(4/11-1)101『菩提心の言葉「修行の誓い」』を読む ②仏宝とは何か―「政教分離」ではなく「祭政一致」が日本の伝統 

72 よく謝り、よく感謝することで、なんとか切り抜けられることもある。

【箴言集『仕事への言葉』より】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

421日は主の伊勢支部御巡錫記念日です。2013421日大川隆法総裁先生が伊勢支部に御巡錫されて御法話『信仰心と国を愛する心について』を賜りました。この御法話は経典『日本建国の原点―この国に誇りと自信を』の第一章に所収されています。経典をお持ちでない方は支部や精舎、書店にてぜひとも拝受ください。【1800円(税抜)】

この聖なる日に向けて、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

本日からは、御法話『信仰心と国を愛する心について』を振り返ります。そののち、『仏説・正心法語』をともに読んでまいります。

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〇「政教分離」ではなく「祭政一致」が日本の伝統

今、「政治と宗教は分離すべきもので、宗教が政治に口を出すのは間違っている」というようなことを言われており、今の憲法もそのようにできているわけですが、私は、「やはり、それはおかしいのではないか」と思っています。

日本の歴史を見るかぎり、神と政治は一体化していて、いつも「神の心を受けて政治をやろう」としていたのが、昔からの伝統でしょう。

例えば、「古代の歴史を朝廷で編纂していた天武天皇や持統天皇のころにも、どうも持統天皇が神降ろしをしていたらしい」ということが分かっています。つまり、天武が戦をするときに、持統に神降ろしをさせ、それについて意見を訊いていたらしいのです。

あるいは、卑弥呼の時代にも、やはり、「神降ろしをして、いろいろと国政のあり方について訊いていたらしい」ということが分かっています。

おそらくは、九州あたりに、朝廷の原型に当たるものがあったときも、そうであったでしょう。「高天原にある神々の言葉を地上で受けて、それを国政に活かしていた」と、ほぼ推定されるのです。

【大川隆法『日本建国の原点―この国に誇りと自信を』第一章「信仰心と国を愛する心について」より抜粋】

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

このメールマガジンでは、日々の活動で「仏説・正心法語」からどのように活動のエネルギーを引き出していくかという視点で、お届けしたいと考えています。この経文に関する主の御解説は経典『信仰論』に説かれていますので、伊勢支部にてぜひご拝受ください。「法力」という名の悟りと救済力と得るために必要な経典です。また、信仰についてさらに重要な経典が『本物の信仰』です。これは、主のもとに生霊がたくさん来るようになったとき、あらたな信仰論として、私たち弟子に説いていただいた大切な御教えです。お持ちでない方は、絶対にいただいてください。お勧めしています。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第二の経文である『菩提心の言葉「修行の誓い」』についてです。

『正心法語』を読んだあとに、私たちが読む経文がこの「菩提心の言葉『修行の誓い』」です。私たちは、この経文を毎日読むことによって、三宝帰依の精神を日々新たにして、信仰の原点に立ち返ることができます。

私は、個人的に「菩提心の言葉『修行の誓い』」は「第二の降魔経でもある」と認識して毎日何回も読んでいます。悪魔や悪霊、不成仏霊にとって一番苦手なのが三宝帰依や仏への信仰心、そして仏への精進の誓いだからです。また、いろいろなお祈りを毎日捧げている中で、仏から霊指導を頂くうえで最も大切なことは、「信仰心」である点においても、「菩提心の言葉『修行の誓い』」は個人的にもよく読誦する経文です。

それでは、『菩提心の言葉「修行の誓い」』の全文をご紹介したのち、解説を加えます。

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菩提心の言葉『修行の誓い』

仏弟子 ここに 集えるは

三宝帰依を 誓うため

三宝 すなわち 仏・法・僧

仏とは 仏 仏陀なり

法とは 仏の 教えなり

僧とは 仏の 御弟子なり

仏陀ありてこそ 法はあり

法ありてこそ 僧団(さんが)あり

僧団(さんが)は 理想の 担い手なり

仏国土への 導きなり

仏弟子 ここに 誓えるは

三宝を 篤く 敬いて

帰依の心を 示すため

仏・法・僧は 光なり

心を 照らす 鏡なり

帰依は 仏を 頼りとし

法の 力を 信ずるなり

僧団(さんが)の 規律を 守るなり

われら 仏陀の 教団は

三宝帰依を 最初とし

三宝帰依を 守り抜き

永遠なる 誓いと するものなり

ああ

生命は 永遠なり

仏陀と ともに 永遠なり

仏陀と ともに 下生して

久遠の 法を 伝えるなり

地上を 去りても 永遠に

仏陀の 法を 学ぶなり

師弟の 契りは 永遠に

来来世まで 続くなり

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〇仏宝とは何か

はっきりさせておきたいのは、「仏宝というのは、悟りを開いて教えを説いた仏陀のことをいうのと、仏陀が天上界に還ったあとも、やはり仏宝であることは変わらないのだ」ということです。したがって、仏宝は一つです。一人なのです。

