(5/5-1)125『目覚めの言葉「次第説法」』を読む ①次第説法は在家に対する導き―「透明な風」のような愛

「目覚めの言葉『次第説法』を読む」

20 幼少時の「IQ」の高さを自慢する人に、人生の成功者はいない。

21 バカな親をも立派に見せられる人こそ、「人物」である。

【大川隆法 箴言集『人生への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

風薫る五月となりました。五月研修がただいま支部で開催されています。

オーダーも開催も致しますので、ご希望の方は支部までお問い合わせください。

明日56日はヘルメス大祭です。当日は支部の運営は川口代表地区長にお任せして、蒲原は熊野拠点にて五月研修の対応のため、終日不在となります。6日13 

時から、総本山・未来館を本会場に、全国・海外の精舎・支部・拠点(HSU・学園含む)に中継開催いたします。皆様ご参集ください。

 6 (月・祝) 12 日(日)まで2024 

年「ヘルメス大祭」を開催し、ヘルメス大祭版「復活の祈り」を執り行います。神秘思想と霊界思想の源流におられ、2000 

年前のイエスの「復活現象」に力を与えられたご存在であられるヘルメス神のご指導のもと、主のご復活に向けて主への愛と祈りの力を結集してまいります。そして、私たち一人ひとりが、透明な風の如き天使の愛を実践し、主の愛がこの地に満ちて「愛の復活の時代」を到来させるべく、伝道の誓いを捧げる機会とさせていただきます。

また、514日は新復活祭です。2004  5 14 

日に、主が死の淵からご復活された奇跡に心からの感謝を捧げると共に、主が大宇宙の造物主であられることへの確信を深め、あらゆる既成の常識を打ち破り、主のご復活への確信を強めてまいります。

 当日は13 時より、教祖殿に最も側近き礼拝殿である東京正心館から、全国・海外の精舎・支部・拠点(HSU・学園含む)に中継開催します。そして、5/14(火)~5/19(日)まで、新復活祭を開催致します。皆様この機会にご来館ください。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

そこで、本日から経典『信仰のすすめ』の第四章に所収されています「愛は風の如く―Love Blows Like the 

Wind」より、ヘルメスの愛について学びます。本御法話は主の新復活の直前となる2004年の429日に説かれています。

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愛は風の如く―Love Blows Like the Wind

「透明な風」のような愛

ここまで述べてきたことでも分かるでしょうが、「霊的な思想」と「この世における発展・繁栄の思想」の両立、調和ということが、大きな目標となるわけです。

確かに、霊的で、愛に生きた人は、この世的には、不器用で、失敗することが多いように思います。

一方、この世において経済的に繁栄して成功する人は、どちらかといえば、霊的な感覚を忘れ、愛を忘れ、我欲、自己保存欲のままに生きていることが多いようにも見えます。

そういう意味で、自我我欲というか、自己拡張欲の強い人ほど、この世においては成功しやすく見えるきらいがあります。多くの人の目にも、そう見えていることでしょう。

要するに、「この世的な人間ほど、この世において成功しやすい」ということです。「この世において、大金持ちになりたい」「この世において、出世したい。高い地位を得たい」「この世において、権力をもって人々を支配したい」という思いを強く持っている人が、この世において成功しているように見えます。

それに対して、宗教的な人は、「この世における成功は諦(あきら)めて、来世の幸福に望みをつなぐ」ということが多いのではないでしょうか。その意味で、「あの世的である」ということは、この世への諦めをも含んでいると言えるかもしれません。

ヘルメスは、「霊的であることと、この世的に成功することの両立」という難しいテーマに、あえて挑んだ人なのです。

透明な風」とは愛を表す言葉

ヘルメスに、この二つのテーマを両立させたものは何でしょうか。それは、ヘルメスの思想の根本になるものであり、本章の章題でもある「愛は風の如く」という言葉で象徴されるものなのです。

ヘルメスの思想によれば、「愛というものは、あの透明な風のようなものである。風は、どこからともなく吹いてきて、吹き過ぎていく。透明で、その姿を見ることはできない。しかしながら、風は、吹いているからこそ風なのであって、吹くことを止めれば、風ではなくなる」ということです。

この思想のなかに、実は、重大な鍵が隠されています。「透明な風」という言葉で表現されている思想とは、いったい何でしょうか。この言葉は、「愛」を表す言葉として使われているのです。

