(6/14-1)165『解脱の言葉「仏説・八正道」』を読む ⑰正精進―倦まず弛まず常に努力すること―原因・結果の縁起は必ず完結する

『解脱の言葉「仏説・八正道」』

13 他人の目がないと、必ず悪さをする人は、調教前の動物と同じである。

【大川隆法 箴言集『人格への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

7月7日は主の御生誕日です。7月7日13時より、別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館より中継します。当日の本会場の別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館に全国・海外支部の代表者が参集し、全国・海外の中継会場を結んで、主への御生誕への感謝と「復活の祈り」を捧げる最大の式典とさせていただきます。7/7(日)~7/15(月・祝)まで、「御生誕祭」を開催致します。

7/14(日)は、津支部にて御生誕祭期間の後半における信仰心の結集の機会として、「『地球を包む愛』セミナー」を開催し、全国・海外の主要な精舎・支部にて、導師団を結成し、一同にて御生誕祭版「復活の祈り」を捧げると共に、「主の願われる夢の実現」に向けて救世運動を前進させ、全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てる誓いを捧げてまいります。

御生誕祭に合わせて発刊予定の『地球を包む愛』ならびに、楽曲CD「天御祖神の夢/天御祖神の降臨―Renewal 
ver.」を通して、すべての人の心を救済されようとしている主の大いなる愛を学び取り、エル・カンターレ信仰を深めると共に、天御祖神様の御名を全国・全世界に伝える決意を固めます。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

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さて、ここからは、常に主と共にあるために、教典『大悟の法』から第5章の「常に仏陀と共に歩め」を共に振り返ってまいります。主におかれましては、法シリーズ七巻目の本書において「仏教の根本命題である「上求菩提・下化衆生」の一念を、この書に託した渾身の一冊として仏弟子に開示いただいています。主の御生誕祭に向けて、さらに神秘性と合理性、仏陀とヘルメスの併せ持つ力を日々の救世活動に生かし、「上求菩提・下化衆生」の両輪で、主の御手足としての使命を果たすために、しっかりと学んでまいります。経典をお持ちでない方は、支部や精舎、全国の書店でお求めください。仏弟子必携の一書です。【税抜き2000円】
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■常に仏陀と共に歩め
6 縁起の理法
○原因・結果の縁起は必ず完結する

仏教の悟りのなかには、これに加えて、「縁起の理法」というものがあります。縁起の理法は、自由と平和のうち、自由の部分と深い関係があると言えます。

縁起の理法には、まず、時間的なたての系列である「時間縁起」というものがあります。原因・結果の流れ、過去・現在・未来の因縁の連鎖のなかで、人は生き、社会は流れ、歴史は流れているのです。

みなさんが、きょう何をするかによって、みなさんの人生は変わり、みなさんの周りの人の人生も変わります。そして、それによって、世界が部分的に変わっていきます。さらには、みなさんが重要な立場に立てば、みなさんの下した判断によって、会社、あるいは社会や国家、世界の方向が変わることさえあります。

このように、未来というものは選択の積み重ねの結果なのです。この重要性を深く認識する必要があります。

仏は、心の自由性と、原因・結果の「縁起の理法」を人間に与えました。心の自由性には、その反面として、必ず責任が伴います。したがって、人間は、自分がなした原因行為による結果については、甘んじて受けなくてはいけません。それは覚悟すべきです。

原因に対する結果は、この世においても来ますし、また、この世で縁起が完結しない場合には、この世を超えた世界において、それは必ず完結します。

この世においては、「努力しても報われなかった」ということでもあるでしょう。その一方で、「努力しなかったのに非常に成功した」という人もいるかもしれません。それだけを見ると、非常に不公平であり、原因・結果の時間縁起が必ずしも働いていないようにも思えます。

しかし、この世において縁起が完結しないからこそ、実は、この世を超えた実在の世界において縁起が完結しているという論理がそこにあるわけです。

この世において、善人が不幸な死に方をすることもあります。しかし、それは、本当の意味での不幸ではありません。そういう人は天上界において必ず報いられることになっているのです。

