(9/3-2)65『仏陀再誕』を読む―忍耐と成功―孤独の時―菩提心

『仏陀再誕』を読む

72 山姥(やまんば)の極端化したものが「夜叉(やしゃ)」であり、「鬼女(きじょ)」とも言う。自分の不幸の復しゅうや、社会への復しゅうのため、人の命を奪い取る。売春宿のおかみや、暴力バーのママ、高利貸しなどにも多く、この世的には暴力団とのつながりが多い。人を「クスリ漬け」にして逃さない者もいる。

【大川隆法『妖怪にならないための言葉』より抜粋】

32 生前、借金をしては、倒産を繰り返していた男が、ピラニアと化した債権者たちに、池で骨になるまで食いつくされるのを見た。

【大川隆法『地獄へ行かないための言葉』より抜粋】
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【正命】未来へ投資するライフスタイル
〇自分の自由になる時間を将来への投資に充てる

もう一つは、「生き方のライフスタイル」そのものです。これ自体について検討する必要があると思います。

あなたが、今、理想とするライフスタイルは、どういうものでしょうか。これを考えてほしいのです。「何をもって理想とするか」「どういう生き方ができていけば自分としては本望なのか」というように、一日二十四時間という考え方を、もう少し中長期的な観点から眺めてみるということです。五年、十年、あるいはもっと大きな範囲のなかにおいて自分の生き方を決めていくことも、正命のなかに入っていると思います。

そうして、実は、このライフスタイルのなかで特に重要なのは、自分の自由になる部分です。自由になる部分の時間の使い方を、特に考えていくことです。

二十四時間のうちには、生活必要時間があります。また、仕事上、どうしても必要な時間もあります。これらを取り除いた残りの、自分にとって自由になる時間を使って、未来を設計していくことです。これは一つのプロジェクトです。自分の人生の計画設定であり、そして、その実践です。少なくとも、このライフスタイルにおいて、何らかの理想を持つべきであると、私は考えます。それをただ漫然と過ごしてはならないと思うのです。

自分のライフスタイル、生活のパターンを築き、その生活パターンのなかに、将来の自分への投資に当たる部分を必ず盛り込んでいくことです。将来的に自分にとってプラスになることを盛り込んでいくことが大事であると思います。いつ、どういう環境が現れても、自分が有為な人間として、また、優れた人間として、役に立てる人間として、人に喜ばれるような人間として生きていけるための資産を、生活設計のなかでつくっていくことです。これが大事ではないかと思います。

このなかには、もちろん、読書をするというようなこともあるでしょうし、音楽を聴くということもあるでしょう。あるいは、身体を鍛えるということもあると思いますし、カルチャーセンターのようなところに通う人もいるでしょう。いろいろ考え方はあるでしょうが、「未来への投資」という観点から考えてみる必要があります。

【大川隆法『真説・八正道』第五章「正業」218pより抜粋】
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こんばんは。主から頂いた奇跡の一日も残りわずかとなりました。
皆様と共に、一日の終わりに「主への感謝」と「復活の祈り」を捧げます。

三宝帰依を寄る辺として、主エル・カンターレへの信仰を貫くために、一日の始まりを希望と共に『エル・カンターレへの祈り』と『仏説・正心法語』で始めました。

そして日中は主のため、世のため、隣人を救うために、地上仏国土ユートピアの実現のために「六波羅蜜多」の実践をなすべく、私たちは御仏の御手足として働きました。本日も本当にお疲れ様でございます。

引き続き、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

そして一日を感謝と反省で締めくくるために、常に主の御言葉と「八正道」と共にありましょう。

今日の一日を振り返りつつ、1989年7月に説かれました『仏陀再誕』を振り返ります。
そののち、この世へ執着と煩悩を断つ方法として『漏尽通力』を共に学びます。経典をお持ちでない方は、ぜひお求めください。【1700円税抜】
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第五章 忍耐と成功 
○孤独の時

しかし、諸々の比丘、比丘尼たちよ。
あなたがたはすでに修行の道を歩んでいる。
すでに修行の道を歩んでいるあなたがたであるならば、
心強くありなさい。
長旅を一人で耐える覚悟をしなさい。
孤独に耐える実力を養いなさい。
人生に勝利する鍵は、実にこの孤独に耐えるというところにあるのだ。
孤独に耐えることに失敗した者は、真に成功したためしがない。
なぜならば、真に成功する前に、
何人にも孤独の瞬間があるからである。
孤独の後には、にぎやかさがやってくることもあるであろう。
しかし、いつもいつも真実は一つである。
成功の前には、必ず一つの孤独がある。
その孤独をいかに生き切ったかが問題であるのだ。

この成功の前の孤独は、
短期間で済む場合もあるが、長く続く場合もある。
十年、二十年と孤独の時を過ごす者もあるであろう。
しかし、恐れるな、孤独を恐れるな。
あなたがたが孤独である時に、
仏もまたあなたがたの傍らにいるということを、
忘れてなならない。
あなたがたが一人坐しているときに、
大いなる者もあなたがたのそばに来て坐しているということを、
忘れてはならない。

あなたがたは、孤独であるのではない。
あなたがたは、単に孤独であるのみではない。
あなたがたは、真に今、魂を鍛えているのだ。
魂から、今、光が出んとしているのだ。
魂が、底光りしてこようといているのだ。

