(6/12-1)163『解脱の言葉「仏説・八正道」』を読む ⑮正業―不殺生・不偸盗・不邪婬

『解脱の言葉「仏説・八正道」』

11 自分に利益がないなら「疑う」という姿勢は、動物とさほど変わらない。

【大川隆法 箴言集『人格への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

7月7日は主の御生誕日です。7月7日13時より、別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館より中継します。当日の本会場の別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館に全国・海外支部の代表者が参集し、全国・海外の中継会場を結んで、主への御生誕への感謝と「復活の祈り」を捧げる最大の式典とさせていただきます。7/7(日)~7/15(月・祝)まで、「御生誕祭」を開催致します。

7/14(日)は、津支部にて御生誕祭期間の後半における信仰心の結集の機会として、「『地球を包む愛』セミナー」を開催し、全国・海外の主要な精舎・支部にて、導師団を結成し、一同にて御生誕祭版「復活の祈り」を捧げると共に、「主の願われる夢の実現」に向けて救世運動を前進させ、全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てる誓いを捧げてまいります。

御生誕祭に合わせて発刊予定の『地球を包む愛』ならびに、楽曲CD「天御祖神の夢/天御祖神の降臨―Renewal 
ver.」を通して、すべての人の心を救済されようとしている主の大いなる愛を学び取り、エル・カンターレ信仰を深めると共に、天御祖神様の御名を全国・全世界に伝える決意を固めます。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

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さて、ここからは、常に主と共にあるために、教典『大悟の法』から第5章の「常に仏陀と共に歩め」を共に振り返ってまいります。主におかれましては、法シリーズ七巻目の本書において「仏教の根本命題である「上求菩提・下化衆生」の一念を、この書に託した渾身の一冊として仏弟子に開示いただいています。主の御生誕祭に向けて、さらに神秘性と合理性、仏陀とヘルメスの併せ持つ力を日々の救世活動に生かし、「上求菩提・下化衆生」の両輪で、主の御手足としての使命を果たすために、しっかりと学んでまいります。経典をお持ちでない方は、支部や精舎、全国の書店でお求めください。仏弟子必携の一書です。【税抜き2000円】
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■常に仏陀と共に歩め
○生きながら「涅槃」の境地に入る

心の自由と同時に、心の平和の大切さを知る必要があります。仏教は心の自由と平和の両方を追い求めているのです。

心の平和の境地のことを、仏教では「涅槃・ねはん」と呼んでいます。死後に還る高次元世界、安らいだ天国の世界も涅槃の世界(無余涅槃・「むよねはん」という)ですが、そういう天国の世界、如来界や菩薩界などの安らぎの世界を、地上に生きていながら手に入れること、生きながらにしてその状態に入ることも涅槃なのです。

これを「生身解脱・しょうじんげだつ」といいます。生前の解脱、すなわち、肉体を持って生きながら、涅槃という安らぎの境地、ニッバーナの世界に入ることです。(有余涅槃「うよねはん」という)。

ニッバーナ、あるいはニルヴァーナとは、炎を吹き消した状態のことをいいます。この炎とは肉体煩悩のことであり、煩悩とは悪しき精神作用の総称です。

悪しき精神作用とは、要するに乱れた音楽のようなものだと思えばよいでしょう。波長の乱れたガシャガシャした音楽は、長くは聴けません。それと同じように、非常に乱れた心の状態のままではいられないのです。

煩悩の炎を吹き消した、非常に静かな状態が涅槃の境地であり、そういう心を求めるものが瞑想なのです。

深い瞑想に入っていくと、この世的なさざ波の部分は消え、仏神と一体の状態になります。

現象としては、まず、心が安らいできて、次に、暖かい光が体のなかに入ってくるのを感じます。さらに、暖かい光を感じるだけでなく、輝く光そのものが見えてきます。光のかたまりが見え、光の存在が現れて、それが自己と一体になってくるのです。こういう感じがよく分かるようになります。

