(6/24)175『無限の言葉「仏説・伝道経」』を読む ⑦伝道と悟りの関係―釈迦が求めた真の幸福の道とは

『無限の言葉「仏説・伝道経」』

23 子供は、必ずしもかわいいものではない。あなたもそうであったのだ。

【大川隆法 箴言集『人格への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

7月7日は主の御生誕日です。7月7日13時より、別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館より中継します。当日の本会場の別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館に全国・海外支部の代表者が参集し、全国・海外の中継会場を結んで、主への御生誕への感謝と「復活の祈り」を捧げる最大の式典とさせていただきます。7/7(日)~7/15(月・祝)まで、「御生誕祭」を開催致します。

7/14(日)は、津支部にて御生誕祭期間の後半における信仰心の結集の機会として、「『地球を包む愛』セミナー」を開催し、全国・海外の主要な精舎・支部にて、導師団を結成し、一同にて御生誕祭版「復活の祈り」を捧げると共に、「主の願われる夢の実現」に向けて救世運動を前進させ、全世界にエル・カンターレ信仰を打ち立てる誓いを捧げてまいります。

御生誕祭に合わせて発刊予定の『地球を包む愛』ならびに、楽曲CD「天御祖神の夢/天御祖神の降臨―Renewal 
ver.」を通して、すべての人の心を救済されようとしている主の大いなる愛を学び取り、エル・カンターレ信仰を深めると共に、天御祖神様の御名を全国・全世界に伝える決意を固めます。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

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さて、ここからは、主の御教えを世界へと広げるために、教典『大川隆法 
東京ドーム講演集』から第10章の「未来への選択」を共に振り返ってまいります。主におかれましては、一九九五年に、未来は、仏教の縁起の理法の寄る辺に従い、私たちの心と行動を変えることによって、世界を変えることができること。宗教は公器であり、正しい宗教である「幸福の科学」の教えが世界に広がることによって、人類は真なる幸福を得ることができることを、全世界に伝えるべく、獅子吼されました。経典をお持ちでない方は、支部や精舎、全国の書店でお求めください。仏弟子必携の一書です。【税抜き1800円】
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■未来への選択
○釈迦が求めた真の幸福の道とは
人生は、原因・結果の時間的法則と、
「お互いに支え合って生きている」という、
空間的縁起、関係の法則によって成り立っています。
釈迦が説いたのも、ここです。

「人が幸福に生きるには、どうしなければならないのか。
それは、まず各人が、自ら自身の心のなかによき種をまき、よき行為をなすこと。
自ら自身を正すことによって、幸福な人生をつくり出すこと。
自分の人生に責任を持つこと。
万人が、自分自身の幸福に対して責任を持つこと。
幸福になる義務を確認すること。
自ら自身の心というものを、よく統御して乗りこなすことだ。
そして、幸福になりなさい。

さらに、あなた一人の人生ではない。
他の人々と互いに影響し合って生きている。
すなわち、重重無尽(じゅうじゅうむじん)の人生であり、
【※重重無尽=あらゆる物事が相互に無限の関係をもって互いに作用し合っていること。 
この関係を一と十の数で示し,一の中に十があり,十の中にもまた十が含まれるとする。 
十十無尽ともいう。「インドラの網」(帝釈網・たいしゃくもう)『大悟の法』第五章「常に仏陀と共に歩め」参照】
網の目のようにお互いに結び合って、人々はこの世を生きているのだ。
網の結び目と結び目は、別々のようでありながら、
お互いにロープによって結ばれている。
そのように、お互いは生かし合って生きているのだ。
この法則を知りなさい。

これを知ったときに、
自分一人のエゴイスティック(利己的)な生き方をしてはならない。
自分を幸福にする道が、同時に、
他の人々を幸福にする道に通じていなくてはならない。
この教えによって、あなた自身が、苦しみを取り除き、幸福になれたならば、
他の人々にも、その幸福を伝えなさい。
他の人々をも幸福にしてあげなさい。
それが慈悲である」

こうした観点を明確に持っていたのであります。

【大川隆法『大川隆法 東京ドーム講演集』第10章「未来への選択」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第六の経文である『無限の言葉「仏説・伝道経」』についてです。

『無限の言葉「仏説・伝道経」』は、仏陀の伝道宣言にあたる経文です。私たちが日々、主の教えを学び、主への信仰を深めているのは、伝道のためであるといっても過言ではありません。この経文を毎日読誦することで、私たちの使命が伝道であることを確認することができます。主の願いは、主の言葉、教えが日本中に、そして世界中に広がることです。
それでは、この経文の主の解説を主の経典『仏陀の証明』から以下ご紹介いたします。
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●仏教における伝道論―伝道と悟りの関係
この伝道宣言を見ると、まず、「第一段階の解脱が終わっている」ということを言っています。