若者たちよ、孤独を恐れるな。
孤独のなかにこそ、あなたがたの魂が伸びてゆく機会があるのだ。
真に孤独の時間をどのように耐えたかが、
あなたがたが本物であるかどうかを試すチャンスとなる。
若者よ、にぎやかさのみを求めるな。
人びとの目につき、人びとの称讃を受けることのみを望むな。
孤独の時間のなかに、永遠にあなたがたを生かす何かがある。
その、永遠にあなたがたを生かす何かをつかめ。
その、永遠の何かをつかんだ時に、あなたがたは変わる。
いや、変わらざるをえない。
あなたがたは、一八〇度の回転を見るであろう。
そして、大いなる時間、大いなる瞬間、
大いなる生命に打ち克ってこそ、真の勇者は生まれるのだ。

【大川隆法『仏陀再誕』第四章「政治と経済」より抜粋】
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続いて、地上への執着と煩悩を断つ修行法として『漏尽通力』を共に学びます。
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第一章 霊的人生観
5 菩提心

本章を締めくくるに当たって、最後に「菩提心」ついて話をしておきたいと思います。

霊的人生観の根本は、結局は菩提心です。菩提心は、悟りを求める心、「悟りを求めたい」という心です。

「これは、はたして後天的に得られるものかどうか」ということを振り返っていただきたいのですが、どのような地域にも、どのような民族にも、「悟りを求めたい」という気持はあったと私は思います。

それを必ずしも「仏教的なる悟り」と言う必要はありませんが、この菩提心の背景にあるものは、結局、よりよい向上心、あるいは「神に近づいていきたい」という気持ちであろうと思いますし、これは、本来、魂のなかに備わっているものなのです。

もし魂のなかに、「堕落したい」という欲求が本来備わっているならば、大変なことになってしまいます。しかし、人間はすべて「よくなりたい」と思っています。その証拠が幾つかあります。

例えば、どんな人にも、「他人によく思われたい」という気持があります。これを自己保存欲や名誉欲と言ってしまうことは簡単ですが、一概にそうは言いきれない面があると思います。誰しも、他人によく思われたいのです。他人から悪く言われて、うれしい人はいません。他人によく思われたいと思います。

これが社会の防波堤になっています。そうではないでしょうか。

悪く思われたい人ばかりがいっぱいいたらならば、大変な社会になってしまいます。しかし、どんな悪人でも、どんなに「心根が悪い」と言われる人でも、自分は他人の悪口を言うことはあっても、自分が他人に悪口を言われたいとは思っていないのです。

これは一つの防波堤になっています。やはり、「向上心がそこにある」ということです。「霊的なる向上、悟りに向けての向上を求める気持ちは、本来、魂に備わっている機能である」ということを知らねばなりません。

本来、そうしたものが眠っているならば、それを見つけ出すために助力をしてやること、補助してやることが大事です。

どうやって、その悟りへの芽を育ててやるか。どうやって、水をかけてやり、肥料をかけてやるか。こうしたことが大事であろうと思います。その悟りへの芽をどう伸ばしていくか。

結局のところ、これは、「悟りを得ることによって、いかに人間が素晴らしくなるか」ということを証明することではないでしょうか。

「悟りを得る」と俗に言われていることが、この世的な異端者を生み出していくだけならば、何のための悟りか分かりません。

菩提心の根本としての「悟りを求める気持ち」これを突き詰めていったときに、悟りを得て、いったい人間はどうなるのでしょうか。

悟りを得る結果が、先ほども述べたように、単に、「この世に転生輪廻をする」という、その悪しき輪廻を断ち切るだけであるならば、この世に生まれてくる必要はないわけです。

しかし、そうではなく、悟りにはもっと積極的なる意義が何かあるはずです。それを求めねばなりません。

その積極的なる意義とは何でしょうか。それは、やはり、「霊的に目覚め、霊的人生観を持った人が、この世的にも素晴らしくなっていき、この世的にも成功していく。悟りを得た人が、ますます、この世的にも影響力を増していく」ということではないでしょうか。私はそうだと思うのです。

それゆえにこそ、本書「漏尽通力」ということが非常に大事になっていくわけなのです。
後ほど詳しく話をしていくつもりですが、今回、私の提唱する漏尽通力とは、「優れた高度な霊能力を持っておりながら、常識人としても最高度の能力を発揮できる能力」のことです。そういう能力のことをいいます。

「あの世的能力も持ちながら、この世的にも優れた人」の輩出が、今後、大いなる証明として大事なのではないでしょうか。そうした人がでることによって、「菩提心が必要である」ということが証明されるのではないでしょうか。

今、イエス・キリストが地上にいたとしても、釈迦が地上にいたとしても、やはり優れた人物として仕事をするであろうと思われます。

ですから、本来、「悟りを得た人」は「優れた人」にならざるをえないのです。「悟りを得た」と自称しておりながら優れていない人々の数多くの言動を見るにつけ、世の人々は不信感を持つのではないでしょうか。

したがって、私たちは、菩提心を重視する以上、「その悟りの結果、どうなるのか」という面も、しっかりと説明していかねばならないと思います。

そして、それが、素晴らしいものであり、人間が本当に目標とするにたりるものであるならば、「悟りを求める心、菩提心は、どれほど重要か」ということを知って、損をすることはないのではないでしょうか。私はそう思います。

ですから、霊的人生観の根本に「菩提心」というものをしっかり据えていこう、そして、「その先にあるものがいったい何であるのか」ということをしっかりつかんでいこう、こういう考え方が大事であると、私は信ずるものであります。

【大川隆法 『漏尽通力』第一章「霊的人生観」より抜粋】
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明日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。
この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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