〇大乗仏教の中心は六波羅蜜多―③羼提波羅蜜多(せんだいはらみた)
釈迦の教えの四番目の柱は、利自即利他の教えです。これは、いわゆる六つの完成といわれる六波羅蜜多(サス・パーラミター)の思想です。波羅蜜(パーラミター)とは、内在する叡智という意味であり、多とは、その叡智があふれ出てくるさまをいいます。
三 羼提波羅蜜多(せんだいはらみた・クサーンティ・パーラミター)
これは、耐え忍びの完成とも言われ、いわゆる忍辱のことです。他人の不調和な言動や怒りの思いに自分も同調して、怒り始めたら、修行者としては失格だと言わなくてはなません。たとえ他人に原因があるとしても、修行者としては失格だと言わなくてはなりません。たとえ他人に原因があるとしても、その毒を食らってしまえば、その人もまた、心は地獄に通じてしまうのです。しかし、心動ぜずに、聞き流していれば、悪口や嫉妬や怒りは、やがてそれを発した本人に返ってゆきます。これを作用・反作用の法則ともいいます。
【大川隆法『黄金の法』より抜粋】
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○羼提波羅蜜多(せんだいはらみた)
羼提波羅蜜多は、別名「耐え忍びの完成」ともいわれます。布施、持戒ときて、次に「耐え忍びの徳」が説かれているのです。
釈迦の人生を振り返って見たとき、ここにも一つの特徴があるように感じられます。長い年月をかけて、みずからの心を開拓し、魂を向上させていくためには、どうしても「耐え忍び」ということが必要です。それゆえ、修行者の大切な徳目として、羼提波羅蜜多が与えられているのです。
考えてみれば、地上に生きている人間焦りは、ほとんどが忍耐力のなさに起因しています。そして、その焦りが結果的にイライラを呼び、心を波立たせ、他人との不調和へと続いていきます。
人生に勝利していくためには、耐え忍ぶことがどれほど大切であるかを知ったとき、人間は一段高いところにいる自分を知るに至るのです。
【大川隆法『釈迦の本心』第三章「六波羅蜜多の思想」から抜粋】
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こんばんは。主から頂いた奇跡の一日も残りわずかとなりました。
皆様と共に、一日の終わりに「主への感謝」と「復活の祈り」を捧げます。
三宝帰依を寄る辺として、主エル・カンターレへ信仰を貫くために、一日の始まりを希望と共に祈りで始めて、日中は主のため、世のため、隣人を救うために私たちは働きました。本日もお疲れ様でございます。
引き続き、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。
そして一日を感謝と反省で締めくくるために、常に主の御言葉と共にありましょう。
今日の一日を振り返りつつ、教典『真説・八正道』を振り返ります。
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第9章 正定
2反省は呼吸法から
○呼吸を整えることで、心が平らかになり、光が入ってくる
具体的に言えば、まず「呼吸」から入るのが普通です。呼吸を整えることによって、心の波立ち、苛立ちが収まってくるのです。
これは、悪霊の対策としてもまったく同じことが言えます。「悪霊が来たときに、どうしたらよいか」ということですが、よく効くのが「呼吸法」です。大きく空気を吸い込み、呼吸をしばらく続けると、心の苛立ちがなくなり、心が平らかになっていきます。また、呼吸をしているうちに、光が入ってきます。こういう不思議な現象が出てくるのです。
「怒る前に呼吸をする」という話もあります。カーッと怒る前に、一呼吸すると、怒りが収まってしまいます。そうではないでしょうか。手を振り上げたときに、「はい、深呼吸」と言われて深呼吸をしたら、やはり怒りが出なくなります。こういう不思議な現象があり、これも一つの慈悲と考える必要があります。呼吸によって心を整える方法が与えられているのです。
そして、この呼吸には、単に心を整えるというだけではなく、もっと積極的な意味合いがあります。それは、「呼吸によって心を整えることが、天上界へと心の針を向けていくための、一つの誘導、誘因になっている」いうことです。
○考えがまとまらないとは、呼吸を下まで下ろしてみる
みなさんのなかには、反省ができない人、考えがまとまらない人もいるでしょうが、そうした人は、おそらく呼吸が喉から肺のあたりで出たり入ったりしているだろうと思います。これをスーッとお腹のほうまで下ろしてくることによって、いろいろなことを考えられるようになるのです。
ですから、反省ができないとき、呼吸をグーッと下まで下ろしてみることです。息を深く吸い込み、そういうことを繰り返していくと、雑念がボロッと取れていきます。
反省ができないとき、もちろん、頭に悪霊が憑いている場合もありますが、悪霊でなくても、一日中、いろいろなことで頭が回っているときには、頭の周りに、泡のようにプチプチと雑念が出ています。それが薄い膜のようなものをつくっているので、これを取らないと駄目なのです。頭の周りからブクブクと出ているので、これを取る必要があります。そのために、呼吸法は非常に有効な方法の一つなのです。
