(5/4-1)124『智慧の言葉「仏陀の悟り」』について考える ⑪救いの道の王道―この世とあの世の両方に責任を持った存在―「エル・カンターレ」という存在の特徴

『智慧の言葉「仏陀の悟り』」

18 年上の人から学べ。年下からも学ぶ人は、もっと賢い。

19 自分の黄金時代ばかり思い出す癖のある人は、進歩のない人である。

【大川隆法 箴言集『人生への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

風薫る五月となりました。五月研修がただいま支部で開催されています。

オーダーも開催も致しますので、ご希望の方は支部までお問い合わせください。

56日はヘルメス大祭です。当日は支部の運営は川口代表地区長にお任せして、蒲原は熊野拠点にて五月研修の対応のため、終日不在となります。6日13 

時から、総本山・未来館を本会場に、全国・海外の精舎・支部・拠点(HSU・学園含む)に中継開催いたします。皆様ご参集ください。

5  6 (月・祝) 12 日(日)まで2024 

年「ヘルメス大祭」を開催し、ヘルメス大祭版「復活の祈り」を執り行います。神秘思想と霊界思想の源流におられ、2000 

年前のイエスの「復活現象」に力を与えられたご存在であられるヘルメス神のご指導のもと、主のご復活に向けて主への愛と祈りの力を結集してまいります。そして、私たち一人ひとりが、透明な風の如き天使の愛を実践し、主の愛がこの地に満ちて「愛の復活の時代」を到来させるべく、伝道の誓いを捧げる機会とさせていただきます。

また、514日は新復活祭です2004  5 14 

日に、主が死の淵からご復活された奇跡に心からの感謝を捧げると共に、主が大宇宙の造物主であられることへの確信を深め、あらゆる既成の常識を打ち破り、主のご復活への確信を強めてまいります。

 当日は13 時より、教祖殿に最も側近き礼拝殿である東京正心館から、全国・海外の精舎・支部・拠点(HSU・学園含む)に中継開催します。そして、5/14(火)~5/19(日)まで、新復活祭を開催致します。皆様この機会にご来館ください。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

そこで、本日から経典『信仰のすすめ』の第四章に所収されています「愛は風の如く―Love Blows Like the 

Wind」より、ヘルメスの愛について学びます。本御法話は主の新復活の直前となる2004年の429日に説かれています。

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愛は風の如く―Love Blows Like the Wind

3この世とあの世の両方に責任を持った存在

ヘルメスとイエスの違い

イエスはヘルメスと同じように愛の教えを説いてはいるのですが、両者には、若干、違いがあります。

イエスが、愛の教えにおいて、いちばん大事にしていたものは、やはり、神への愛です。目に見えない神への愛、また、神を愛していることの証明としての、隣人(りんじん)への愛、隣人(となりびと)への愛でした。

そして、イエスは、この世のことに関しては、あまり多くのことを期待していなかったと思われます。彼の求める、神の国、天の国は、この世のものではありませんでした。彼の求める、真なる霊の国、ユートピアは、この世のものではなかったのです。

しかしながら、イエスより二千年あまり昔、ギリシャで活躍したヘルメスの愛の思想は、実は、「この世にも、その証(あかし)を立てる」というものでした。イエスは、この世にユートピアを建設することを諦めましたが、ヘルメスは、「ユートピアの世界を、あの世だけでなく、この世にも打ち立てる」という思想を持っていたのです。

ヘルメスは、前述したとおり、非常に霊界に詳しい、霊的な存在でしたが、もう一方において、この世に通用する合理的な思想を強く持っている人でもありました。

その背景には、「王家に生まれ、王となるべき人間として育てられた」という事実があります。これは、ヘルメスだけでなく、ヘルメスの、のちの世における転生の姿であるゴータマ・シッダールタ(釈尊、仏陀)にも言えることです。そのため、この世において、かなりのことを実現する力を持っていたのです。

ヘルメスは、愛の人でもありましたが、実際には、軍隊を指導する能力もありました。また、人々を富ませる力を持っていました。人々を豊かにする智慧を持っており、この世において、人々の生活を豊かにし、人々の心を豊かにすることができたのです。

その意味で、「イエスは、実は、ヘルメスの教えの半分ぐらいしか伝え切れなかった」というべきかもしれません。

それは、この世における人間の生涯として見た時に、ヘルメスが、完成の人であり、この世において自分の事業を最終的に実現した人であったのに対して、イエスが、「三十三歳の若さで、この世を去る」という、悲劇の最期を遂げた人であったことと関係があると思います。

「エル・カンターレ」という存在の特徴

「宗教家として、この世において事業を全うできるかどうか。完成できるかどうか」ということは、「その人が、どれほど合理的思想を持っているか」ということとかかわっています。

