(7/3-1)184『正義の言葉「仏説・降魔経」について考える ①悪魔との対決―「魂の自由」こそが神から宿された最大の幸福

正義の言葉『仏説・降魔教』

31 ひび割れた真珠には値打ちがない。しかし、あなたは、フェイクの真珠がそんなに美しく見えるのか。

【大川隆法 箴言集『人格への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

7月7日は主の御生誕日です。7月7日13時より、別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館より中継します。当日の本会場の別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館に全国・海外支部の代表者が参集し、全国・海外の中継会場を結んで、主への御生誕への感謝と「復活の祈り」を捧げる最大の式典とさせていただきます。7/7(日)~7/15(月・祝)まで、「御生誕祭」を開催致します。

7/14(日)は、津支部にて御生誕祭期間の後半における信仰心の結集の機会として、「『地球を包む愛』セミナー」を開催し、全国・海外の主要な精舎・支部にて、導師団を結成し、一同にて御生誕祭版「復活の祈り」を捧げると共に、「主の願われる夢の実現」に向けて救世運動を前進させ、全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てる誓いを捧げてまいります。

御生誕祭に合わせて発刊予定の『地球を包む愛』ならびに、楽曲CD「天御祖神の夢/天御祖神の降臨―Renewal 
ver.」を通して、すべての人の心を救済されようとしている主の大いなる愛を学び取り、エル・カンターレ信仰を深めると共に、天御祖神様の御名を全国・全世界に伝える決意を固めます。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

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さて、ここからは、主の御教えを世界へと広げるために、教典『大川隆法 
東京ドーム講演集』から第1章の「信仰の勝利」を共に振り返ってまいります。主におかれましては、一九九五年七月十五日に、東京ドーム第一回大講演にて「エル・カンターレ宣言」をなされました。この聖なる日を魂のなかに刻印して、主とともに全人類救済の旅立ちの一里塚を私たち仏弟子は超えてきました。信仰の名の下に勝利以外の結果はないことを全世界に知らしめた主の救世の獅子吼です。経典をお持ちでない方は、支部や精舎、全国の書店でお求めください。仏弟子必携の一書です。【税抜き1800円】
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■信仰の勝利
○「魂の自由」こそが神から宿された最大の幸福

ああ、それなのに、この世に生れ落ちて数十年、

いったいいかなる人生を、あなたがたは歩んできたであろうか。
それが、神仏の子としての正しい生き方であったか。
真実に、心に誓って、あなたがたのその数十年の人生は、
神の光、わが内に宿りたるとして、恥ずることなきものであったか。

ああ、けれども、今、あなたがたが未熟であることを、私は責めはしない。
未熟ということは、限りない発展の可能性を有しているということでもある。
なれども、その発展の可能性を可能性で終わらせてしまったとするならば、
その罪は誰にある。
それ罪は誰にある。
あなたがた一人ひとり以外にも、何人にも、その罪はありはしない。
あなたがたが、神と同じ力をその本質において有しているということは、
あなたがた一人ひとりが、
己の全人生のすべての責任を負うということでもあるのだ。
すべての責任を負うということは、人生の途上において、
あなたがた一人びとりに巡りきたるところの、その選択は、
あなたがた一人びとりが、己の決定でもって下したということなのだ。
これが、魂の自由である。
この魂の自由こそが、あなたがたのなかに宿されたる最大の幸福であるのだ。

あなたがたのなかで、
言葉にて、理屈にて、神を否定せんとする者は、
「神がそのように完全無欠であり、われらもまた神の子であるならば、
何ゆえに人は愛を犯すか、何ゆえに人に悲しみがあるか、苦しみがあるか」
―そう問う者もある。
しかし、そのような疑問は、
あなたがた一人びとりが不完全な人生を生きることの、
何らの罪滅ぼしの証明、証拠にはなりはしない。
あくまでも、その自由は完全であるからこそ、
すべての可能性のなかで選び取ることができるのだ。

悲しみもあることを知って、悦びを得た者は、最大の幸福を手にしたのだ。
苦しみがあることを知りながら、
その苦しみを突き抜けて、栄光を手にした者には、
不幸は忍び寄る隙がない。
そう、あなたがたは、ほんとうの意味における自由ということが、
己の魂の主人公であるという名の自由が、
いかばかりの幸福であるかということを知りなさい。

さすれば、
あなたがたが忌み嫌うところの地獄という世界であっても、
その地獄の底を支えたる神の愛の手があることを知るであろう。
支えているのだ。
数十億の人が苦しんでいる、その地獄の底をも、神は支えているのだ。
抱きとめているのだ。
その事実を知らなければならない。
その苦しみが最大の幸福となる日を夢見て、
抱きかかえている存在があるということを忘れてはならない。

【大川隆法『大川隆法 東京ドーム講演集』第1章「信仰の勝利」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第七番目、最後の経文である『仏説・降魔経』についてです。

『正義の言葉「仏説・降魔経」』は、『仏説・正心法語』の最後を飾るお経であり、今までにない経文だと言われています。悪魔との対決についても、「幸福の科学」の基本教義として、明確に根本経典の中に入っています。それでは、引き続き経典『仏陀の証明』より主の御解説をご紹介いたします。

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●悪魔が勧めた伝統的宗教修行
このお経の解説に先立ち、仏典のほうから、降魔についての話をしてみたいと思います。

釈尊は、カピラヴァスツ(カピラ城)を出て、六年とも七年ともいわれる修行をしました。

釈尊は最初、アーラーラ・カーラーマやウッダカ・ラーマプッタ等のところで、禅定をしてみました。しかし、釈尊は短期間でそこを離れました。なぜかといえば、禅定はよいとしても、要するに、そこには法的な思想が何もなかったからです。教学にあたるものが何もなく、「単に無念無想的な修行だけをしていても進歩はない」と釈尊は見抜いたのです。

