(10/6-1)【基礎教学通信】279【1986年10月6日立宗記念日】『太陽の法』を読む12「仏法真理は語る」魂の性質―「繁栄思考」幸福の科学があるかぎり、日本は繁栄するしかない―『黄金の法』西暦2900年~西暦3000年そして、それ以降

『太陽の法』を読む

「すべてを捨てて、空手にして立つ」という気持ちで立ち上がり、幸福の科学をつくりました。
【『若き日のエル・カンターレ』第6章「非凡なる愛の高みへ」より抜粋】

19 信仰薄き者は、コロナ変異株に対抗できない。
 
【大川隆法 箴言集『コロナ時代の経営心得』より抜粋】
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本日10月6日、幸福の科学は立宗39年の記念日を迎えました。1986年10月6日、主は空主にして立ち、全人類救済と地球の未来のために「幸福の科学」を立宗してくださいました。主に心よりの感謝と報恩の誓いを捧げます。  

この機会に、幸福の科学の立宗の原点に立ち返るべく、「繁栄思考」を学びます。本御法話は、立宗25周年を迎えた2011年10月9日に東京正心館にて賜った御法話です。経典「繁栄思考」をお持ちでない方は、この機会に是非ご拝受ください。【税抜き2000円】

幸福の科学はという宗教は、そうした繁栄を支える中心軸となる教えを説いています。幸福の科学が繁栄し、発展し、広がっていくかぎり、この日本は繁栄するしかないのです―「繁栄思考」
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■「繁栄思考」
5 危機を乗り越え、「未来社会」をつくる
〇幸福の科学があるかぎり、日本は繁栄するしかない

たとえ震災が起きても、このようなもので怯(そる)んではならないと私は思います。今、まさに日本の力を試すべきときが来ているのです。マグニチュード9.0ぐらいの震災で、この国が滅びるようなことはありません。【※説法当時2011年3月11日東日本大震災】

むしろ、これをバネにして、発展の遅れていた東北地方を、もう一段、発展させる方法を考えるべきです。そして、もし、今後、他の地域が震災に遭(あ)ったとしても、すぐに復興をかけられるぐらいの力をつけなくてはなりません。

神戸をご覧ください。一九九五年に震災に遭ったときには、「神戸も、これで終わりか」と思われましたが、今では隆々と繫栄しています。これが日本の力です。私は、そのように信じたいのです。

幸福の科学という宗教は、そうした繁栄を支える中心軸となる教えを説いています。幸福の科学が繁栄し、発展し、広がっていくかぎり、この日本は繁栄するしかないのです。

そして、「私たちには世界をリーダーになる義務があるのだ」ということを、強く自覚したいと思います。

これが、立宗から二十五年余り経過した、私の決意です。(完)
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〇「繫栄思考」まえがき

この世の中には、成功し、富を築く人たちを罪人視する風潮が蔓延している。いわゆる、バケツから逃げ出そうとするカニがいると、下のカニがハサミで引きずりおとす、例の傾向だ。バケツからの脱出に成功ししたカニが、その脱出方法を他のカニに伝授し、次々と仲間を引き上げる文化をつくり出したらどうなるか。次から次へと成功者が数珠つなぎで出てくることだろう。

私は、『チャンスの平等』には賛成である。そこには自由からの繁栄がある。しかし、嫉妬心の合理化である『結果の平等』には必ずしも賛成しない。汗を流し、智恵を絞って成功した者が呪われ、なまけものが得をする世の中を創ることは、著しく社会のモラルを引き下げる。

『格差是正』の美名のもとにマルクスの亡霊を復活させるのはやめよう。『よい格差』は他の人々を勇気づけ、社会にやる気と活力を与える。『繁栄』を肯定するところから繁栄は始まるのだ。

