67 知は力なり。「生かす愛」を探求せよ。
68 叱られ上手が、よく伸びる人である。
【箴言集『仕事への言葉』より】
おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。
4月21日は主の伊勢支部御巡錫記念日です。2013年4月21日大川隆法総裁先生が伊勢支部に御巡錫されて御法話『信仰心と国を愛する心について』を賜りました。この御法話は経典『日本建国の原点―この国に誇りと自信を』の第一章に所収されています。経典をお持ちでない方は支部や精舎、書店にてぜひとも拝受ください。【1800円(税抜)】
この聖なる日に向けて、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。
本日からは、御法話『信仰心と国を愛する心について』を振り返ります。そののち、『仏説・正心法語』をともに読んでまいります。
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〇神社・仏閣を否定することが「科学的」「合理的」なのか
また、そうしたことを疑うのが、科学的で合理的であるならば、伊勢神宮が三重県にあり、隣の奈良県に行けば、橿原神宮があり、島根の出雲に行けば、出雲大社があり、さらには、全国各地に神社・仏閣がこれだけたくさんあることを、どのように考えればよいのでしょうか。これは、「神様・仏様が存在することを、国民が認めている」ということでしょう。
これが全部インチキで、詐欺であり、神も仏もないのなら、神社・仏閣は打ち壊さなければいけません。「国民全体がみんな詐欺に引っ掛かっている」ということであれば、それ有した非合理的なものは全部壊すべきです。そして、「風呂の焚きつけにする」と言ったら古すぎるので(会場笑)、しかたがないから、「海女(あま)さんが海に潜って真珠を採ってきたあとに温まるための焚(た)き火の材料ぐらいにでもすればよい」ということになるでしょう。
神社・仏閣は全国にあるわけで、いったいいくつあると思いますか。ものすごい数だと思います。【※文化庁『宗教年鑑』(平成26年版)によると、全国の神社数は79.492社、寺院数は74.694寺となっている】
実は、全国のお寺の数はコンビニの数より多いのです(会場笑)。コンビニを便利だと思って使っている人はたくさんいると思いますが、その数よりお寺は多くて、それだけの数のお寺が、今、現実に、まだ潰れないで存在しているわけです。
つまり、インドや中国など、いろいろなところから入ってきた「お経」と「修行」を伝えるだけで、現在それほどのお寺があるということでしょう。また、日本神道の歴代の神々を祀る社もたくさん存在しているのです。
やはり、こうした現実を見るかぎり、例えば、現代の教育学において、神仏や神話の時代を否定したり、すべて左翼史観で見たりすることは可能だとしても、それはおかしいと言わざるをえません。
また、国宝になっているものを見れば、その多くは古い神社・仏閣であったり、彫刻の仏像や神像、例えば、大日如来だったりします。尊いものは、ほとんどみな宗教がらみのものばかりです。
あるいは、歴史を見れば、偉人のなかでも天才的な偉人というと、ほとんど宗教家でしょう。宗教家ばかりが出てきています。やはり、「宗教家は神様に近い」と、みな思っているのです。
こういうことに対し、全部、目に蓋をして、つまり、「現在ただいま、自分は見ていない」という理由だけで、見ないことにして、「存在しない」と言うのは、残念ながら、「自分に引きあわせて全部を見ている」ということだと思います。ある意味においては、傲慢になっているのではないでしょうか。
【大川隆法『日本建国の原点―この国に誇りと自信を』第一章「信仰心と国を愛する心について」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。