宗教的で霊的なる人は、たいていの場合、合理的な思想を持っておらず、神秘的な思想、摩訶不思議な思想を持っています。

神秘思想と合理的思想とを両立させるのは非常に難しいことであり、人は、そのどちらかに必ず傾くことになっているのです。

しかし、ヘルメスは神秘思想と合理的思想の両方を持っていました。

同じことは、ヘルメスの転生の姿であるゴータマ・シッダールタにも言えます。彼は、神秘的な思想を持っていると同時に、この世における合理的な思想も持っていました。

これが、ヘルメスやゴータマ・シッダールタとして転生した魂の姿の持っている、一つの特徴なのです。すなわち、この魂は、あの世とこの世の両方に責任を持っている存在であるということです。

あの世における幸福、来世における幸福を説くだけでも、宗教の使命としては十分でしょう。しかしながら、あえて、その世をも、ユートピア、幸福な世界に変えようと努力する人たちがいるのです。

そういうことを考える魂は、どのような魂であるかというと、「人間がこの世へ生まれかわってくる」ということの、そのオリジナルの計画をつくった存在の考えを、体現している魂であると言わざるをえません。

これは、「この余とあの世を貫く幸福を実現勝としている、霊的なる存在がある」ということを意味しています。この存在のことを、幸福の科学では、「エル・カンターレ」と呼んでいます。

このエル・カンターレは、この世とあの世の両方に責任を持っている存在なのです。

【大川隆法『信仰のすすめ』第4章「愛は風の如く―Love Blows Like the Wind」より抜粋】

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて『正心法語』のなかで、「菩提心の言葉『修行の誓い』」を読んで、三宝帰依の精神を確認して、仏道修行の誓いを主に捧げたのち、読む経文が『智慧の言葉「仏陀の悟り」』です。私たちは、この経文を毎日読むことによって、2600年前の仏陀の悟りか何であったかを学ぶことができます。

私は、個人的に『智慧の言葉「仏陀の悟り」』を、伝道の中心に据えています。主エル・カンターレの名を知らず、無明の闇に苦しむ人に仏法真理を伝道するときに伝えるべき内容がここに集約されているからです。また生きている方のみならず、お亡くなりになった方への伝道という意味においても、葬儀での法話で、お亡くなりになった方への引導を渡すときに、この経文を題材に法話をしています。

さて、本日は、『仏説・正心法語』第三の経文である『智慧の言葉「仏陀の悟り」』について共に考えを深めてまいります。

私たちは、この経文を毎日読むことによって、私たちが日々つかむべき『霊的人生観』を知り、自分が肉体存在ではなく、「霊」であるという原点に立ち返ることができます。

『智慧の言葉「仏陀の悟り」の最後の部分は重要につき、繰り返し抜粋します。

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仏陀は語る

『人間よ 

生・老・病・死は真理なり

されど 悟りの 力こそ

悩みを 断ち切る 刃なり

無我の 心を 持つならば

肉体は これ 我ならず

煩悩は これ 我ならず

空の 心を 持つならば

霊こそ 全ての 根源(もと)にして

この世は 仮の 世界なり

仏陀(われ)を 信ずる 心こそ

救いの 道の 王道なり』

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「私という存在は、肉体ではなく、霊である」という認識が、悟りの第一歩です。

これを本当の意味で理解するために二千年以上のときを超えて「無我」と「空」と「中道」が説かれ続けてきました。

真なる自己とは、「不生・不滅」「不常・不断」「不一・不異」「不来・不去」の八不中道なる存在です。その本体は仏性であり、仏の法身の欠片(かけら)でもあります。私たちの心に存在する仏性は永遠に不滅であり、穢れなきものであり、完全無欠なものです。それが地上世界での生活のなかで、あらゆる煩悩によって埃や汚れにまみれて、真なる自己が一時忘れ去られ、地上世界での経験だけで、自分は肉体存在で、死んだらすべて終わる。と考えるようになってしまいます。

この迷いの生存からあらゆる人間存在を救うために、主がこの地上に下生され、真なる法・教えを説かれています。そして、私たち菩薩はその教えを伝え広げるために、今世下生しているわけです。

私たちの本当の姿は、色に見るものでなく、声に聴くものでなく、香に嗅ぐものでなく、味に感じるものではなく、肌に触れるものではなく、それらを知覚する意識でもありません。それらの一切が空であり、自らの自我は本来存在せず、真なる自己のみが実在であることを悟るために、私たちは幾転生、あの世とこの世を繰り返し生まれ変わってきました。