【大川隆法『本物の信仰』第一章「三宝帰依について」より】

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このように、仏弟子の宝である三宝のうち最も尊い「仏宝」とは、大川隆法総裁先生ただ一人であることをまず認識する必要があります。これがとても大切です。

昨日は、簡単に三宝帰依についての説明をさせていただきましたが、もう少し詳しく三宝の説明をさせていただきます。

〇仏宝とは何か

私たち、幸福の科学信者が我が生命よりも尊いとしている三つ宝は「仏」「法」「僧」の三宝です。この三宝は同じく「仏」「法」「僧」の順番に尊いものです。この順番はとても大切ですので、間違わないようにいたしましょう。

私たち仏弟子にとって一番尊いものは「仏」です。それでは、三宝のうち、「仏」とは何かというと、「現成の仏陀」のことを言っています。「現成の仏陀」とは、「肉体を持って地上に降りて、法を説いている悟りたる者」です。

仏教の基本というのは、生きておりながら法を説いている仏陀への信仰から始まっているということ、これを間違わないようにいたしましょう。

ところで、「仏」という漢字の旧漢字は「佛」です。人偏に、否定の意味である、「不」の旧漢字である「弗」がついていますので、「仏とは、人にあらず」という意味が込められています。

「仏とは、地球神エル・カンターレの魂が肉体に宿っているが人間ではない」という認識です。しかし、これは逆説的ではありますが、仏陀とは、肉体をもって生きていた人であったということです。今世において、大川隆法総裁先生、その人が大宇宙の悟りを開いて法を説きました。その教えは詳しく『太陽の法』『永遠の法』『永遠の仏陀』などで説かれていますので、共に読み返してみましょう。

幸福の科学は、現成の仏陀「大川隆法総裁先生」を、主(しゅ)として、私たち仏弟子の最高の宝として護持しています。そして、私たちの主なる神である根本仏の本当の御名前が「エル・カンターレ」であることも教えていただきました。この方に対する信仰から「三宝帰依」は始まっています。それが仏宝です。

〇幸福の科学が世界宗教になるために乗り越えなければならない壁-仏宝に対する崇拝

このように、私たちの信仰対象が現成の仏陀である以上、理論的に私たちには、偶像崇拝が可能な信仰形態をとることができます。家庭御本尊や、支部や精舎にあるエル・カンターレ像などを御本尊にしています。

翻って、西洋の宗教である「キリスト教」や、中東の「イスラム教」そしてその両方の祖である「ユダヤ教」は、厳しく偶像崇拝を禁じています。教義の理論上「人間に神が宿る」ことがありえないからです。難しい言葉になりますが、これら一神教の宗教は「神人隔絶型」の宗教と言われています。神と人は全く違うという考え方です。ですから、これらの宗教では、

たとえばユダヤ教の「モーゼ」も神の声を預かる「預言者」であっても、神と定義されません。ユダヤ教の神は、名があってもそれを人間は呼んではならないとされています。イスラム教の「ムハンマド」も「最大の預言者」であっても神ではなく、神は「アッラー」ただ一人のみです。キリスト教では、イエス様は神格化されていますが、イエス様が信じていたのは「天の父」であり、名も姿も明かされませんでした。本来キリスト教もイエス様を通して「天の父」を信仰するスタイルをとっています。

このように、西洋と中東の宗教では、人間が神になることが極端に異端視されてしまいます。世界宗教の中で唯一仏教だけが、「天上天下唯我独尊」を掲げて、自らが神仏であることを悟りを得ることで、地上に生きながら宣言されてします。

そして、仏陀の生まれ変わりである大川隆法総裁先生が、地球の神々の頂点にいて、世界の諸宗教を教えによってまとめているという「至高神」そして「地球神」という事実を私たちに教えてくださっています。これを難しい言葉ではありますが、「神人合一型」の宗教と呼んでいます。

経典『メシアの法』はユダヤ民族をはじめとして、西洋の価値観を中心に動いてきた300年近くの世界史に大きなインパクトを与える教えです。そして、経典『地獄の法』は3000年の統一王朝としての歴史を持つ日本神道への警鐘を鳴らす一書です。西洋や中東の「神人隔絶型」信仰に対する「神人合一型」信仰への回心(コンバージョン)を迫るディープインパクトです。世界の、そして日本の神々と人間が、主エル・カンターレを地球の至高神として認めるかどうか、その答えの生みの苦しみとして、今世界の混沌極まる状況が浮かび上がっています。

主なる神である地球神「エル・カンターレ」こそ人類の希望です。そして大川隆法総裁先生こそが、全人類の宝です。それを私たち「幸福の科学」は、三法帰依によって信仰心を形にしています。そしてこの信仰を全世界に伝えようとしています。