これまで、40日にわたり、真理の言葉『正心法語』をともに読んでまいりましたが、このお経の主人公はなんといっても「菩薩」です。主におかれましては、菩薩になめための条件として、このように教えて下さっています。
『菩薩とは、基本的に仏になろうとして努力している人たちのこと。それは、より多くの人々を救い、助け、幸福にしていこうといていく人たちのことを言う。釈尊も菩提樹下で大悟し、仏の自覚を持つまでは、「自分は菩薩である」という自覚を持っていた。
仏としての自覚とは何か、直接、真理を獲得したという自信と真理に目覚めたということを、自信を持って他の人に説けるようになったということ。・・・
その信ずる心に基づいて、勇気を持って、行動してください。伝道にはまだまだ遥かに長い道のりが用意されている。数多くの人々に真理が届いていない。・・・彼らの無明を打ち破り、真理を伝道師、一人でも多くの人々を、入会へ導き、三帰誓願へと導いていってください。それは、仏の光の一部となるということ。そういう人たちを数多くつくってください。それが菩薩行であり、ある意味、菩薩になるための唯一の条件でもある』
【大川隆法 御法話「菩薩の条件」より】
一口に菩薩と言っても、実力の差は天と地ほどあり、三帰誓願したての菩薩もいれば、観自在菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩など救済の仏の助力者として人助けのプロとして働く菩薩もいます。
ところで、菩薩には52の段階があるといわれています。本日はその内訳をご紹介いたします。
菩薩が仏に到る修行すべき五十二段階
・十信1~10位
・十住11~20位
・十行21~30位
・十廻向31~40位
・十地41~50位
・等覚51位
・妙覚52位の五十二段階
【十信を外凡、十住・十行・十廻向の三十位を内凡と称する】
①十信(じつしん)
菩薩が修行すべき五十二段階の最初の十位 仏の教えに入るものは、まず信による。
十信(じゅうしん)は、菩薩が修行して得られる菩薩五十二位の中、下位から数えて第1番目から10番目の位をいう。菩薩が仏の教法を信じて疑心がない位をいう。
菩薩五十二位の最初の位で、十住の下位にあたる。仏の教法に入らんとする者はまず信の心を持つことから十信という。
1願心(がんしん)
十方諸仏の浄土に往生せんと願う心。戒に住して自在なるがゆえに、よく十方に遊戯し、その所作がことごとく願に随うこと。
2戒心(かいしん)
戒を遵守する心。三学の一である戒学。心、光密に廻すれば無為に安住して失うことがないこと。
3廻向心(えこうしん)
仏果を得んとして修行に全力を尽す心。覚明保持すれば、よく妙なる力を以って、仏光廻照を観じ、また仏に向かい安住すること。
4護法心(ごほうしん)
仏法を守らんとする心。心進安寧なれば一切仏法を保持して失わず、十方如来と気分(けぶん)交渉すること。
5不退心(ふたいしん)
三学の定学と慧学を以って退堕しない心。定光発明すれば明性深く入り、ただ進むのみを知り、退かないこと。
6定心(じょうしん)
静かで動揺しない心。三学の一である定学。智明を執持して周囲を遍く寂湛し、つねに心を一境に凝らすこと。
7慧心(えしん)
智慧を研く心。三学の一である慧学。心精が現前すれば純真の智慧が自然に発起すること。
8精進心(しょうじんしん)
煩悩を雑えず、精明に仏界に進趣する心。妙円純真なる精明を以って真浄に進むこと。
9念心(ねんしん)
教法を憶念する心。真信明了にして一切に円通し、あまたの生死を経過するとも、現前の習気を遺失忘失しないこと。
10信心(しんしん)
教法を信じる心。一切の妄迷を滅尽し、中道を了知し純真なること。
②十住(じゅうじゅう)
菩薩が修行すべき五十二段階の第十一位から第二十位までをさす。心を真諦の空理に安住せしめるところ。菩薩が信を得て進んで仏地に住する位をいう。
十信の上位にあたり十行の下位にあたる。菩薩が十信の位を経て心が真諦の理(ことわり)に安住するため、十住という。また十住の位を托胎の順序にならって、初地である発心住から第4の生貴住までを入聖胎、第5の具足方便住から第8の童真住までを長養聖胎、第9の法王子住において形相具足するので出聖胎という。
