(6/25-1)176『無限の言葉「仏説・伝道経」』を読む ⑧伝道の結論-無限の未来を開く―釈迦教団に見る民主主義的な組織運営

『無限の言葉「仏説・伝道経」』

24 親の愛情がしみじみと分かってこなければ、普通の人間にまだ届かない。 

【大川隆法 箴言集『人格への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

7月7日は主の御生誕日です。7月7日13時より、別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館より中継します。当日の本会場の別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館に全国・海外支部の代表者が参集し、全国・海外の中継会場を結んで、主への御生誕への感謝と「復活の祈り」を捧げる最大の式典とさせていただきます。7/7(日)~7/15(月・祝)まで、「御生誕祭」を開催致します。

7/14(日)は、津支部にて御生誕祭期間の後半における信仰心の結集の機会として、「『地球を包む愛』セミナー」を開催し、全国・海外の主要な精舎・支部にて、導師団を結成し、一同にて御生誕祭版「復活の祈り」を捧げると共に、「主の願われる夢の実現」に向けて救世運動を前進させ、全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てる誓いを捧げてまいります。

御生誕祭に合わせて発刊予定の『地球を包む愛』ならびに、楽曲CD「天御祖神の夢/天御祖神の降臨―Renewal 
ver.」を通して、すべての人の心を救済されようとしている主の大いなる愛を学び取り、エル・カンターレ信仰を深めると共に、天御祖神様の御名を全国・全世界に伝える決意を固めます。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

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さて、ここからは、主の御教えを世界へと広げるために、教典『大川隆法 
東京ドーム講演集』から第10章の「未来への選択」を共に振り返ってまいります。主におかれましては、一九九五年に、未来は、仏教の縁起の理法の寄る辺に従い、私たちの心と行動を変えることによって、世界を変えることができること。宗教は公器であり、正しい宗教である「幸福の科学」の教えが世界に広がることによって、人類は真なる幸福を得ることができることを、全世界に伝えるべく、獅子吼されました。経典をお持ちでない方は、支部や精舎、全国の書店でお求めください。仏弟子必携の一書です。【税抜き1800円】
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■未来への選択
3釈迦教団に見る民主主義的な組織運営
○自由闊達(じゆうかったつ)に議論をし、物事を決めていた釈迦教団

したがって、社会的観点から見た釈迦仏教は、完全なる個人主義でもないし、かつまた、個人というものを蔑(ないがし)ろにした全体主義的な世界観でもありません。

ここで、釈迦教団の社会的性格についても述べておきたいと思います。

仏教教団の出家修行者のことを、「比丘(びく)」「比丘尼(びくに)」といいます。比丘は男性の修行者、比丘尼は女性の修行者です。そうした人たちの集まりを「サンガ」といい、「僧伽(そうぎゃ)」と書きます。

このサンガのもとの意味は何であるか。当時のインドでは、政治において「共和政体」が行われていましたが、その政治モデル、政体のことを「サンガ」といっていました。サンガという言葉は、僧による出家団体の名前ではなかったのです。もとは政治的団体のあり方の名前だったのです。

釈迦自身は、カピラヴァスツというところの王子、釈迦族の国王の子として生まれたと言われています。しかし、この国王というのは、厳密な意味での国王ではなく、さまざまな集まりの代表者のなかから選ばれた議長的存在しての国王でした。

君主のいない政治形態のことを「共和制」といいますが、釈迦国では共和制を取り、「各界の代表者が集まり、共に、議論し合って物事を決める」という、議論を重視した運営の仕方を取っていました。

この政治形態を出家修行者たちの団体のなかに取り入れたのが、釈尊だったのです。そして、それを「サンガ」と呼びました。サンガのなかでは、教団内の自治というものがありました。

サンガという言葉には二つあります。一つは「現前サンガ」という言葉です。「目の前にあるサンガ」ということです。

現前サンガというのは何かというと、出家者が四人以上いれば、ここで一つの共同体が成立します。これをサンガといいます。「出家者が四人以上集まって、物事をよく考え、議論して、正邪を判断しなさい」ということです。これが現前サンガであり、比丘、比丘尼の集団が四人以上いれば成立しました。