二〇一二年一月十七日 【※1/17は阪神淡路大震災が起きた日、この日に本書まえがきを書かれてたことに主の強い念いがあると考えます。】
国師 大川隆法

【大川隆法「繫栄思考」第3章「繁栄思考」より抜粋】
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さて、ここからは、「幸福の科学」の原点に立ち返り、幸福の科学が全世界に広げようとし
ている教えを共に再確認させていただきます。幸福の科学に入会・三帰されて間もない方や、これから、新しい方を伝道するに当たって、幸福の科学の教えをどのようにお伝えしたらよいのか。ヒントになれば幸いです。基本三部作の『太陽の法』を引用しながら、幸福の科学の教義を共に学びます。なお、経典『太陽の法』は、光とは何か。仏法真理とは何か。という問いに答える幸福の科学の教えの基本です。経典をお持ちでない方は、是非この機会に拝受ください。【税抜2000円】
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■『太陽の法』第2章「仏法真理は語る」
2 魂の性質
〇魂の性質1―創造的性質
では、仏の一部ともいわれる人間の生命体、魂には、一体いかなる性質があるのでしょうか。あなたがたは、魂の性質を探求することによって、仏の性質、性格の一端なりをかいま見ることができるはずです。

魂には、いくつかの特徴があります。その一番目の特徴とは、創造的性質です。魂は、自分の意志によって、自由自在に自分をつくりかえていく性質が与えられています。つまり、どのような思いをもった意識体であるかを、自分自身で決定できるということです。

たとえば、愛を最高度に発揮することもできるし、自由を最高度に発揮することもできる。心の思いによって、内在する光の量をコントロールすることも自由自在で、高次元的存在へと自分を高めてゆくこともできれば、光の量をおとして、下次元的存在にすることも可能です。

それでは、悪を働いたり、悪を思ったり、堕落したりすることも、魂の性質なのでしょうか。地獄に堕ちたり、地獄をつくったりすることも、魂の創造性によるものなのでしょうか。

然(しか)り、然り。否(いな)、否。というのが答えです。

なぜ、「然り」なのか、つまり、魂には創造の自由が与えられており、自由が自由であるゆえんは、規制がないことと、妨げるものがないということだからです。もし、規制や妨げがあるならば、それは自由ではなく、不自由となります。一方、なぜ、「否」かについては、魂そのものの本来目的は、悪を働いたり、地獄をつくったりするようにはできていないからです。悪とは、魂そのものの中にひそむ性質ではありません。悪とは、お互いの魂の自由と自由が相克するところに生まれたゆがみであり、ひずみなのです。

人間は、そもそも、自分ひとりでは、いかなる悪も犯しえません。つまり、悪とは、他人の存在、他の生命の存在、あるいはまた、ほかの物体の存在をもってはじめて、その姿を現してくるものだからです。

古来から、善悪二元論については、さまざまなことがいわれてきました。その根本問題は、仏のつくられた世界に、なぜ、悪が存在するのか、悪とは、仏自らのなかにひそむ性質なのかということでした。しかし、悪は、もちろんのことながら、仏自らの性質、すなわち仏性ではありません。悪とは、仏の大願成就を阻害することです。あるいは、仏から自由を与えられた者同士の相克、お互いの自由と自由とがぶつかりあって、一定の時間、ゆがみなり、ひずみが、心の世界に、あるいは、現象世界に現れているものにすぎないのです。つまり、根源的存在論としてではなく、機能論、行為論として悪はあるのです。

〇魂の性質2-仏の光の集中、発散中枢機能
魂の二番目の特徴としては、仏の光の集中、発散中枢としての機能、性質を持っているということです。

仏の光とは、何か。それはすなわち、大宇宙に満ち満ちている仏のエネルギーです。地上界に太陽の光があるように、四次元以降の多次元宇宙、高次元宇宙に燦々とふりそそいでいる熱エネルギー、それが仏の光なのです。地上世界の生物は、太陽の熱エネルギーなくしては生きてゆくことができません。それと同様、四次元以降の実在の世界においても、仏の光、仏の熱エネルギーなくしては、生命体は生きてゆけないのです。

魂のなかには、この仏の光の集中、吸収したり、発散、増幅したりする性質があるということなのです。そして、仏の光を大量に吸収し、それを大量に放出することのできる人は、光の量が多い人といわれます。いわゆる光の指導霊と呼ばれている方たちです。すなわち、如来や菩薩といわれる方は、仏の光を集中、放出するための巨大な機能をもっていて、ほかの人々に、光を送り込むことができるのです。つまり、人々の心に光明をつくり出してゆくことができるのです。