11発心住(ほっしんじゅう)
真方便を以って十住心を発起し、十信の位の従仮入空観の観法を完成し、真無濡智を発(ほっ)し、心が真諦の理に安住する位。
12治地住(じちじゅう)
瑠璃の中に精金が現れるように、心の明浄が前の妙心を以って履修治して地となることをいう。常に空観を修し、心地を清め治める位。
13修行住(しゅぎょうじゅう)
前に地を渉知し、倶に明了なるがゆえに、十方に遊履して留礙なく、万善万行を修する位。
14生貴住(しょうきぞくじゅう)
正しく仏の気分(けぶんと読む)を受けて、彼此冥通して如来種に入る。法無我の理に安住して種性清浄なる位。
15具足方便住(ぐそくほうべんじゅう)
無量の善根を具えて空観を助ける方便とする。仏と同じく自利・利他の方便力を具備し、相貌において欠くることがない位。
16正心住(しょうしんじゅう)
相貌のみならず、心相も仏と同じくする。般若の空智を成就する位。
17不退住(ふたいじゅう)
心身ともに合成して、日々益々増長し退堕することがない。空無性の理を証して空・無相・無願の3つの三昧より心が退かない位。
18童真住(どうしんじゅう)
迷い、謬見(びゅうけん、誤った考え)を起こさず、菩提心を破らざることが、童子が無欲真正なるに等しくして、仏の十身の霊相を一時的に備える。
19法王子住(ほうおうじじゅう)
仏の教えに遵い、智解を生じて未来に仏位を受ける位。
20灌頂住(かんじょうじゅう)
空・無相の理を観じ、無生智を得る。菩薩が既に仏子(仏の弟子)となり、仏の事業を為すに堪えうれば、仏は智水をもってその頂に灌(そそ)ぎ給うこと。インドの国で皇子が成長し国王たらしめる時に海水を頭頂部に灌ぐ如くであることに由来する。
③十行(じゅうぎょう)
菩薩が修行すべき五十二段階の第二十一位から第三十位までをさす。利他行を行ずる位である。
十住の上位にあたり十廻向の下位にあたる。菩薩が十信、十住で自利を満足したといっても、利他の行が未満なので、この十行の位でさらに修行する。十住位の終位に仏子たる印可を得た後に、さらに進んで利他の修行を完全にするために衆生を済度することに努める位。上位から真実・善法・尊重・無著・善現・離癡乱行・無尽・無瞋根・饒益・観喜の10の位階がある。
21観喜行(かんぎ、かんき・ぎょう)
布施波羅蜜を修行し、仏子となった菩薩が、仏如来の功徳を以って十方に随順せんとする行。
22饒益行(にょうやくぎょう)
戒波羅蜜を修行し、衆生と共に無上の学道を成就して、一切衆生を利益し潤す行。
23無瞋根行(むしんこんぎょう)
忍辱波羅蜜を修行し、たとえ刀杖で身に危害を加えられようとも耐え忍び、自覚覚他すれば違逆せんとする行。
24無尽行(むじんぎょう)
精進波羅蜜を修行し、衆生の機根に合わせてその身を現じ、三世(過去現在未来)が平等にして十方に通達し利他行が無尽なるを観じる行。
25離癡乱行(りちらんぎょう)
禅定波羅蜜を修行し、種々の法門が不同なりといっても、一切合同して差別誤解なきことを観じる行。
26善現行(ぜんげんぎょう)
般若波羅蜜を修行し、前の離癡乱をして、よく同類の中に異相を現じ、また一々の異相にそれぞれ同相を現じ、同異円融なるを観じ、一切が無相であることを智慧で観じる行。
27無著行(むじゃくぎょう)
方便波羅蜜を修行し、十方虚空に微塵を満足し、そのすべてに十方界を現じ、一切の執着を離れ、しかも一切の世間に随順する行。
28尊重行(そんちょうぎょう)
願波羅蜜を修行し、前の種々現前はすべて般若観照の力であることから、六波羅蜜の中でも特に般若を尊重して一切衆生を度し、無上の菩提を成就させる行。難得行ともいう。
29善法行(ぜんぽうぎょう)
力波羅蜜を修行し、円融の徳相が十方諸仏の軌則を成じ、十種の身となって一切の衆生を利益する行。
30真実行(しんじつぎょう)
智慧波羅蜜を修行し、諸仏の真実の教えを学び、前の円融の徳相がすべて清浄無漏にして、一真無為の性が本来は恒常なるを観じ、衆生を済度する行。