いま、アメリカやヨーロッパでは、「愛」という言葉を考える際に、「愛というものは、明らかに相手に分かるように表現しなければならない。そうでなければ、相手は納得しない」と考える面があるようです。

彼らは、夫婦の愛においても、「いかに相手を愛しているかを、かたちで表現しなければ、その愛は本物ではない」と思っています。そして、「プレゼントをする」「一緒に食事をする」「『私はあなたを愛しているよ』と言葉で何度も言う」などという方法によって愛を確認しています。口に出して言わないと分からないし、あるいは、言葉だけで分からなければ、「抱き合う」「キスをする」など、とにかく目に見えるかたちで表見しないかぎり、愛について理解も納得もしません。それで、「あなたが、ほんとうに私を愛しているとは、信じられない」と言ったりします。おそらく、そのようなかたちになっていることが多いでしょう。

しかし、それは目に見える愛です。「誰が誰を愛しているか」ということが目に見えて分かり、他の人にも確認できる愛です。

たとえば、夫が妻を愛していることを証明するために、指輪やネックレスなどのプレゼントを渡したり、ホテルで一緒に豪華な食事をしたりします。あるいは、父親が息子を愛していることを証明するために、休日には、一緒に野球をしたり、息子が野球をしているところを必ず見に行ったりします。そういうスタイルで、「愛している」ということを具体的に表現するのです。

このようにして、目に見える形にしないかぎり、愛しているとは言えないと考えるのです。そのため、目に見える愛情表現が少なくなってくると、すぐ夫婦の離婚になったりすることが多いわけです。

これは残念なことであり、霊感がほとんどないと言わざるをえない状況です。

【大川隆法『信仰のすすめ』第4章「愛は風の如く―Love Blows Like the Wind」より抜粋】

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第四の経文である『目覚めの言葉「次第説法」』についてです。

『智慧の言葉「仏陀の悟り」』を読誦して、自分が、「無我」や「空」の教えを通して霊存在であることを自覚した後に、私たちが読む経文が『目覚めの言葉「次第説法」』です。私たちは、この経文を毎日読むことによって、どのようにしたら私たちが、苦しみの世界から、「悟りの彼岸」に渡り、「解脱の道」へと進むことができるのかを次第、次第に知ることができます。私たちの人生の問題集の解決の鍵が『目覚めの言葉「次第説法」』に埋蔵されています。この鍵を共に見つけてまいりましょう。

この次第説法の内容は、2600年前のお釈迦様の十八番(おはこ)のご説法であったと伝え聴いています。このお経は、お釈迦様が、在家の方々へ伝道する時にされた説法だったのです。このお経の内容を伝道の道しるべとして、まず自らに熏習しながら、他人(ひと)にお伝えしてまいりましょう。

それでは『智慧の言葉「仏陀の悟り」』を紹介する前に、事前解説を経典『仏陀の証明』より抜粋いたします。

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〇在家者に対する導き―次第説法

教えがぎっしり詰まっている長い経文ですから、論点も多く、解説も長くなりまずか、これがわかれば、だいたい説法の基礎がわかると思ってよいと思います。これは「在家の人たちを、どのように教え導くか、教導すべきか」というものであり、釈尊が弟子たちに対して実際に話をしていた内容なのです。程度としては、出家向けではなく在家向けであり、低いところから入って、だんだんに上げていくという、段階をとった説法です。これを「次第説法」と呼んでいます。

次第説法では、まず最初に、正しい信仰である正見のあり方を説きます。そのあと、「善いことをすれば、良い結果が来る」という因果の理法を説きます。

そして、布施のおしえである施論を説きます。施論を守ると、次に「五戒を守りなさい」と戒論を説きます。戒論を守ると、次は生天論です。

生天とは「天に生まれる」ということです。生まれるというと、現代の日本人は、この世に生まれることだけを考えますが、当時のインドの思想では、この世に生まれることだけではなく、あの世に生まれることも、「生まれる」と言っていたのです。「天に生まれる」「地獄に生まれる」「六道(りくどう)に生まれる」などと言っていました。

こうした、「布施を行い、戒律を守ると、天に生まれることができる。そして、天界の幸福生活が定まるのだ」という教えを、「施論(せろん)・戒論(かいろん)・生天論(しょうてんろん)」といいます。

そして、それができると、次は四諦の道を教えるのです。「この『施論・戒論・生天論』が理解できると、次は四諦です。四諦とは何かというと、「苦(く)・集(じゅう)・滅(めつ)・道(どう)」の教えです」ということです。「あなたがいま苦しんでいるのは、その原因があるからです。その結果、苦しんでいるのです。それを滅するためには、道を行ずることです。道とは中道であり、中道とは八正道です」という説明をして、「苦・集・滅・道」の教えを説くのです。