人間の魂は、すべて、仏の光を吸収発散しながら生きております。しかし、世の中を輝かせ、人々の心を光明で満足すために、仏の光を放出している高級霊、諸如来、諸菩薩という光の指導霊(光の天使)たちは、ほかの人々のために仏の光を供給することができる人たちなのです。

魂は、仏の光の集中、発散機能をもっているわけですが、では、地獄界にいる悪霊たちはどうなのでしょうか。彼らには、仏の光エネルギーの供給はとめられているはずです。とめられているというようりも、むしろ、彼らは、自らがつくった巨大な悪想念のエネルギーで、そのくもりで、仏の光をさえぎっているといったほうがいいでしょう。

つまり、彼らは、洞穴のなかのように、暗くて、じめじめしたところで生活をしているのです。彼らは、もはや、仏のエネルギーを生命の糧としておりません。というのは、彼らがエネルギー源としているのは、地上界の人々の心に巣くう悪想念だからです。地上界の人々は、仏の光を摂取して、それを生活エネルギーに転換している、いわば、自家発電をしているようなものだといえます。そして、この自家発電の電力を盗みにくるのが、実は、地獄霊たちなのです。地上の人々の心のくもっている部分、真黒な部分に、コンセントを取り付けて、そこからエネルギーを埋まっているのです。即ち、次々と人に憑依しては、その人のエネルギーを奪い、その人の活力を奪い、その人の人生を狂わせてゆく、彼は、いわば、生きている人間・


�エネルギーを奪う吸血鬼なのです。

こうした地獄霊に憑依されないようにするには、彼らに、コンセントを取り付けさせないことです。そのためには、地獄霊に通じている部分、つまり、心の薄暗い、ジメジメした部分をつくらないようにしなくてはなりません。とにかく、心のなかに、仏の光を受け入れないがん細胞をつくらないことです。そうすれば、地獄霊たちは、エネルギーの供給を断たれるので、地獄というものはなくなってゆくはずです。

【大川隆法『太陽の法』第2章「仏法真理は語る」より抜粋】
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さて、ここからは、幸福の科学の基本書3部作『黄金の法』を通して、エル・カンターレの歴史観を共に学んでまいります。『黄金の法』は、光の菩薩たちが主の悲願である地上仏国土ユートピア建設のためにどのような活躍をなしたのかを記すものです。人類の歴史に隠されていた地球神を、光の天使・菩薩たちはどのように実行したのか、その一端を学びます。経典をお持ちでない方は、是非この機会に拝受ください。【税抜2000円】

『エル・カンターレが観た歴史観であるとともに、エル・カンターレが立案したところの、地球的仏法真理の大河の鳥瞰図でもあります』(「『黄金の法』まえがき」より)
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■『黄金の法』第6章「未来に羽搏く」
10 西暦二九〇〇年―三〇〇〇年そして、それ以降

西暦二九〇〇年代に入ると、地上の科学文明の発達は、最高度のものになっているはずです。そこで、まず、私の目に映ずる光景を描写してみましょう。

この時代における地上の二大文明圏というと、大西洋上の新アトランティス文明と、インド洋上の新ラムディア文明です。宗教は、新アトランティスのほうでは、心の教えが根強く残っていますが、新ラムディアのほうでは、超能力信仰の方向へ曲がってゆく。このことは、すでに述べたとおりです。

三十世紀の新アトランティス文明を上空から見ると、宇宙との連絡基地を中心として、放射線状に都市が広がっていることが分かります。この頃には、ピラミッド・パワーの開発が盛んで、強化ガラス製のピラミッド性のビルディングが、たくさん立ち並んでいます。このピラミッド型のビルディングは、太陽エネルギーの吸収はもちろんのことですが、宇宙線の吸収により、新しい動力源をつくり出しているはずです。強化ガラス製のビルディングの外面が、虹のように七色に光るのですが、その色合いが、一日のうちでもどんどん変わってゆきます。また、夜になると、宇宙船の発着基地の周辺が、人工照明によって、真昼のように明るく、とても鮮やかな光景をかもし出しております。