④十廻向(じゅうえこう)
菩薩が修行すべき五十二段階の第三十一位から第四十位までをさす。自分が修めた功徳をひろく衆生に回し向けること。
十行の上位にあたり十地の下位にあたる。十行を終わって更に今迄に修した自利・利他のあらゆる行を、一切衆生の為に廻施すると共に、この功徳を以って仏果に振り向けて、悟境に到達せんとする位。上位から、入法界無量廻向・無縛無著解脱廻向・真如相廻向・等心随順一切衆生廻向・随順一切堅固善根廻向・無尽功徳蔵廻向・至一切処廻向・等一切諸仏廻向・不壊廻向・救護一切衆生離衆生相廻向の10の位階がある。
31救護一切衆生離衆生相廻向(くごいっさいしゅじょう・りしゅじょうそう・えこう)
十廻向の初地・始位。一切衆生を救護しながら、しかも衆生を救護する執着を離れる菩薩。
32不壊廻向(ふえ・えこう)
三宝において不壊の信心を得て、この善根を以って廻向を成する菩薩。
33等一切諸仏廻向(とういっさい・しょぶつ・えこう)
三世(過去現在未来)の諸仏の所作を学し、その通りに衆生を廻向する菩薩。
34至一切処廻向(しいっさいしょ・えこう)
善根を修し、その善根の功徳の力を一切処に至らしめ廻向する菩薩。
35無尽功徳蔵廻向(むじんくどくぞう・えこう)
一切の善根を廻向して、この廻向によって十種の無尽功徳の蔵を得て、一切の仏刹を荘厳する菩薩。
36随順一切堅固善根廻向(じゅうじゅん・いっさいけんご・ぜんこん・えこう)
入一切平等善根廻向ともいう。一切の施行を説き、清浄の布施を詳説し回向する菩薩。
37等心随順一切衆生廻向(とうしんずいじゅん・いっさいしゅじょう・えこう)
無量の善根を修習し、衆生のために無上の福田となり、衆生を清浄ならしめ廻向する菩薩。
38真如相廻向(しんにょそう・えこう)
修するところの善根を真如に合わせて廻向を完成する。真如相に如(かな)うて真如の如く廻向の行を修する菩薩。
39無縛無著解脱廻向(むばく・むじゃく・げだつ・えこう)
一切の善根を軽んぜず、相に縛せられず、見に執着しない解脱の心を以って善根を回向する菩薩。
40入法界無量廻向(にゅうほうかい・むりょう・えこう)
法界に等しい無量の仏を見(まみ)えて、無量の衆生を調伏し、この善根を以って一切の衆生に廻向する菩薩。
⑤十地(じゅうじ)
菩薩が修行すべき五十二段階の第四十一位から第五十位までを十地という。
歓喜地・離垢地・発光地・焔慧地・難勝地・現前地・遠行地・不動地・善慧地・法雲地の十段階このうち、第七地と第八地以降との区別について、聖徳太子は独自な解釈を施している。
仏智を生成し、よく住持して動かず、あらゆる衆生を荷負し教化利益する様子が、大地が万物を載せ、これを潤益(にょうやく)することに似ているから地(梵:
Bhūmi)と名づく。
41歓喜地(かんぎじ)
菩薩が既に初阿僧祇劫の行を満足して、聖性を得て見惑を破し、二空の理を証し大いに歓喜する位。仏法を信じ、一切衆生を救済しようとの立願を起こし、ついには自らも仏になるという希望を持ち歓んで修行する。
42離垢地(りくじ)
戒波羅蜜を成就して修惑を断じ、毀犯の垢を除き清浄ならしめる位。十の善を行い、心の垢を離れる。
43発光地(はっこうじ)
忍辱波羅蜜を成就して修惑を断じ、諦察法忍を得て智慧を顕発する位。精進の結果、その功徳として光を放ち十種の法明門を行う。
44焔光地(えんこうじ)
焔慧地ともいい、精進波羅蜜を成就して修惑を断じ、智慧を熾盛に光らしめる位。個々の物に対する執着心を離れ、その功徳として四方を照らす。
45難勝地(なんしょうじ)
極難勝地ともいい、禅定波羅蜜を成就して修惑を断じ、真俗二智の行相互いに違異なるを和合せしめる位。四諦の法門の外に大乗の法門を学び、利他行に取り組む。
46現前地(げんぜんじ)
般若波羅蜜を成就して修惑を断じ、最勝智慧を発し染浄の差別なきを現前せしめる位。不退転の位で決して後戻りせず、必ず仏になる確信を得る。
47遠行地(おんぎょうじ)
方便波羅蜜を成就して修惑を断じ、大慈悲心を発し二乗の自度を遠離する位。十十無尽の境地に入る。この位は第二阿僧祇劫の行を終えたとする。
