(6/16-1)167『解脱の言葉「仏説・八正道」』を読む ⑲正定―深き禅定から解脱へ―【未来への選択】智慧を得て、苦しみに打ち勝つ

『解脱の言葉「仏説・八正道」』

15 魅力とは、化(ば)けることではなく、人格からにじみ出す光である。

【大川隆法 箴言集『人格への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

7月7日は主の御生誕日です。7月7日13時より、別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館より中継します。当日の本会場の別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館に全国・海外支部の代表者が参集し、全国・海外の中継会場を結んで、主への御生誕への感謝と「復活の祈り」を捧げる最大の式典とさせていただきます。7/7(日)~7/15(月・祝)まで、「御生誕祭」を開催致します。

7/14(日)は、津支部にて御生誕祭期間の後半における信仰心の結集の機会として、「『地球を包む愛』セミナー」を開催し、全国・海外の主要な精舎・支部にて、導師団を結成し、一同にて御生誕祭版「復活の祈り」を捧げると共に、「主の願われる夢の実現」に向けて救世運動を前進させ、全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てる誓いを捧げてまいります。

御生誕祭に合わせて発刊予定の『地球を包む愛』ならびに、楽曲CD「天御祖神の夢/天御祖神の降臨―Renewal 
ver.」を通して、すべての人の心を救済されようとしている主の大いなる愛を学び取り、エル・カンターレ信仰を深めると共に、天御祖神様の御名を全国・全世界に伝える決意を固めます。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

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さて、ここからは、主の御教えを世界へと広げるために、教典『大川隆法 
東京ドーム講演集』から第10章の「未来への選択」を共に振り返ってまいります。主におかれましては、一九九五年に、未来は、仏教の縁起の理法の寄る辺に従い、私たちの心と行動を変えることによって、世界を変えることができること。宗教は公器であり、正しい宗教である「幸福の科学」の教えが世界に広がることによって、人類は真なる幸福を得ることができることを、全世界に伝えるべく、獅子吼されました。経典をお持ちでない方は、支部や精舎、全国の書店でお求めください。仏弟子必携の一書です。【税抜き1800円】
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■未来への選択
1智慧を得て、苦しみに打ち勝つ
○仏教として正統であるかを見分けるための「三つの教えの旗印」

今年(※1995年当時)、幸福の科学は、年初から、「宗教選択の時代である」と宣言し、さまざまな活動を行ってきました。

その結果、まだ完全なかたちではありませんが、私の言っているとおり、「宗教には、正しいものと、そうでないものとがある」ということが、国民に広く知られてきたように感じられます。

なかでも、仏教系の二つの教団に関して、非常に大きな話題になったことも、まだ、みなさんの記憶に新しいところかと考えます。先に問題になった教団は、小乗仏教的問題をはらんでおり、後に問題になった教団では、大乗仏教的側面を持つ問題が出てきたように感じられます。

そこで、宗教全般というよりも、むしろ仏教に限ってみて、「いなかる教えが仏教として正統なのか。そして、いかなる教えが、あるいは行動が、異端であるのか」ということを考えてみたいと思います。

釈迦仏教の根本は、「三つの教えの旗印(はたじるし)」によって明確にされています。これを「三法印(さんぽういん)」といい、この三つの印(しるし)を見れば、それは仏教であるということが確認されます。

その第一は「諸行無常・しょぎょうむじょう」という教えです。第二は「諸法無我・しょうほうむが」という考えです。第三は「涅槃寂静・ねはんじゃくじょう」という教えです。

この三つを備えていなければ、仏教ではありません。少なくとも、釈迦の教えた仏教ではありません。

【大川隆法『大川隆法 東京ドーム講演集』第10章「未来への選択」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第五の経文である『解脱の言葉「仏説・八正道」』についてです。

『解脱の言葉「仏説・八正道」』は、その名の通り、解脱に到るための道です。毎日読誦することで、心の浄化を図ることができます。禅定とは、本来、心静かに座禅して八正道を実習することであると教えていただいています。毎日、短い時間でも構いませんから、心静かに自分の心を見つめる時間をとってまいりましょう。

『解脱の言葉「仏説・八正道」』はこのように終わります。
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そして 第八に 『正定』なり
正見から
正念までを 振り返り
深き禅定に はいるなり
禅定 しだいに 完成し
この世の 一切の 束縛から
解き放たれた 魂は
自由自在の 境地なり
自由は 解脱の 心なり
平和は 涅槃の 境地なり
かくて 
八正道を 究めては
迷界より
悟界に渡す
船となせ
仏陀の 悟りを 船となし
彼岸に 向けて 進むべし

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正定というのは独立してあるのではなく、最初の正見から七番目の正念までの全部が、実は正定に入るためのプロセス(過程)であり、準備作業なのです。これらをプロセスとして順番にやっていくうちに、だんだん深い禅定に入っていきます。

そして、禅定が深まってくると、魂は自由自在の境地に入ってきます。・・・

「解脱」というのは、要するに、縛られた体から自由になって、「大力量人」になることです。(※大力量人とは「修行によって勝れた力を発揮できるような人」『無門関』第二十則より出典)つまり、家庭や職場の人間関係などで、がんじがらめになった物質世界において、いろいろな規則やしがらみに縛られて、どうにもならないものを、バサッと切って、自由自在の境地になるのが、「解脱」なのです。

