかむ発想法』の学びを通して、主への感謝や愛を深め、伝道を成功させるための教えを実践し、2030活動信者ミリオンに向けて、伝道力や勇気の倍増、伝道参加者が倍増していく正念を固めさせていただきます。
「真実の愛が、本物の慈悲が、人々の心から心へと伝わりますように。」(「『伝道力倍増祈願』—強力編—」)という御言葉の通り、ご復活された主が「エル・カンターレの法」を説かれ、主の愛が全世界に広がるイメージを深めつつ、『天御祖神 武士道を語る』で学んだ「天御祖神様の武士道精神」を発揮し、勇気を出して、なお、一歩を進める伝道の誓いを捧げる機会とさせて頂きます。
「真実の愛が、本物の慈悲が、人々の心から心へと伝わりますように。」(「『伝道力倍増祈願』—強力編—」)という御言葉の通り、ご復活された主が「エル・カンターレの法」を説かれ、主の愛が全世界に広がるイメージを深めつつ、『天御祖神 武士道を語る』で学んだ「天御祖神様の武士道精神」を発揮し、勇気を出して、なお、一歩を進める伝道の誓いを捧げる機会とさせて頂きます。
<伝道において「愛の精神」を徹底するための具体的な方法>
魂の親であられる主の無限の愛(仏の恩)や、人の恩を発見し、「相手にとっての、太陽になり、空気になり、水になる」気持ちを深めてまいります。また、「伝道成功のための愛の実践例」や「仕事(伝道)能力や組織全体の力を高める共感力」について学び、参究を通して一人ひとりの心をお救いし、愛の精神を徹底していく決意を固めます。
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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史
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(9/6-1)249幸福の科学入門29「愛と天使の働き」嫉妬は自分の理想像の否定―「悟り挑戦(上巻)」四苦八苦―『黄金の法』儒学の火は消えず