48不動地(ふどうじ)
願波羅蜜を成就して修惑を断じ、無相観を作(な)し、任運無功用に相続する位。大慈大悲の心を起す。
49善想地(ぜんそうじ)
力波羅蜜を成就して修惑を断じ、十力を具足し一切処において可度不可度を知り、よく説法する位。一切の修行を完成した大慈大悲の菩薩が、真理の世界から具体的な事実の世界に働きかけ個々差別の衆生を救済する。
50法雲地(ほううんじ)
智慧波羅蜜を成就して修惑を断じ、無辺の功徳を具足して無辺の功徳水を出生して虚空を大雲で覆い清浄の衆水を出だすためにいう。平等の原理と差別の人間とが一体となった、平等即差別、差別即平等の真如の世界。
⑥等覚(とうかく)正しい悟りを得た位 五十一位
等覚、等覺(とうかく、とうがく)とは、菩薩が修行して到達する階位(菩薩五十二位)の52位の中、下位から51番目に位置する菩薩の極位をいう。その智徳が略万徳円満の仏である妙覚とほぼ等しく、一如になったという意味で等覚という。
三祇百劫の修行を満足し、まさに妙覚の果実を得ようとする位。一生補処、有上士、金剛心の位といわれる。
⑦妙覚(みょうかく)迷いを滅し尽くし、智慧がまどかにそなわった位 五十二位
妙覚(みょうかく)とは、 真の悟り、微妙(みみょう)・深遠な悟りのこと。また、仏の無上の悟りのこと。
菩薩の五十二位・四十二地の最上位で、菩薩が修行して到達する最後の階位のこと。妙覚の位に達した菩薩は、煩悩を断じ尽くし、智慧を完成させるとされる。しばしば、仏の位と同一視される。
ちなみに、聖徳太子が愛した大乗経典に維摩経・勝鬘経・法華経の三つがあり、そのお経のそれぞれに解説を加えていますが、『勝鬘経(しょうまんぎょう)』の主人公であるシュリ―マーラーは、47位の遠行地(おんぎょうじ)悟りを得ているといわれており、『維摩経(ゆいまきょう)』の主人公であるヴィマラキールティは、如来でありながら、衆生教化のため、48位の不動地といわれる菩薩に和光同塵させて、仏の教えを説いているとされています。
ちなみに文殊菩薩は51位の等覚の悟りを得ているともいわれています。このように、菩薩の修業を始めた第1位の願心(がんしん)から52位の妙覚までは気が遠くなるような精進が必要であるとされています。さて、私たちは一体今、どのレベルの菩薩でしょうか。
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いま一度、真理の言葉『正心法語』の内容を振り返れば、『正心法語』は大宇宙からはじまり、「光」の創造によって、仏国土ユートピア建設を成就すべく、菩薩の誓願にて終えています。
救世活動の主人公は何と言っても「菩薩」です。菩薩の最高の自己実現とは、神仏の御手足としての仕事をなすことです。仏は、この地上に仏国土を建設することを願われています。
その道のり無限であり、永遠に続く精進の道です。この道のりを共に主への純粋な信仰と共に、主の御教えと共に、皆様と共に歩んでまいりましょう。
私たちの主にして、親である根本仏の夢が、私たちの夢です。その意味においても私たちは一体であり、根本仏とも一体です。
主の御手足となり救済の仏の助力者としての使命を共に果たしてまいりましょう。
地球で魂の修業をしているすべての霊に対して共通する一番大事な教えが「真理の言葉『正心法語』」にて説かれています。九次元意識で説かれて言葉であるので、この地上にあるどの言葉よりも一番尊い波動を持っています。これが仏と私たち仏子である仏弟子との魂の絆であり、母と子をつなぐ紐帯ともいえる経文です。
私たちサンガ・幸福の科学の活動は多岐にわたっていますが、あらゆる活動の力の源泉は「仏説・正心法語」から生まれています。だから、この経文を毎日、読誦することを繰り返すことで、私たちは主より法力という名の力を授かることができるようになります。
また、これは経典を読むときに共通する心掛けですが、たとえば維摩経という大乗経典には、