次に、「あなたがたは遍歴に出なさい。衆生の利益のためである。安楽のためである。世に対する慈悲のためである。あるいは神々の利益のためである」と言っています。

こうした目的をはっきりさせて、さらに、「同じ道を二人で行くな。一人で行きなさい」と言っています。

それから、「説法は、初めも中ほども終わりも、よい内容にしなさい。内容も言葉もそなわっている法にしなさい」と言っています。

さらには、「説法だけ、口だけでは、だめです。あなたがたの、安全できよらかな修行態度、生活も見せなさい」と言っています。

そして、説法する対象に関しては、「世の中には、けがれの少ない人もいる。そうした人は、法を聞かなければ後戻りしてしまうけれども、法を聞けば悟ることができる。これが、あなたがたの対象である」ということです。極悪非道な人をいつまでも相手にしているのはマイナスです。また、すでに上根で説法を聴くまでもない人に説法するのでもなく、「ちょうどこうした人が、あなたがたが説法する相手だ」ということを教えているのです。

これを見ると、釈尊がどれほど理路整然とした頭脳を持っていたかということが、よくわかります。この方法論から内容や対象を絞り込み、そして六十人の弟子たちに「伝道に行け」と言っています。これを見ると、釈尊の者の考え方、それから仏教の考え方がわかります。非常に論理的できっちりしています。目的もはっきりしています。なかなかのものだと思います。今の世にある変な新興宗教とはだいぶ違って、非常に理性的な感じがします。非常に覚めています。

これが、釈迦の「伝道宣言」なのです。

ですから、何度も言いますが、釈迦在世中の仏教自体のなかに、伝道の考えはすでにあったのであって、釈迦滅後、何百年から、大乗運動が起きて、初めて伝道が始まったわけではありません。そうした誤解をしている方は数多くいて、仏教学者の中にもいるのですが、そうではありません。教団が六十一人の段階で、もうすでに伝道宣言を発していて、現実に、そのあと千二百五十一人まで、釈迦みずから増やしているのです。

これは、現代で言えば講演会を開催して信者をつくったようなものでしょう。これを見れば、仏教がけっして「独り悟り」を求めているものではないことがわかります。

また、最初の六十一人の阿羅漢、解脱した者たちといっても、この段階では、それほど悟りが深いものではないと思われますから、一定のレベルの悟りを得てから伝道したわけではないと思います。少なくとも、悟りの手がかり、きっかけの部分を十分につかんだら、すぐ伝道に入っているのです。あとは、「伝道しつつ悟りを深め、悟りを深めつつ伝道する」ということの繰り返しだと思います。こうしたやり方です。これを知っていただきたいのです。

これが、仏教における伝道論なのです。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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『仏説・正心法語』は七つの経文の集まりです。
無限の言葉『仏説・伝道経』に至るまでには、5つの経文が説かれています。
① 真理の言葉『正心法語』
幸福の科学の教えの概要が説かれています。光とは何か、仏国土とは何か、霊とは何か、人間とは何か、正しき心とは何か、法語とは何か、菩薩の使命とは何か、菩薩の誓いとは何か、など説かれています。私たちの人生のなかで、仏の御心を知るための旅路において「正しき心の探求」をなしていく仏弟子の生きていく寄る辺が『正心法語』です。
② 菩提心の言葉『修行の誓い』
仏弟子の三つの宝物である仏宝・法宝・僧宝と三宝帰依について説かれています。
幸福の科学の信仰の基礎です。

③ 智慧の言葉『仏陀の悟り』
2600年前に大悟された仏の悟りが説かれています。この世の生・老・病・死は苦である・無我と空からなる悟りの力・霊こそが全ての全てで、この世はあくまでも仮の世界であることが説かれています。

④ 目覚めの言葉『次第説法』
悟りを得るために必要な八正道に至るまでの発展段階であり、幸福の科学の人生の問題集の解き方である「四諦・八正道」の道が説かれています。

⑤ 解脱の言葉『仏説・八正道』
悟りという中道に至るための方法論を八項目に分けて説かれています。

このように、『仏説・正心法語』の構成は、「仏法真理」の開示に始まり「三宝帰依」、「悟り」そして「伝道」へ至る、論理的発展段階説であり、とても簡潔で、具体的です。仏国土ユートピア実現という無限の未来をひらくために説かれたのが、主のみ言葉である法語と仏法真理を、地の果てまで伝道するための心がけが説かれています。この経文こそが全人類救済を目指す仏弟子の活動エネルギーです。

あらゆるものは、エネルギーがなければ、働くことができません。身近にある家電製品も、コンセントにプラグをさして、電源を入れなければ作動しませんね。人間も、さまざまな食物を供物として摂取して、やる気を起こして、身体を動かさなければ働けません。そのように、救世活動である伝道活動、隣人を救い助ける与える愛の実践においても、主の経文・経典からエネルギーを得て、誓願・発心しなければ、聖なる仕事を成すことができません。『仏説・正心法語』は九次元世界の高次元から天下るエネルギーのかたまりです。これと常につながって、日々の仏国土ユートピア活動の力とさせていただきましょう。

『仏説・正心法語』は必ず、毎日、毎日、繰り返し読みましょう。

次回からは、いよいよ、経文に沿った解説が加わります。

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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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