もう一つの呼び方は、「四方サンガ」です。これは、あらゆるところに広がっている釈迦教団全部をさした言い方です。そういうことをサンガといいました。

当初は、出家した男女の集団のことをサンガといっていましたが、やがて、在家の信者が増えたことによって、在家の熱心な信者のこともサンガというようになりました。

これがサンガの意味です。サンガは、「修行者の集まり、自由闊達に議論をして、物事を決めていきなさい」という自治的な組織であったのです。

【大川隆法『大川隆法 東京ドーム講演集』第10章「未来への選択」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第六の経文である『無限の言葉「仏説・伝道経」』についてです。

『無限の言葉「仏説・伝道経」』は、仏陀の伝道宣言にあたる経文です。私たちが日々、主の教えを学び、主への信仰を深めているのは、伝道のためであるといっても過言ではありません。この経文を毎日読誦することで、私たちの使命が伝道であることを確認することができます。主の願いは、主の言葉、教えが日本中に、そして世界中に広がることです。
それでは、この経文の主の解説を主の経典『仏陀の証明』から以下ご紹介いたします。
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●伝道の結論-無限の未来を開く
さて、『仏説・伝道経』を見てみましょう。

「仏国土 開けば
無限の未来なり」

まず結論が来ています。伝道の目的を果たしたらどうなるか、という結論が最初に来ているのです。「仏国土を開いたならば、無限の未来が、そこに現れてくるのだ」ということです。

私は、世紀末現象についても数多く述べていますが、なぜ伝道するのかというと、無限の未来を開くためなのです。伝道によって仏国土をつくり、仏国土をつくることによって無限の未来が開けてくるのだということです。「世紀末の闇を払って、無限の未来を開く」―これが伝道の目的であり、伝道の結論であるということです。

「子々孫々 夢を伝えて 
幾千年」

その結果に達するためには、どうしたらよいかというと、方法論としては、「子々孫々まで夢を伝えていけ」と言っています。なかなか気が長いですけれども、「幾千年と続けていきなさい」と言っています。仏教は二千五百年、キリスト教は二千年、続いていますが、それでもまだ終わっていません。幸福の科学の教えも、何善念も続くのは間違いありませんから、「子々孫々まで伝えていけ」ということを、最初から言っています。

「万里の 波濤(はとう)を 乗り越えて
仏法の 灯を 伝うべし」

ここは格調が高いのですが、これは、入唐求法した僧たちや、インドに向かおうとした僧たちの気持ちです。これを汲みなさいということです。「万里の波濤、この波を超えていけ」と言っているのです。

あるいは、これは国際伝道をも意味しています。まさしく万里の波濤、これを乗り越えて行けと言っています。そして、「仏法の火を伝べし」です。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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いよいよお経の解説に入りました。
私たちが、日々に主の言葉や教えを、布教書や、小説、本や、CDやDVD、映画や政治活動によって伝えようとしているのは、無限の未来を開くためであるということでした。

本日の解説では、
『なぜ伝道するのかというと、無限の未来を開くためなのです。伝道によって仏国土をつくり、仏国土をつくることによって無限の未来が開けてくるのだということです』
と述べられており、仏国土ユートピア建設こそが、私たち仏弟子である菩薩の使命です。
無限の言葉『仏説・伝道経』もそうした主の願いから溢れ出た経文であると言えます。

『仏説・伝道経』と同様に、お経の結論が冒頭にあるという意味では、「七の日感謝式」の時に唱和させていただく『未来への祈り』においても、

主よ
私達の未来が
明るく開けていくことを信じます

と未来が明るいという結論から祈りが始まっています。

そういう意味では、主がいま霊言集を越えて、まだ地上に生きている人の守護霊リーディングや、異次元発想をもたらす、宇宙人リーディングを開示してくださっているのも、来るべき次の時代、新しい文明の創造による無限の未来を開くためであることがわかります。また、映画事業や芸能文化事業、政治活動、教育事業など多方面にわたり活動の領域が広がっているのも、この地上を仏国土にするための力であることが分かります。全て根本仏の慈悲が形になっていることを実感します。

そして、主の復活後に説かれる「エル・カンターレの法」や「宇宙の法」がこの地球の、仏国土の未来を照らす光となります。主の「復活の祈り」に、私たちの希望の未来を託して純粋な信仰心を主に捧げてまいりましょう。

主からいただく教えは、すべて私たちの過去を清算し、現在に何を行動すべきか、そして、神仏の願われる未来の姿を私たちに見せるための尊い教えです。無限の未来を開くために、一言でも多くの仏言を学び、隣人を救い助ける力に変えてまいりましょう。

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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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