ここまでいくと中程度の教えになります。当会で言えば中級くらいでしょうか。「施論・戒論・生天論」が初級とすれば、この「苦・集・滅・道」の教えが中級ぐらいにあたります。

そして、さらに話ができるなら、「次は八正道です」となります。「道(どう)」とは八正道であり、「正見(しょうけん)・正思(しょうし)・正語(しょうご)・正業(しょうごう)・正命(しょうみょう)・正精進(しょうしょうじん)・正念(しょうねん)・正定(しょうじょう)」という八つについて教えるのです。ただ、在家の人では、かなり勉強が進んだ方でないと、ここまではいかないでしょう。

このように、まず正しい信仰から入っていき、「施論・戒論・生天論」という、段階を追った話をし、次に四諦の話をして、八正道にもっていく―これが釈尊の次第説法のスタイルです。釈尊の弟子たちは、原則として、このスタイルをとって全国に伝道をしていたのです。「在家の方は、ここまでわかればけっこうです」ということです。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】

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本日から共に学ぶ『目覚めの言葉「次第説法」』は『仏説・正心法語』の七つの経文のうち、四番目の中央に位置するお経です。在家の方や、これから伝道する方に対する養成・育成論となり、信仰を継承する観点から考えると最重要な経文となります。仏弟子や、支部の宗教的リーダーを育成するうえでは、この経文に則って指導することが基本中の基本となります。

幸福の科学では、資格セミナーとして「初級」「中級」「上級」がありますが、これも仏弟子の養成システムです。資格をお持ちでない方は、是非この機会に教学のレベルアップを図ってください。教学の深まりに応じて、「法力」がうまれ、隣人を救い助けるための「救済力」となります。

本日の引用箇所では、仏陀の段階的な教えを資格セミナーに当てはめるとこのようになりました。

初級―「施論・戒論・生天論」【原因と結果の法則を学ぶ・愛を与えて(因)、戒を持ち心の修行して心をきれいにして(縁)、天国に還る(果)という仏法真理の基礎を学ぶ】

中級―「苦・集・滅・道」【四諦】を学ぶ。【この世的な生存は苦しみであることを理解し(苦)、原因を探求し(集)、不幸の原因をなくすために(滅)、八正道(道)を学ぶことで、自分の人生の問題集に答えを出す】

上級―「正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定」【八正道】を実践する。【八正道を自分に人生に応用して、隣人の幸福を分け与えるために、人助けのプロになる(菩薩になる)。】

まずは、「施論・戒論・生天論」を知ることで、天国世界への還るための道を知ること。次に「苦・集・滅・道」の四諦を知ることで、人生の苦しみの原因が一体何であるのかを知り、解脱することを決意すること。その次に八正道によって自らの苦しみを滅して「中道」を得て、悟りの彼岸に至る・悟りの道への誘いが『目覚めの言葉「次第説法」』です。仏の教えがぎっしり詰まっていますから、共に、毎日、繰り返し読み込んで、理解を深めてまいりましょう。

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『目覚めの言葉「次第説法」』は悟りに到る道が、簡潔に示されていると共に、仏の教えがぎっしり詰まっていますから、共に、毎日、繰り返し読み込んで、理解を深めてまいりましょう。

正心法語の全編読誦する時の心がけとして、皆様にお願いしたいのが、経文を読む前に、皆様の魂のきょうだいを全員召喚して、魂のきょうだい全員で正心法語を読むという気概で臨んでいただきたいということです。私は魂に熏習するという言葉を使うとき、これを意識して読経しております。魂の兄弟に主の教えを伝えることも立派な伝道です。意外と、この点は私たちにとって見落としがちなので常に意識しましょう。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。

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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について

2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。

本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  

奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。

この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】

また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。

神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

【神戸正心館建立祈念―エル・カンターレ像開眼祈念植福―植福のご案内】

「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」は、一口十万円目安から承ります。また、本植福の貢献者の皆様方は、神戸正心館建立時に芳名板を設けて、そのご貢献を顕彰させて頂きます。

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100%エル・カンターレ信仰

天御祖神とともに―

伊勢から世界に伝える強い信仰

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| 人を愛し人を生かし人を許す

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TEL0596-31-1777

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FAX0596-31-1778

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文責:蒲原宏史 

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