(8/7-2)38『仏陀再誕』を読む―我、再誕す―目覚めよ―諸行無常の意味

『仏陀再誕』を読む

39 つまり、「仏」に対しても邪心があり、「法」に対しては自我流の解釈をし、「僧」については、偉くなって利用することしか考えていない。
40 ゆえに、妖怪は、言を左右にして、自己保身に走りがちである。

【参考】
36 妖怪はまっとうな信仰心を持っていない。
37 妖怪は、他人を騙すために、信仰心を悪用する。
38 ゆえに、妖怪は、「仏・法・僧」に「三宝帰依」できない。

【大川隆法『妖怪にならないための言葉』より抜粋】

59 ある時、イエス・キリストを弱き神と称し、殉教して行った人々を「バカだ」と言っていた人が、十字架につけられ、荊(いばら)の冠を被せられ、五寸釘を打ち込まれるところを見た。信仰を捨てた聖職者のようだった。

【大川隆法『地獄へ行かないための言葉』より抜粋】
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1言葉の影響力
〇【正語】口に出した言葉が自分と他人の幸・不幸をつくり出す

次に、「正しく語る」ということを話してみたいと思います。これは正見と並んで、共に非常に大切な修行の目標です。しかし、この正語はかなり難しいことです。それは、「八正道」の教えに基づいて自己の心をチェックしている人が、その難しさを感じているのではないでしょうか。

もし、一日が終わる時点において、自分がその日一日に語ったことを録音されていて、就寝前にもう一度それを聞かされたらどう思うか。これが「正語的発想」の出発点です。
一日を過ごし、もし、その日に自分が語ってきたことが録音されていて、それを寝る前に聞かされたとしたら、どう判断するか。自分が語ってきたことを、もう一度、他人の目で見よ。第三者の目で見てみよ。
こう言っているのです。これは、極めて難しいことです。正見も難しいことですが、正語はさらに難しいことです。

自分の語っていることが、他人にどういう影響を与えているのか。そして、その言葉を出すことによって、自分自身がどう影響されているのか。そして、その言葉を出すことによって、自分が自身がどう影響されているか。自分が出す言葉によって、自分がどう影響されているか。自分が出す言葉によって、自分がどう影響されているか。このことについて分からないとがほとんどです。九割以上の人がそうでしょう。そして、不幸をつくっているのは、自分自身が出している言葉に問題であることのほうが多いのです。

幸福の科学の信者であれば、いろいろな相談を受けることもあるでしょう。例えば「自分は他人から被害を受けている」というような相談です。「いつも上司に怒られている」「いつも夫の暴力で悩まされている」「いつも妻の悪口雑言で苦しんでいる。四六時中、苦しんでいる」という苦情が出されるわけですが、「本当に四六時中ですか」と訊くと、そんなことはないのです。

「よく怒る上司」というのは、実は年に二回ぐらい怒るだけとか、「一日中、朝からベットの中まで小言を言う」という妻は、実際に時間を計ってみると一日に、三十分も言っていなかったとか、そのようなことはよくあるのです。ところが、自分を害するような言葉がエンドレスで頭の中を回っている感じがするのです。

なぜそのようなことが怒るのでしょうか。それは、その事実を自分が口に出して確認していることが多いということです。「おまえは一日中、小言を言い続ける」「いつもいつも聞かされて、自分は参っている」などと自分で口に出して言うと、言葉に出すことによって、その事実が客観化してくるわけです。そうして、自分が出した言葉によって、その事実が客観化してくるわけです。そうして、自分が出した言葉によって、今度は縛られます。いったん、そういうことを言った以上、毎日毎日、妻から責められていないと気が済まなくなるのです。そのように思わないと気が済まなくなるのです。自分が言ったから、その言葉を信じる以上、そうなってくるのです。こういうことは、実に多くあります。

心に留め置かなければ、翌日には忘れられるようなことであっても、それを言葉として表現してしまった場合には、その言葉は自分の心のなかに残り、他人の心のなかに残るのです。

【大川隆法『真説・八正道』第4章「正語」136pより抜粋】
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こんばんは。主から頂いた奇跡の一日も残りわずかとなりました。
皆様と共に、一日の終わりに「主への感謝」と「復活の祈り」を捧げます。

三宝帰依を寄る辺として、主エル・カンターレへの信仰を貫くために、一日の始まりを希望と共に『エル・カンターレへの祈り』と『仏説・正心法語』で始めました。

そして日中は主のため、世のため、隣人を救うために、地上仏国土ユートピアの実現のために「六波羅蜜多」の実践をなすべく、私たちは御仏の御手足として働きました。本日も本当にお疲れ様でございます。

引き続き、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

そして一日を感謝と反省で締めくくるために、常に主の御言葉と「八正道」と共にありましょう。

今日の一日を振り返りつつ、1989年7月に説かれました『仏陀再誕』を振り返ります。
そののち、仏陀の教えに原点回帰すべく『釈迦の本心』を共に学びます。
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改訂へのまえがき

今から二千五百数十年前、インドの霊鷲山にて、マガダ国の首府ラージャグリハ(王舎城)の街を見おろしながら、頭を丸め、柿色に染めたそまつな衣を身にまとって、私の法話に随喜の涙を流していました。時代は変わり、国名も変わり、あなたがたの服装も変わりました。

しかし、仏法真理を感じ取る心は同じでしょう。師と弟子とは、法によって、永遠に結ばれています。仏―法―僧は一体です。

この永遠の書を、再びあなたがたに贈ります。

一九九四年 十月 
幸福の科学主宰 大川隆法
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まえがき(旧版)