これが、金色の仏像などで表現されている状態です。瞑想のなかで、光と一体になる感覚が現れてくるのです。ここまで来ると、かなり確立された涅槃の状態だと言えます。

仏教の理論によると、この世において、そういう心の状態をつくれば、高次元世界と同通することができます。生きながらにして、たとえば七次元世界と同通する心をつくれたならば、その世界と行き来できるようになります。その世界の人がこちらに来ることもできれば、こちらからその世界に行くこともできるようになるのです。そして、死後にその世界に還ることが確定します。自分の現在の心の状態に応じた世界に、死後、還ることになるのです。これが仏教の理論なのです。

この理論が現実にそのとおりであることは、私の長年の経験で、すでに実証済みです。自分の心の状態に合ったものが必ず同通してきますし、その世界が、肉体を去って心だけになった時の自分が行くべき世界なのです。

ただ、高次元世界の波長を出そうとしても、普通はなかなか出せるものではありません。

たとえば、楽器の演奏でも、普通の人が「世界一のバイオリニストやピアニストのような演奏をしてみよ」と言われても、それは難しいでしょう。演奏の上手な人が「下手に演奏せよ」と言われれば、できるかもしれませんが、下手な人が「上手に演奏せよ」と言われても、できないのです。

やはり、自分としての最高レベルというものがあり、そのレベルがどの程度まであるかは各人の能力によります。そして、練習を積むに従って、常に最高に近い状態が出せるようになってくるのです。

心の波長も、これとよく似ています。このようなものを求めることが、涅槃を求める心なのです。

【大川隆法『大悟の法』第五章「常に仏陀と共に歩め」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第五の経文である『解脱の言葉「仏説・八正道」』についてです。

『解脱の言葉「仏説・八正道」』は、その名の通り、解脱に到るための道です。毎日読誦することで、心の浄化を図ることができます。禅定とは、本来、心静かに座禅して八正道を実習することであると教えていただいています。毎日、短い時間でも構いませんから、心静かに自分の心を見つめる時間をとってまいりましょう。

『解脱の言葉「仏説・八正道」』はこのように続きます。

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第四には 『正業』を こそ
反省せよ
正業とは 正しき 行為の
別名なり
人間として
恥ずべき 行為を 行なうな
身体の 行為を 慎み 反省せよ
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正業とは、「正しき行為」ということですが、もともとの意味は、身体行為、すなわち、殺し、盗み、姦淫、こうしたものにたいする禁止なのです。

「人を殺すな」「盗みをなすな」などということを、経文として書いて、会員に毎日読んでいただくのも少し忍びなかったので、「恥ずべき行為を行なうな」「慎みなさい」というように書いています。しかし、原意は、「殺すなかれ」「盗むなかれ」「姦淫するなかれ」などということなのです。

みなさんは、殺人を犯すことはめったにないとは思いますが、暴力その他に対しては、やはり気をつけたほうがよいと思います。

「盗むなかれ」というのは、単に「窃盗や強盗をするな」というだけではなく、「与えられていないものを取るなかれ」ということでもあります。相手が与えてくれるものならよいのですが、与えられていないものを取るということは、よくありません。

「犯すなかれ」「姦淫するなかれ」というのは、「実社会で認められた性道徳から外れた行為はしないようにしなさい」ということを言っているのです。これも現代に多い間違いだと思います。肉体を持っている悲しさで、人間はどうしても煩悩の虜になりがちですが、社会的妥当性のある範囲内に止めておかないと、思わぬところで一生を棒に振ることもあります。・・・

会社でも、社長が色情系統で曲がり込んでいくと、たいてい社運が傾くという法則性があります。経営コンサルタントが入ったとしても、社長が色情系統の遊びをいろいろと始めると、たいてい会社が傾くのです。