この世において、悪人が栄えるように見えることもあります。しかし、その繁栄は永遠のものではありません。それは必ず、大きな執着となって、来世の苦しみを生むことになるのです。

そのように、この世においては、必ずしも「善因善果(ぜんいんぜんが)、悪因悪果(あくいんあくが)」になっておらず、その正反対に見えるようなことがあります。仏教では、これを「異熟(いじゅく)」といい、その結果のことを「異熟果(いじゅくか)」といいます。

それはいろいろな場面で見られると思いますが、そのような現象が起きるということ自体が、実は、縁起の理法がこの世で完結せず、来世まで行って初めて完結するということを意味しているのです。

いま述べたことは、人生の終わりについての話ですが、人生の始まりについても同じことが言えます。

「人間はみな仏子であり、平等である」と言っても、生まれにおいて違いがあります。ある人は金持ちの子に生まれ、ある人は貧乏人の子に生まれます。また、ある人は生まれつき体にハンディがあり、病気を持っていたり、体が不自由だったりします。あるいは、知能や体力に差があります。人間には違いがあり、人間は必ずしも平等ではありません。

これも、現時点だけを見れば、「平等ではない。公平ではない」と思えるのですが、実は、過去世からの転生輪廻の結果が、ずっとつながってきているのです。今世だけで考えると理解できず、説明がつかないものについては、その前の時代から原因行為が始まっていると考えるべきなのです。

そうであって初めて、生まれにおける違いの説明がつきます。もし、そうでないならば、人間はみな、生まれつき同じでなければいけないはずです。しかし、実際には、同じく赤ん坊であるということ以外は、与えられた能力や才能、体質その他について、差があります。今世だけではないものが、そこにあるからです。

生まれて来た時点は、スタートであると同時に結果でもあります。各人の過去の人生における、さまざまな歩みの結果が、今世のスタート点になっている面もあるのです。

因果の理法は一代では完結せず、無限の過去から無限の未来まで流れているものなのです。

これが時間的な連鎖のなかでの縁起の理法です。

 【大川隆法『大悟の法』第五章「常に仏陀と共に歩め」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第五の経文である『解脱の言葉「仏説・八正道」』についてです。

『解脱の言葉「仏説・八正道」』は、その名の通り、解脱に到るための道です。毎日読誦することで、心の浄化を図ることができます。禅定とは、本来、心静かに座禅して八正道を実習することであると教えていただいています。毎日、短い時間でも構いませんから、心静かに自分の心を見つめる時間をとってまいりましょう。

『解脱の言葉「仏説・八正道」』はこのように続きます。
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そして
第六には『正精進』
これぞ 悟りへの 前進なり
調和の とれた 生活で 
さらに 仏道に 励むべし
信仰心を 旨として
悪を去り 善を取れ
怠け心を 排しては
真理の 学び 深むべし
仏説 流布に 励むべし

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この正精進あたりから、宗教的な深みが出てきます。
(正精進とは、)毎日毎日、悪の誘惑から去って、善をとっていきなさい、ということです。

怠け心を排して、真理の学びを深めていき、仏説流布に励みなさい、ということです。とにかく、マイナスを捨ててプラスをとっていき、毎日毎日、倦(う)まず弛(たゆ)まず常に努力していくと、いつのまにか、思わず知らず、高い境地まで来ているものです。学びとは、そうしたものであって、なかなかな一足飛びにはいかないものです。瓦が「カーン」と鳴ったぐらいでは、なかなか悟れないものなのです。しかし、不退転の境地で、毎日毎日、三年、五年、十年と修行をしているうちに、昔の自分とは全然違うところまで到達するのです。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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つづいて、経典「八正道の心」より抜粋をご紹介いたします。
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〇八正道の第六―「正精進」
これは、「正しく道に精進しているか。正しい努力をしているか」ということを点検すればよいのです。
「常に、悪の種をまかないようにし、もし悪の種をまいてしまったら、それを早めに刈り取るようにする。また、善の種をまくようにし、すでにまいた善の種については、それを育てるようにする。よいことをしたら、それを育てていくようにする」