呼吸をすることによって、血液の循環への影響があり、酸素量が増えます。肉体的に言えば、酸素の摂取量が増えることによって、体が活性化し、頭がしっかりとしてくるのです。またね新鮮な空気を吸うことによって、同じく頭がしっかりすることもあります。外的条件でありますが、そういうものを整える必要があるのです。
3 天上界の光を受ける
呼吸法による精神統一の深さは、実は、「どの次元まで意識を通じさせるか」ということと極めて関係があります。
そして、精神統一の上手な人は、ごく短時間の呼吸法によって、心の統一を果たしていきます。目に見えて落ち着いてくるのです。かなり瞑想が上手になってくると、二呼吸か三呼吸ぐらいで完全に雑念を切れるようになっていきます。できれば、こういうことを目指していただきたいと思います。
ただ、呼吸法だけでは、精神統一ができない場合もあります。それは、肉体疲労が極端な場合です。極端に肉体疲労をしている場合は、呼吸法だけでは駄目になってきます。ある程度の肉体疲労であれば、呼吸をしているうちにだんだんとしっかりしてきますが、極度の肉体疲労の場合には、やや無理になってきます。そういうときには、とりあえず、体を休める必要があります。まだ体を休め、そのあとで、呼吸法によって精神統一を図っていくのがよいのです。
「精神統一をした結果はどうなるか」ということですが、「天上界からの光を受けられるようになる」ということです。これははっきりしています。心が統一されたとき、光が入るのです。この光を受けることによってどうなるかをというと、その人自身の人格がカッと明るくなります。
みなさんは、青ざめた顔をしている人や、不健康そうな顔をしている人と話をしているうちに、その人の顔がポッと赤くなるのを見たことがないでしょうか。私はたびたびそういうことを経験していますが、その瞬間に光がバーンと入っているのです。心のなかの悩み事が解け、心が明るい方向に向いて、苛立ちや波立ちが止まったのです。そして、守護霊などが合図を送ってきているのです。そういうときには、パッと顔が明るくなります。「ルンルン気分」と言ったら言い過ぎでしょうが、そういう気分に近づいていきます。
【大川隆法『真説・八正道』第九章「正定」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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◆「天御祖神 感謝報恩植福」について
・この度、日本文明の祖にして、武士道の源流にあたる天御祖神が日本に降臨され、いまもなお、霊的にご指導を賜っていることへの感謝を捧げるために、箱根強羅の地に天御祖神を讃える「天御祖神記念館」を建立させていただくこととなりました。
・本植福を通じて、天御祖神への感謝を深めていくとともに、武士道精神を復活させ、神国・日本としての誇りを取り戻していくことで、この日本の地を主エル・カンターレの教えを発信するにふさわしい地としていくことを誓ってまいります。
日本神道の屋台骨である高天原が、日本人の不信仰と愛国心の欠落により、崩れてしまっている今、私達伊勢支部信者が先頭となって、日本神道の屋台骨を支え、日本国の誇りを取り戻すべく先頭に立たなければならないのではないでしょうか。伊勢支部としては、「天御祖神記念館」建立事業を全力で応援致します。私たちの信仰心をここに結集して参りましょう。
・「天御祖神感謝報恩植福」(2022/1/1~)は、天御祖神の日本への御降臨と、いまもなおご指導を賜っていることへの感謝を捧げ、報恩への誓いを固める植福です。
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・私は二〇一五年ぐらいから公開しておりますけれども、実は日本文明というのは、今から三万年ほど前に、天御祖神という方が、今の富士山があるところの近くに、宇宙より降臨したところから、始まっているということを、何冊かの本で説いております。(略)
(天御祖神の)教えの中心は、今も片鱗としては伝わっています。一つ、言わなければならないことは、「神の子、仏の子としての人間」として生きるということは、「正しく生きる」ということであるということですね。これが大事な柱でした。(「地球を包む愛」)
・「天御祖神の教え」とは何でしょうか。(略)おそらくは、「鍛錬ということの大切さ」や、「自分を鍛えて力強くあることの重要さ」というものも教えていたのではないかと思います。
(『現代の武士道』)
・葬られているのは、今で言うと、強羅温泉の近くです。
(「超古代リーディング―天御祖神と日本文明のはじまり―」)
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100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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文責:蒲原宏史
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