そうしたときには、いろいろな悪霊が入ってきはじめますから、判断を間違えるようになるのだと思います。まだ、心が千々に乱れたりすると、判断がくるってくるものです。業務時間中から、「きょうはあの娘を誘おうかな」などということを考えていたら、仕事になりません。

仕事は、心を空しくしてやらなければいけないのです。これは気をつけてください。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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つづいて、経典「八正道の心」より抜粋をご紹介いたします。
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〇八正道の第四-「正業」
これは、「正しい行為」ということです。ずばり言えば、「きょう一日、正しい行為をしたか」ということを考えればよいのです。

ただ、正しい行為といっても、職業によっていろいろと違うので、一般化しにくいところがあります。

道元は、正業を、永平寺などのお寺での、お坊さんの修行生活のところに持ってきています。・・・

私は以前、正業(しょうごう)のことを正業(しょうぎょう)と言って、「正しい仕事」という意味を持たせたことがありますが、それは道元的な考えなのです。道元的には、そういうことになります。お寺のお坊さんなら、読経をしたり座禅をしたりすることが仕事なので、それが正業なのです。

正業のもともとの思想、オリジナルな思想は、「戒律に違反する行為をしてはいけない」ということです。

例えば「殺すなかれ」ということです。・・・人は、みな、「一生、修行したい」と思っているので、その機会を途中で奪うことは、よいことではありません。少なくとも、正しい行為ではないのです。・・・

そして、「盗むなかれ」というものもあります。・・・これは、単に物を盗むことだけではなく、「与えられていないものを取ってはいけない」ということなので、応用範囲は広いでしょう。

現代であれば、情報もその対象になります。自分が入手する立場にない情報を入手した場合には、盗みになるでしょう。

さらに、「邪淫をするなかれ」という邪淫戒もあります。・・・邪淫のところは、その依って立つ原点を考えると、基本的に、「職業的に認められないものは、いけない」「社会全体の安定に反するようなことは、勧められない」という、この三点ぐらいが点検基準になります。・・・

大まかに言って、だいたい、この三つについては戒があってよいと思います。

ただ、個別の問題については、いろいろな考えがあり、各宗教の意見は必ずしも一致していません。

これについては、説明すると長くなるので、親鸞の話でもするときに、くわしく述べることにしたいとおもいます。

【大川隆法 『八正道の心』より抜粋】
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大乗仏教に十善戒というものがあります。八正道の正思では、「無貪」(むどん)・無瞋(むじん)・不邪見の三つの項目があげられています。正語から「不妄語」「不悪口」「不両舌」「不綺語」の四つの項目があげられています。そして、正業から「不殺生」・「不偸盗」・「不邪婬」の三項目が挙げられています。「身・口・意」の三業から生まれた十の戒律が大乗の十善戒と言われているものです。

心を正しくコントロールするために、戒を守りましょうということでした。経文の中には詳しくは出てはいませんが、本来「正業」の反省には「不殺生」・「不偸盗」・「不邪婬」が含まれていることが本日の解説で明らかにされています。経文を毎日読むとき、正業の反省に入るときに常に念頭に入れたい項目でした。

幸福の科学で教える「人生の問題集」の解き方の基本は、「四諦・八正道」の一言に尽きます。人生の諸問題を解決するプロセスには4つあります。それが「苦・集・滅・道」の四聖諦です。そこで示された解脱(滅諦)への道、つまり悟りへの道とは「八正道」による中道の道です。それが、「正見」「正思」「正語」「正業」「正命」「正精進」「正念」「正定」の八つからなる仏へ道です。「八正道」は主からいただく光―法力にバランスを与えてくれます。八正道こそが仏教の奥義にあたる修法です。修慧は、知識(聞慧)や、考えを深める(思慧)を習慣化すること(修慧)によって得られる法力です。繰り返し習慣化できるまで共に粘り強く頑張りましょう。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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TEL:0596-31-1777
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文責:蒲原宏史 

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