この時代のもうひとつの特徴は、空中に、磁力線を張り巡らした何十本もの遊歩道があることです。まさに、虹の架け橋のような感じで、高さ百メートル、二百メートルの所に、オレンジ色の光でできた道路とか、黄色い光でできた道路が架かっております。

道路といっても、物質でできているのではありません。つまり、人間の生体磁気と反発し合うような磁力線の帯であり、この上に立つと、人間の体は、帯から五センチほど上に浮かんだままで、静止するのです。そして、人間がポケットのなかからリモコン装置に似たものを取り出して、進行のボタンを押すとまるでベルト・コンベヤーに乗っているかのように、人体がスーッと動いてゆきます。

そして、停止ボタンを押すと、空中でピタッと止まってしまう。二十世紀の人間から見たらならば、この三十世紀の人間の移動方法は、まさに脅威でしょう。

二週世紀の人間の目で見て、この三十世紀文明の異なっている点を、さらに指摘しておきましょう。

H・G・ウェルズが、未来小説のなかで、タイム・マシンの出現を予言していますが、このタイム・マシンは、三十世紀に新アトランティス文明において開発されます。タイム・マシンの原理は、高速度を超える速度を持った乗り物を発明すれば、過去と未来の間に挟まれた現在の時間の壁を乗り越えられるということです。

このタイム・マシンは、実は、二九〇〇年代初頭に開発されるのですが、乗組員が過去や未来の時代に行ったままで戻ってこれなくなってしまうために、大混乱が生じることになるでしょう。そこで、この第一陣のタイム・トラベラー(時間旅行者)を連れ帰るために、第二陣、第三陣と送り込まれるのですが、いずれも帰ってこられなくて、大変な社会問題となるはずです。彼らが、いつの時代のどの地域に出現しているかが分からず、探そうにも探しようがないのです。ただし、この時代の大霊能者たちが、霊天上界の諸霊の協力を得てタイム・トラベラーたちの時代と地域を特定するため、一部の人の救出には成功するでしょう。

時間旅行者たちが、過去の地上に現れた例としては、日本では、七世紀頃、鞍馬山に天狗が出たという話として遺っております。古代エジプトのピラミッドの壁画にも、未来人の姿が記されています。古代インカのナスカ高原にも出現して宇宙船と混同されて神々と間違われたことも、記録として遺っております。また、旧約の預言者エゼキエルが見た四つ足の乗りもの(飛行船)は、宇宙人の円盤ではなく、実は、三十世紀人のタイム・マシンのようです。

ともあれ、タイム・マシンによって時間旅行をする人は、三十名で打ち切りとなり、それ以降は社会不安をなくすため、ときの政府の意向により、タイム・トラベルは法令で禁止されることになるでしょう。ウェルズは、その頃、予言者のひとりと言われるようになるはずです。三十世紀とは、こうした科学の世紀となりますが、三十一世紀以降は、科学文明は、やや衰退の傾向を呈してきます。

また、この頃、新アトランティス人のなかで、魂の進化した人々は、他の星へと大量に移住してゆくことになるでしょう。そこでまた、新たなユートピアを建設しようとするためです。かつて、地球人類の始祖たちが、はるかなる様々な星から飛び来って、地球というユートピアを建設するために、汗を流して、努力してきたように、彼らも、新たな地で魂の学習に励むことになるでしょう。最初の大量移住は三十一世紀に、二度目の大量移住は三十五世紀にあるはずです。

人類の生命そのものは、地上に一億年ぐらいはまだ住み続けるでしょう。そして、その間、幾百、幾千の文明の栄枯盛衰が繰り返されます。しかし、かつて地上に現れたのとまったく同じ文明というものはありません。それだからこそ、人類は永遠に、魂の学習を続けてゆくことが可能なのです。

私自身の魂は、二十世紀の末から二十一世紀にかけて、約五十年間、法を説いたのち、天上界から、さまざまな光の指導霊の指導をすることとなるでしょう。そして、次に私が地上に肉体を持つのは、今から二千八百年の後です。そのとき、あなたたちのなかには、私とまた出会う人もたくさんいることと思います。(完)