そのように、「正しい努力をしていきなさい」ということです。

【大川隆法 『八正道の心』より抜粋】

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菩薩の重要な修行方法に「六波羅蜜多」があり、その四番目の精進に「精進波羅蜜多」があります。『黄金の法』講義で、主はこのように説かれています。
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『仏教では、努力を非常に重視していますが、「努力というものは、実は縁起の理法そのものである」ということを知っていただきたいのです。

種をまいて育てれば、実がみのります。このように、縁起の理法、原因・結果の法則というものがあり、過去世でどのように生きたかが、今世に相当影響しています。また、今世の生き方が来世の生き方を決めるのです。

したがって、みなさんが未来において、どういう人生を生きることになるかは、現在ただいまの生き方にかかっています。「種をどうまき、どう育て、どう刈り取るか」ということにかかっているのです。

このように、努力の余地や教育の意義を認めるのが縁起の思想なのです。

人間は変わっていくことができる、変えることができるということです。

そして、人間は変わっていくことができる以上、人間がつくっている組織や社会、国家、世界も、当然、変えていくことができるのです。
【大川隆法『黄金の法』講義 会内経典より抜粋】
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「日々の精進を積み重ねる」
宗教的生活である「正命」―正しい言葉・思い・行動による生活習慣―を積み重ねる中で、常に善を選び取ること、仏法真理の学習すること、伝道をすることについて、倦まず弛まず常に努力することであると教えていただきました。こうしたことから、八正道の中の第六番目の正精進から宗教的な深みが出てくるとも教えていただきました。正しい精進を共に重ねてまいりましょう。

精進を重ねて仏道修行を怠ることがなければ、「因果の理法」・「原因・結果の法則」が働いいて、悟りを得ることができるようになります。私たちが目指す幸福とは悟りの幸福であり、仏国土ユートピア建設という主の夢を実現することです。その道は、正しい精進の道の上に存在します。

私達、弟子にこめられた主の願いがわかりやすく知る手掛かりに、主の「楽曲」があります。主が未来の仏弟子に託した夢が幸福の科学学園の校歌にこめられています。

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未来をこの手に(幸福の科学学園校歌)
 作詞・作曲 大川隆法 ☆霊指導 仏陀

一、
探し求めていたものは
未来の心
自分の使命
人生の目的
今は飛べない雛だけど
いつかはきっと鷲になる
アイ・ハブ・ア・ドリーム
夢の未来はきっと来る
愛・知・反省・発展の
四正道を究めたら
悟りの姿が見えてくる
父も母も待っている
私が光となって
きっと世を照らす日が来ると
その日 その時まで
精進の道を歩く ひたすらに
未来をこの手に 確かにつかもう

二、
夢にまで見たものは
ユートピアの姿
法友の愛
不屈の勇気
今は修行の身だけれど
いつかはきっと花が咲く
キープ・オン・ラーニング
悟りの国がそこにある
愛と悟りとユートピア
建設の夢は必ずや
世界各地に実を結ぶ
主もきっと願われる
私が師となり
法輪を転じる日が来ることを
その日 その時まで
忍耐の道を歩く ひたすらに
幸福の卵を 産み続けよう
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幸福の科学で教える「人生の問題集」の解き方の基本は、「四諦・八正道」の一言に尽きます。人生の諸問題を解決するプロセスには4つあります。それが「苦・集・滅・道」の四聖諦です。そこで示された解脱(滅諦)への道、つまり悟りへの道とは「八正道」による中道の道です。それが、「正見」「正思」「正語」「正業」「正命」「正精進」「正念」「正定」の八つからなる仏へ道です。「八正道」は主からいただく光―法力にバランスを与えてくれます。八正道こそが仏教の奥義にあたる修法です。修慧は、知識(聞慧)や、考えを深める(思慧)を習慣化すること(修慧)によって得られる法力です。繰り返し習慣化できるまで共に粘り強く頑張りましょう。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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