本当の魂の救済―自分の魂を救い、隣人の魂を救い助けるためには本物の信仰が必要です。信仰心を通して出なければ、「無我」と「空」と「中道」の悟りを得ることは絶対にできません。信仰こそが私たちのすべてであることを私たちは、『智慧の言葉「仏陀の悟り」』を読む度に確認させていただいています。これは、私たち仏弟子にとって極めて大切な心がけです。

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仏陀を信ずる心―これが救いの道の王道です。「仏陀」と書いて、「われ」とルビを打っています。この「われ」というのは仏陀なのです。それは、教えを説く仏陀であり、その仏陀の教えと共感する、自分の内なる仏陀、仏性の部分でもあります。

「自分の思うままに生きたらいい」というのは自我我欲であって、これは真なる教えでも宗教でも何でもありません。仏陀を信ずる心があり、「仏陀についていこう。その教えについていこう。その後ろ姿についていこう。自分も同じようになろう」と思って、その道を歩みはじめることが、救いの道になるのです。

救いは、個人個人が自分の手によってつかみとっていくものです。救いの方法はすでに示されています。仏陀を信じ、仏陀の教えを信じ、仏陀の創った僧団の指導を信じて、ついていくこと、そして修行をしていくこと―そこに苦しみから逃れていく道があるのです。

無我」や「空」と言っても、会社生活をしていては、なかなか実感できません。宗教の世界において実践することでのみ、それが真実のものとして身についてきて、悩みを切っていくことができるようになるわけです。これが、「救いの道の王道なり」ということです。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】

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仏陀を信じる心、つまり主なる神である、エル・カンターレを信じることこそが救いの道の王道であることが、このお経によって明らかにされました。現成の仏陀である「大川隆法総裁先生」を信じ、「大川隆法総裁先生」の教えを学び、そして「大川隆法総裁先生の教えを広げる幸福の科学」の指導を信じることが、自らの魂を救い、そして隣人の魂を救い助ける王道です。そしてこれは同時に伝道の王道も意味しています。

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伝えよ、仏陀の悟りを

『仏陀の悟り』について、「生・老・病・死」と、「無我」「空」の話をしました。

この話を他の人に伝えるときには、このようにすればよいのです。

「他の人から、「仏陀の悟りとは何ですか」と訊かれたら、まず、「人間には生・老・病・死の苦しみがあります」と言えばよいのです。誰もこれを否定できません。そして、「あなたも、その苦しみから逃れられません。どうされますか」と問いかけることです。さらに、「苦しみから逃れる方法があります。それは、やはり、悟りの力によって逃れていくのです」と伝えてください。

「その悟りの力は、どうしたら得られるのですか」と問われたなら、「それは無我や空という悟りです。この智慧の言葉を得て初めて、悟りというものは力を持ってくるのです。その悟りの力をもって、人生を漕ぎ渡っていきなさい」と答えてください。

さらに付け加えるとすれば、「あなた独りの力では、なかなか無理です。やはり、仏陀の教えを信じて、ついていくことです。それがいちばん間違いのない王道なのです。いま、仏陀の教えに従って、大勢の人が修行しています。大勢の人が大乗運動を興しながら、今、地上を仏国土にしていこうとしているのです。この大船に乗りなさい。この救いの船に乗りなさい。皆さんを彼岸まで届けてくれます。仏陀を信じて、あなたもついてきなさい」―このように教えてほしいのです。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】

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このように、『智慧の言葉「仏陀の悟り」』は、仏の強い、伝道の思いが込められた、まさに悟りの言葉です。仏の教えや仏の名を知らない人に伝えるべき真理は、人間は霊であるということ、四苦の苦しみから解脱するために、仏陀を信じて、仏陀の法を信じて、サンガの力を信じることを、はじめとして「無我」と「空」の教えを学ぶ必要があることが示されています。

この『智慧の言葉「仏陀の悟り」』にこめられた救いの道の王道を、伝道の王道として、一人でも多くの人に伝えてください。というのが、仏の御心です。

このように、『智慧の言葉「仏陀の悟り」』は、仏の悟りと救済の願いが込められた慈悲の経文です。この経文を毎日唱えて、主と共に、法と共に、サンガ一体となって、今日も主の御手足としての使命を果たしてまいりましょう。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。

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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について

2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。

本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  

奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】

また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。

神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

【神戸正心館建立祈念―エル・カンターレ像開眼祈念植福―植福のご案内】

「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」は、一口十万円目安から承ります。また、本植福の貢献者の皆様方は、神戸正心館建立時に芳名板を設けて、そのご貢献を顕彰させて頂きます。

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100%エル・カンターレ信仰

天御祖神とともに―

伊勢から世界に伝える強い信仰

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Happy science Ise | 人を愛し人を生かし人を許す

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TEL0596-31-1777

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FAX0596-31-1778

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文責:蒲原宏史 

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