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〇あとがき
本書の全身である『黄金の法』(旧版)は、『太陽の法』同様、著者三一歳の一九八六年に書き下ろされ、翌一九八七年に刊行されました。若々しい感性と大胆な筆致が随所に煌めく同書は、日本のみならず、全世界に熱心な愛読者を持ちました。

しかし、その後の九年の歳月が、幸福の科学という新しい世界宗教を生み出し、その主宰者であった私に、一段と高い悟りのステージを与えました。

この『黄金の法』では、旧著の枠組みを守りつつも、光の指導者たちの実績にも一定の評価と批判を加えました。過去の教えに安住することなく、発展的未来を迎えるために、必要不可欠な作業だとも言えましょう。

特に、第4章「太陽の昇る国」では、日本の宗教家の実績に対して大幅な加筆をし、第5章「愛の押し寄せる時」では、特にマホメットの項を増稿し、内村、谷口、高橋の三氏に対しても一定の批判を加えました。

全体に、旧著に比べて、一段と学問的にも洗練の度を加え、宗教的にも、悟りの視点が高度化していると言えましょう。『太陽の法』に引き続き、仏法真理の時間論である、この『黄金の法』が、多くの人々の修行と悟りのためのよき手引書となることを願ってやみません。

一九九五年七月七日 三十九歳を祈念して
幸福の科学総裁 大川隆法

【大川隆法『黄金の法』第6章「未来に羽搏く」より抜粋】
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人間は、霊であること、そして肉体は霊の影であること。これは、『仏説・正心法語』にて主より教えていただいています。

「仏の一部ともいわれる生命体―魂―の性質に創造的性質がある」
この教えは今後仏法真理を学ぶ上で基礎となる考え方です。

『魂には、いくつかの特徴があります。その一番目の特徴とは、創造的性質です。魂は、自分の意志によって、自由自在に自分をつくりかえていく性質が与えられています。つまり、どのような思いをもった意識体であるかを、自分自身で決定できるということです』

このように教えていただきました。魂は本来自由自在であり、自らの意思によって自らをつくりかえることができる性質があります。この本来、自由自在である力を妨げて不自由にしているのが何であるかといえば、これが、「肉体が自分である」という間違えた考えであり、心の偏りを生む、「執着」であるとも教えていただいています。これらが、魂を縛る鎖のようになっています。この鎖を断ち切る力が「悟り」の力であり、その鎖を断ち切った状態が解脱したといわれています。

また、魂の創造性の問題では、もう一つ大事な視点があることを教えていただきました。それが、「悪の存在をどのように考えるか」ということです。これは、来年の戦略経典『地獄の法』にもかかわりのある重要な論点です。
本日の引用ではこのようにありました。

『悪とは、お互いの魂の自由と自由が相克するところに生まれたゆがみであり、ひずみなのです。
人間は、そもそも、自分ひとりでは、いかなる悪も犯しえません。つまり、悪とは、他人の存在、他の生命の存在、あるいはまた、ほかの物体の存在をもってはじめて、その姿を現してくるものだからです』

悪の存在理由は、決して仏が積極的にこれを創造したのではなく、光や善を創造したときに生まれた副産物であることが分かります。そして、悪は、自分以外の存在との関係性において発生することも学びました。悪は、絶対的真理である善に対する相対的な存在なのですね。

このように考えると、死後に仏への信仰心亡き者が赴く地獄の世界も、仏が天国を創造したときの副産物であり、天国に対する相対的な世界なのかもしれません。

私たち人間の本質である魂には二つの機能があり
第一が「創造的性質」
そして第二が
「仏の光の集中、発散中枢機能」
でした。これはとても重要であるので、ぜひ覚えておきましょう。
本日の引用箇所ではこのようにありました。

『人間の魂は、すべて、仏の光を吸収発散しながら生きております。しかし、世の中を輝かせ、人々の心を光明で満足すために、仏の光を放出している高級霊、諸如来、諸菩薩という光の指導霊(光の天使)たちは、ほかの人々のために仏の光を供給することができる人たちなのです』
このように、私たち人間は、仏の光を魂の糧として得ながら、生きていることが分かります。そして、天使や菩薩たちも仏や神からの供給される光のエネルギーを得ていることが分かります。それでは一方地獄に堕ちた人たちは、何を糧にして生きているのでしょうか。