そして、その結果として現われてくる平和の境地、天国的な境地―それが「涅槃」なのです。

みなさんは、自分自身を振り返ってみても、いろいろなことで束縛されているはずです。いろいろな苦しみに束縛されていて、それは鉄の鎖のようだと思います。あるいは、船の錨(いかり)のような重さだと思います。

これを断ち切っていって、自由自在にならなければいけません。どのような身上であっても、どのような立場にあっても、自由自在に生ききる気持ち―そうした修行の心が大事なのです。

そうすれば、人生のいたるところで天国になります。「どの立場にあっても、それは、多くの人々を幸福にする仕事ができる立場なのだ。どこででも自分は磨けるのだ」―そう思っていると、幸福な毎日になります。・・・

『かくて 
八正道を 究めては
迷界より
悟界に渡す
船となせ
仏陀の 悟りを 船となし
彼岸に 向けて 進むべし』

迷いの世界から悟りの世界へ渡す舟としなさい、あります。・・・

この世は此岸(しがん)、あの世は彼岸(ひがん)です。やがて、あの世の実相世界に向けて、三途の川を必ず渡らなくてはいけないわけですから、来るべき日を期して、常に悟りを深めて、迷界から悟界に渡ろうと思わなければいけません。

毎日、この八正道を行ずることによって、あの世に行ってから困ることは、まずないでしょう。そうした修行だということです。

日々、この八正道を実践してください。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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つづいて、経典「八正道の心」より抜粋をご紹介いたします。
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〇八正道の第八―「正定」
八正道の最後は「正定」です。
八正道は、最初の正見から論理的にどっとつながってきて、最後に正定が来るのです。

定については、またいろいろと教えることもたくさんあるのですが、基本的には、まず「心の平静」というものをつかむことが大事です。「平静な心は、それ自体で価値があるものだ」ということを知らなければ、仏教の初歩が分かっていないのと同じです。

心が波立っているかいないか、心が穏やかであるかないか、この区別もつかないようでは話になりませんが、現実の会社生活などにおいては、「心は波立っていないか。心は穏やかであるか」というようなことは、話題にもならないでしょうし、そういう話をされても、何のことを言っているのか、さっぱり分からないかもしれません。

ただ、近年、脳波について、アルファ波というもがずいぶん話題になっています。脳波には
アルファ波やベータ波があり、ベータ波は、雑念がわき、心が乱れているときに出て、アルファ波は、心が非常に穏やかなときに出るとされています。

「瞑想をしている人の脳波を機械で測ると、アルファ波が検出される」ということが分かっています。座禅中の禅僧の脳波を測ると、やはりアルファ波が出ており、「正しく定に入っていることが科学的に立証された」と言われています。

このアルファ波の状態というか、穏やかな状態に入ると、前述した「貪・瞋・癡」の心が薄れてきて、平明(へいめい)な心になってきます。

それは、穏やかで澄んだ湖面に満月がきれいに映るような、そういう状態の心であると言ってよいでしょう。

湖の上で風が吹いて、湖面が波立っていたら、満月はきちんと映りませんが、湖面が鏡のように穏やかになっていたら、満月はくっきりと映ります。真理というものを満月にたとえるならば、「心が澄み切って穏やかな状態でないと、真理を映すことができない」ということです。

そういう澄みきった穏やかな心を取り戻すことによって、この世の雑波動から逃れることができ、天上界との心の交流が始まるのです。

【大川隆法 『八正道の心』より抜粋】
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八正道の最後の道が「正定」―正しい禅定―でしたが、正しい禅定をすることができるための準備段階として、「正見」「正思」「正語」「正業」「正命」「正精進」「正念」の七つの道があるとのことでした。「正定」がとても難しく感じるのは、「正見」から「正定」までの八つの段階がつながっていて、「正定」に至る七つの道、それぞれに個別の難しさと、深い学びが必要であるからです。

これは、考えてみればある意味当然のことで、2600年以上昔に、釈尊である仏陀が菩提樹の木の下で大悟―大いなる悟り―されたときに得た悟りが「四諦・八正道」です。この時に釈尊は、自らの過去世の記憶と、今世の自らの使命・天命の確信、そして自らの未来の姿を「三明」(さんみょう)によって得たといわれています。

お釈迦様の大悟の内容が、このようにまとめられているものを毎日拝読できること自体が、私たちにとっては奇跡ではないかと私は思っています。とても尊い教えのエッセンスですから、この地上に生命ある限り、ともに、大切に読誦して学びを進めたいと思います。理解は毎日読誦する中でついてくることも多々あります。毎日の実践が大切です。ともに頑張りましょう。

幸福の科学で教える「人生の問題集」の解き方の基本は、「四諦・八正道」の一言に尽きます。人生の諸問題を解決するプロセスには4つあります。それが「苦・集・滅・道」の四聖諦です。そこで示された解脱(滅諦)への道、つまり悟りへの道とは「八正道」による中道の道です。それが、「正見」「正思」「正語」「正業」「正命」「正精進」「正念」「正定」の八つからなる仏へ道です。「八正道」は主からいただく光―法力にバランスを与えてくれます。八正道こそが仏教の奥義にあたる修法です。修慧は、知識(聞慧)や、考えを深める(思慧)を習慣化すること(修慧)によって得られる法力です。繰り返し習慣化できるまで共に粘り強く頑張りましょう。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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TEL:0596-31-1777
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文責:蒲原宏史 

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