この『仏陀再誕』という本は、本書の各章をみてもわかるとおり、仏教の中核理論をなす内容を、釈迦の言葉で、弟子に対するメッセージとして述べたものです。それゆえに本書は、仏法真理に目覚めた人たちにとっては、確かな指針となり、また、ある時には厳しい警告となるでしょう。

かつて仏教を学んだ者は数多くいるでしょうが、これほど直截(ちょくせつ)に、仏教の精髄が説かれたことはなかったと思います。また、直接的なメッセージというかたちをとったために、その内容も分かりやすく、また、核心に迫ったところがあると考えます。

本書は、修行者必携の書であり、常に座右から離してはならない書であります。

最後まで、味読いただくことを願ってやみません。

一九八九年 七月
幸福の科学主宰 大川隆法
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第一章 我、再誕す 

諸々の比丘、比丘尼たちよ。
私の声を憶(おぼ)えているか。
あなたがたは、かつて私の話を聞いたはずである。
幾万年、幾十万年、幾百万年の歳月のなかで、
あなたがたは、私とともに地上に生まれ、
実在界にあって、またわが弟子として、道を学んできたはずである。

〇目覚めよ
諸々の比丘、比丘尼たちよ。
我はここに再誕す。
我が再誕を喜べ。
我が再誕に気づけ。
我が再誕に、その事実に、その時に、気づけ。

あなたがたは、かつてあのインドの地で、
私の話を聞いたはずである。
あのインドの地で、わが教えを聞きたる、
幾千、幾万の、縁生の弟子たちよ。
あなたがたは、目覚めなくてはならない。
あなたがたは、まだ深い眠りを貪っているのではないのか。
あなたがたが眠っていては、私は本来の仕事ができないではないか。
我が目覚めた時、すべての弟子たちは目覚めなくてはならない。
我が声を発した時、
すべての弟子たちは我がもとに集い来たらねばならない。
縁生の弟子たちよ。
この懐かしい響きを聞け。
この懐かしい声を聴け。
この懐かしい言葉を思い起こせ。

私は、常づねあなたがたに語っていたはずである。
人間というものは、いかに偉大なものであるかを。
人間の魂が、いかに偉大であるかを。
人間というものは、どれほど大いなる使命を帯びているかを。

縁生の弟子たちよ。
我はおまえたちに、かつて教えたはずである。
おまえたちの、今のその姿は、その顔は、その心は、
とうてい、
ダイヤモンドのごとき輝きを湛(たた)えているようには見えないであろうが、
しかし、心を澄まして自らの内を観よ。
心を澄まして、自らの真実の姿を観たときに、
そこに、金剛石の光があるはずだと、
私は、あなたがたに、教えてきたはずである。

【大川隆法『仏陀再誕』第一章「我、再誕す」より抜粋】
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続いて、仏陀の教えに原点回帰すべく『釈迦の本心』を共に学びます。
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第四章 空の思想
8 諸行無常の意味

「空」にちなんだ話をもう一つしましょう。

「諸行無常」という言葉があります。この言葉は、日本では『平家物語』の冒頭に取り上げられ有名になりました。諸経無常という言葉には、うら悲しい調べがあり、やがて消え去っていくもの、没落していくものの哀れさを感じさせずにはおきません。『平家物語』の作者は、「源氏や平家が滅びていった姿に諸行無常を見る」と言っているようです。

しかし、「釈迦の説いた諸行無常の思想には、実在の世界を知った人間の不動の視点がある」と見なければなりません。諸行無常というのは、地上世界において変転していく姿だけを言っているのではないのです。あくまでも実在世界の眼でもって、地上界の人間の変転してやまない栄枯盛衰を言っているのです。

「変わりゆく世界のなかにあって変わらないも、それをつかみきった人間こそが、世界の本当の意味をつかむことができる。諸々の行いは、やがて無情にも流れ去っていくものであるが、川のごとく流れていく人類の歴史、人びとの営みのなかで、変わらざるもの、変わることのない視点をつかんだ人間こそが世の流れの虚しさを知ることができる」

つまり、諸行無常というのは、厭世的(えんせいてき・人生に絶望し、世をはかなむ傾向にあるさま。反対語・楽天的)なおもいだけを言っているのではなく、実在界の視点という立脚点を持った人間の眼で見た、社会の姿なのです。

これは現代においても同じです。仏法真理の世界を知った眼でビジネス社会を見ると、そこに虚しさが見えることがあります。仏法真理を知ったあとにあらゆる文学書を読み続けても、「そこには不毛の砂漠しかない」と感じることもあります。仏法真理の大海を前にしては、この世のあらゆるものが、消えゆく泡沫(ほうまつ)のごときものとならざるをえないのです。

したがって、魂にとって価値のあるもの、魂の糧となりうるものを、貪欲に吸収しつづけること、学び続けることが大切です。それを抜きにしてはこの世に生をうけたことの意味が真に理解されることはありません。

本節の結論は、「諸行無常」という言葉を単なる厭世観としてとらえてはならない」ということです。この意味は、「実在界の視点で世の中を見ることができるようになった人間には、それまで価値あるものと思い、生き生きとして感じられていたものが、色あせて見える瞬間がある」ということを意味しています。

すなわち、「社会のなかで出世競争や異性とのかっとうなどに明け暮れる日々が、実在界の観点から見れば、いかに色あせて見えるか」ということを意味しているのです。

しかし、「これもまだ、悟りへの一階梯(かいてい)、きざはし(階)にすぎない」ということも知っていただきたい思います。

【大川隆法『釈迦の本心』第四章「空の思想」より抜粋】
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明日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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If You build it, He will come. あなたがそれを建てたとき、彼はやってくる。
When You believe It, You will see It. あなたが信じるとき、あなたはそれを見るだろう。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。
この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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