『仏は一つの音声で法を演説されるが、衆生は、その悟りの段階に応じて、おのおの理解することができる。そうして仏はみなと同じ言葉で話されたと彼らは思うのです。これは仏のみ特有の神力であります。
仏は一つの音声で法を演説されるが、衆生はおのおの理解したところに従い、あまねく受け行うことができて、その利を得るのです。これは仏のみ特有の神力であります。
仏は一つの音声で法を演説されるが、聞く人はあるいは恐れ、あるいは歓喜し、あるいは厭離を生じ、あるいは疑いを断じます。これは仏にのみ特有の神力であります』
とあり、同じ説法を聴いても、弟子の受け取りは、弟子の実力に応じて千差万別であることが明らかにされています。ですから、こうした経文は繰り返し、読み込むことによって、仏の御心を深く受け取ることが必要となります。決して一回読むだけで理解できるものではありません。
「仏説・正心法語」は毎日、必ず読むことで、仏との縁を結びながら、仏の光をいただきましょう。そして光の力を愛の力に変えて、私たち仏弟子の使命を果たしてまいりましょう。
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。
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◆「天御祖神 感謝報恩植福」について
・この度、日本文明の祖にして、武士道の源流にあたる天御祖神が日本に降臨され、いまもなお、霊的にご指導を賜っていることへの感謝を捧げるために、箱根強羅の地に天御祖神を讃える「天御祖神記念館」を建立させていただくこととなりました。
・本植福を通じて、天御祖神への感謝を深めていくとともに、武士道精神を復活させ、神国・日本としての誇りを取り戻していくことで、この日本の地を主エル・カンターレの教えを発信するにふさわしい地としていくことを誓ってまいります。
日本神道の屋台骨である高天原が、日本人の不信仰と愛国心の欠落により、崩れてしまっている今、私達伊勢支部信者が先頭となって、日本神道の屋台骨を支え、日本国の誇りを取り戻すべく先頭に立たなければならないのではないでしょうか。伊勢支部としては、「天御祖神記念館」建立事業を全力で応援致します。私たちの信仰心をここに結集して参りましょう。
・「天御祖神感謝報恩植福」(2022/1/1~)は、天御祖神の日本への御降臨と、いまもなおご指導を賜っていることへの感謝を捧げ、報恩への誓いを固める植福として、1
口 10 万円からお受けいたします。
・本植福に参加された方には、「『天御祖神
感謝報恩の誓い』奉納書」を拝殿の基壇部分に御奉納させていただき、大きな貢献をされた方につきましては、記念碑建立時に銘板をもうけ、そのお名前を記名し、顕彰させていただきます。
・私は二〇一五年ぐらいから公開しておりますけれども、実は日本文明というのは、今から三万年ほど前に、天御祖神という方が、今の富士山があるところの近くに、宇宙より降臨したところから、始まっているということを、何冊かの本で説いております。(略)
(天御祖神の)教えの中心は、今も片鱗としては伝わっています。一つ、言わなければならないことは、「神の子、仏の子としての人間」として生きるということは、「正しく生きる」ということであるということですね。これが大事な柱でした。(「地球を包む愛」)
・「天御祖神の教え」とは何でしょうか。(略)おそらくは、「鍛錬ということの大切さ」や、「自分を鍛えて力強くあることの重要さ」というものも教えていたのではないかと思います。
(『現代の武士道』)
・葬られているのは、今で言うと、強羅温泉の近くです。
(「超古代リーディング―天御祖神と日本文明のはじまり―」)
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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史
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