同じく本日の引用ではこのようにありました。

『魂は、仏の光の集中、発散機能をもっているわけですが、では、地獄界にいる悪霊たちはどうなのでしょうか。彼らには、仏の光エネルギーの供給はとめられているはずです。・・・・

つまり、彼らは、洞穴のなかのように、暗くて、じめじめしたところで生活をしているのです。彼らは、もはや、仏のエネルギーを生命の糧としておりません。というのは、彼らがエネルギー源としているのは、地上界の人々の心に巣くう悪想念だからです。地上界の人々は、仏の光を摂取して、それを生活エネルギーに転換している、いわば、自家発電をしているようなものだといえます。そして、この自家発電の電力を盗みにくるのが、実は、地獄霊たちなのです。地上の人々の心のくもっている部分、真黒な部分に、コンセントを取り付けて、そこからエネルギーを埋まっているのです。即ち、次々と人に憑依しては、その人のエネルギーを奪い、その人の活力を奪い、その人の人生を狂わせてゆく、彼は、いわば、生きている人間・


�エネルギーを奪う吸血鬼なのです』

ということで、地獄の住人は、直接仏や神から光のエネルギー補給ができないために、地上世界で魂の修行をしている人間に取り憑いてエネルギーを抜いているということでした。
地獄に堕ちた人は、エナジーバンパイヤー、まさに吸血鬼のようになっているということです。

地上にいる私たちの心が地獄にいる人と同じ心になれば、波長同通の法則により、自分の心と同じ心を持つ霊存在を引き寄せてしまいます。主が、日頃から反省や感謝、仏法真理を学ぶことが大切であることを説いているのは、そうした心の波長を整えることで、地獄霊から光のエネルギーを抜き取られることを防ぐ意味もあると考えられます。

本日の学びである、「仏の一部ともいわれる生命体―魂―の性質に仏の光の集中、発散中枢機能がある」は、地獄の発生原因とも深いつながりがあります。来年の戦略経典「地獄の法」における基礎的な知識となる考えます。

『黄金の法』では、いまから1000年後の地球文明が、新ラムディア大陸では、超能力信仰、新アトランティス大陸では、本格的な科学文明からの宇宙文明が開けている未来を開示していただきました。タイム・マシンの話は、SF映画でも見ているかのような臨場感がありました。鞍馬山の天狗伝説は未来人だったとは衝撃です。

主におかれましては、
『私自身の魂は、二十世紀の末から二十一世紀にかけて、約五十年間、法を説いたのち、天上界から、さまざまな光の指導霊の指導をすることとなるでしょう。そして、次に私が地上に肉体を持つのは、今から二千八百年の後です。そのとき、あなたたちのなかには、私とまた出会う人もたくさんいることと思います』
このように語ってくださいました。

今世しっかりと主のお手伝いをして、西暦4800年、再び主の御前にて主と共に仏国土ユートピア建設のために相集いたいと心から思いました。

今世においては、主におかれましては、90歳を超えて現役で説法を下さることを宣言いただいています。【※経典『真実を貫く』第三章「地球の危機を乗り越えるために」p177参照】
現在ただいまは一時的に天上界に戻られて、宇宙のマスターとしてのお仕事をされていると推察されますが、主のご復活を心より祈念して、地上にて私たちの信仰心を結集して「復活の祈り」を捧げさせていただいています。幾転生、どの時代に生まれ変わったとしても、私たちの使命に変わりはありません。遥かなる無限遠点を目指して、地上仏国土ユートピアの建設の彼岸に向けて、本日も「正しき心の探究」と「四正道」の実践をなしてまいります。主を信じ、主を愛しているという証明をこの地上にて隣人への愛の実践に変えて主と一体となる心の修行を皆様と共になしてまいります。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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Lord EL Cantare is my All. 主こそ私のすべて。
We are One, with our Lord.  我々は主と共に一体である。
One for All. All for The One. 一人は主のため、隣人のために。みんなは主の悲願のために。
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文責:蒲原宏史 

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