現代の「仏宝」にはこのような、スケールの大きい、宇宙レベルの意味が込められています。

参考経典【大川隆法 『三法帰依とは何か』】

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〇エル・カンターレとは

仏と神とを合一させた存在であり、地球系霊団のなかで最も権威をもって人類を指導し、人類の草創期以前から地球に責任を持っている大霊の名を、「エル・カンターレ」と称します。その意識の一部が、インドに生まれたゴータマ・シッダールタ、釈尊なのです。

エるはと「光」、カンターレとは「大地」あるいは「地球」を意味する言葉であり、エル・カンターレとは「光満てる地球」という意味です。

エル・カンターレこそが地球系霊団の最高大霊であり、この大霊が地球系霊団において最高の責任を持ち、人類の運命に関する最後の決断をくだしているのです。

【】大川隆法 『伝道論』より抜粋】

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〇さまざまな御名で伝わる神は実はエル・カンターレと同じ存在

キリスト教で言う「主なる神」。

ユダヤ教に言う「エローヒム」。

イスラム教に言う「アッラー」。

中国の孔子が言う「天帝」。

さらには、日本神道ではその姿も知られていないが、

創造神である「天御祖神」。

すべては同じ存在であり、一人なのです。

【大川隆法『大川隆法東京ドーム講演集 第十一章より抜粋』

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〇私たちの主はただ一人

私は、あなたがたの信ずる愛であり、

あなたがたの信ずる真理であり、

あなたがたの求める道であり、

あなたがたの欲する希望でもある。

あなたがたの主は一人である。

あなたがたの主はエル・カンターレ。

そのエル・カンターレへの道を、うまずたゆまず歩んでほしいと思う。

【大川隆法 『信仰のすすめ』あとがき より抜粋】

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『仏説・正心法語』は光であり、仏の生命です。今日も『仏説・正心法語』の全編読誦を通して

仏の生命を日々、心の糧として、主からいただく奇跡の一日一日を大切に生きてまいりましょう。

私たちサンガ・幸福の科学の活動は多岐にわたっていますが、あらゆる活動の力の源泉は「仏説・正心法語」から生まれています。だから、この経文を毎日、読誦することを繰り返すことで、私たちは主より法力という名の力を授かることができるようになります。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。

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◆「天御祖神 感謝報恩植福」について

・この度、日本文明の祖にして、武士道の源流にあたる天御祖神が日本に降臨され、いまもなお、霊的にご指導を賜っていることへの感謝を捧げるために、箱根強羅の地に天御祖神を讃える「天御祖神記念館」を建立させていただくこととなりました。

・本植福を通じて、天御祖神への感謝を深めていくとともに、武士道精神を復活させ、神国・日本としての誇りを取り戻していくことで、この日本の地を主エル・カンターレの教えを発信するにふさわしい地としていくことを誓ってまいります。

日本神道の屋台骨である高天原が、日本人の不信仰と愛国心の欠落により、崩れてしまっている今、私達伊勢支部信者が先頭となって、日本神道の屋台骨を支え、日本国の誇りを取り戻すべく先頭に立たなければならないのではないでしょうか。伊勢支部としては、「天御祖神記念館」建立事業を全力で応援致します。私たちの信仰心をここに結集して参りましょう。

・「天御祖神感謝報恩植福」(2022/1/1~)は、天御祖神の日本への御降臨と、いまもなおご指導を賜っていることへの感謝を捧げ、報恩への誓いを固める植福として、

 10 万円からお受けいたします。

・本植福に参加された方には、「『天御祖神 

感謝報恩の誓い』奉納書」を拝殿の基壇部分に御奉納させていただき、大きな貢献をされた方につきましては、記念碑建立時に銘板をもうけ、そのお名前を記名し、顕彰させていただきます。

・私は二〇一五年ぐらいから公開しておりますけれども、実は日本文明というのは、今から三万年ほど前に、天御祖神という方が、今の富士山があるところの近くに、宇宙より降臨したところから、始まっているということを、何冊かの本で説いております。(略)

(天御祖神の)教えの中心は、今も片鱗としては伝わっています。一つ、言わなければならないことは、「神の子、仏の子としての人間」として生きるということは、「正しく生きる」ということであるということですね。これが大事な柱でした。(「地球を包む愛」)

・「天御祖神の教え」とは何でしょうか。(略)おそらくは、「鍛錬ということの大切さ」や、「自分を鍛えて力強くあることの重要さ」というものも教えていたのではないかと思います。 

(『現代の武士道』)

・葬られているのは、今で言うと、強羅温泉の近くです。

 (「超古代リーディング―天御祖神と日本文明のはじまり―」)

日々のご支援に心より感謝申し上げます。

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天御祖神とともに―

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文責:蒲原宏史