釈尊はアーラーラ・カーラーマやラーマプッタの境地に、早々と達してしまいましたから、「ここに残って、教団を一緒にやらないか」と言われたのですが、その誘いを断り、そこを出て山林修行者の仲間に入ったのです。

当時、インドには、こうした自由修行者が非常に数多くいました。バラモンという伝統的な僧侶階級は、『ヴェーダ』という聖典を中心とした学習と、いろいろな祀りをしていましたが、そうではない階級の人たちが、山林で自由修行をしていたのです。

当時は、社会がかなり変わっていこうとしている時代でした。古い伝統的なものが崩れ、貨幣経済もそうとう発展してきており、それまでの階級秩序がかなり変わってきつつありました。

四姓制度からいえば、一番上はバラモンという僧侶階級だったのですが、実際には第二階級であるシャクトリア、すなわち王康・貴族である武士階級のほうが力を持っていました。シャクトリアは、年貢、税金を集めて、実際に政治を行っていますから、シャクトリアのほうが実際には権力を持っていたのです。

さらに、シャクトリアの下に、ヴァイシャという商人階級があります。この階層は、貨幣経済の進展とともに非常に興隆して、豊かになってきていました。ヴァイシャはその豊かな経済力をもとにして、いろいろな宗教を庇護するような仕事もかなりやっていました。

それから、その下にシュードラという奴隷階級もいました。さらにその下に、「アンタッチャブル」と言われるような人たち(チャンダーラという不可触賤民)もいました。

名前と職業が、ある程度確定している人に限って、いま述べた階層で釈迦教団を分類すると、数の一番多かったのがバラモンなのです。僧侶階級が結構多いのです。シャクトリアである釈迦が起こした宗教であるにもかかわらず、僧侶階級がかなり入っています。ですから、日本でいえば、日本神道や伝統的な仏教といった伝統的な教学に関わっていた人たちがそれを投げ捨てて、釈迦教団に出家してきているのです。

もちろん、釈尊がシャクトリアであったことも反映して、武士階級の人もかなり入ってきていますし、ヴァイシャという富裕な商人階級からもかなりの出家者を出しています。

ですから、釈迦教団の構成人員そのものは、現代で言うと、「中流の上」以上の階層が中心勢力であったことは間違いありません。「中の上」以上の階層が主力です。もちろん、シュードラ等の人も受け入れていましたし、教団内では差別は何もありませんでした。ただ、インテリ階級に近い層、あるいは新興の商業階級の人々がかなり来ていたということは、知っておいてよいと思います。

そのような教団構成員を背景にして、釈迦は法を説いていたのです。

さて、釈迦の成道の少し前ぐらいのことですが、釈迦がナイランジャナー(ネーランジャラー)河のほとりで禅定をしていると、悪魔が現れました。その時の悪魔の名前は、経典にはナムチという名前で出ています。これはバラモンの古い経典である『ヴェーダ』によく出てくる悪魔です。のちには、マーラ・パーピヤス(パーピマン)という名前の悪魔が経典によく出てくるのですが、最初に現れた悪魔は、ナムチという名前で遺っています。

そのナムチが釈迦に対して勧めたのは、「あなたのような修行をしていたら、千に一つも生命はない。生命がなくなってしまうから、そうした修行はもうやめなさい」ということでした。そして、その悪魔は、バラモンの伝統的な宗教修行をすすめました。それは、清らかな生活をし、衣食住もきっちりし、『ヴェーダ』を学習して、聖火をもって火祭りをすることなのです。この火祭りをホーマといいます。これは現在、「護摩焚き」として、仏教のなかにも一部入っていますが、火を焚くことをしていたのは、もともとはバラモン教の宗教のほうです。そうした修行をすることを悪魔は勧めました。
(次回につづく)

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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悪魔が、新しい教えや宗教が広がることを恐れて、古い信仰形態や、形骸化して真理が説かれていない伝統的儀式に、縛り付けようとするところが大変印象的でした。

魔の障害は、いつもこの世的な名誉欲や、実生活のところの安定性などの現世利益によって、信仰者の精進を常に妨げようとしているところに、現代においても存在しています。

伝統的な風習に教団の運営が縛り付けになれば、新しい活動や運動を展開することができなくなります。これは、2000年前のイエス様の時代にもありました。モーセの教えを例外なく守ること、あくまでも地上のみの救済を願い、それを教えるユダヤ教のラビやパリサイ派の立法学者と、あくまでも、天なる父への信仰をもとに、心の王国である天国の王国を地に広げて、隣人を救い助けるために教えを説いた救世主たるイエス様と価値観のぶつかりがありました。悪魔も、当時イエス様を試し、悪魔との戦いにイエス様は勝利しています。また、現代におけるイスラム教も、古い風習に縛られてしまい、本来のアッラーの教えが正しく反映されていない現状があります。

また、日本神道においても、根本仏であるエル・カンターレの教えに日本の民族神が帰依できるかどうかが今問われています。日本民族の始祖にして、日本の神々の頂点に天御祖神がいるという事実を日本の土着の神々が受け入れられるかが現在進行形で問われているのです。

このように、正しい信仰へと至る道を、悪魔や、民族神がそれを阻むことが、今も昔もありえるということを学ぶことができました。主エル・カンターレへの純粋な信仰を貫くために、魔との戦い、己心の魔との戦いに私たちも勝利しなければなりません。

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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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