(5/6-1)126『目覚めの言葉「次第説法」』を読む ②釈尊の説法の理論構造―天使の仕事は透明な愛そのもの

「目覚めの言葉『次第説法』を読む」

22 親より自分の方が賢いと吹聴してまわる人ほどの、バカ息子、バカ娘はいない。
23 親の七光りを利用するだけで、自分の手柄にする人は、来世、狐にでも生まれかわるしかない。
【大川隆法 箴言集『人生への言葉』より抜粋】

おはようございます。「一日一生」。今日も、主のため、世のため、人のために、信仰に、伝道に、植福にさらに一歩進めましょう。

風薫る五月となりました。五月研修がただいま支部で開催されています。
オーダーも開催も致しますので、ご希望の方は支部までお問い合わせください。

本日5月6日はヘルメス大祭です。当日は支部の運営は川口代表地区長にお任せして、蒲原は熊野拠点にてヘルメス大祭と、五月研修の対応のため、終日不在となります。本日日13 時から、総本山・未来館を本会場に、全国・海外の精舎・支部・拠点(HSU・学園含む)に中継開催いたします。皆様ご参集ください。

5 月 6 日(月・祝)~5 月 12 日(日)まで2024 
年「ヘルメス大祭」を開催し、ヘルメス大祭版「復活の祈り」を執り行います。神秘思想と霊界思想の源流におられ、2000 年前のイエスの「復活現象」に力を与えられたご存在であられるヘルメス神のご指導のもと、主のご復活に向けて主への愛と祈りの力を結集してまいります。そして、私たち一人ひとりが、透明な風の如き天使の愛を実践し、主の愛がこの地に満ちて「愛の復活の時代」を到来させるべく、伝道の誓いを捧げる機会とさせていただきます。

また、5月14日は新復活祭です。2004 年 5 月14 
日に、主が死の淵からご復活された奇跡に心からの感謝を捧げると共に、主が大宇宙の造物主であられることへの確信を深め、あらゆる既成の常識を打ち破り、主のご復活への確信を強めてまいります。
 当日は13 時より、教祖殿に最も側近き礼拝殿である東京正心館から、全国・海外の精舎・支部・拠点(HSU・学園含む)に中継開催します。そして、5/14(火)~5/19(日)まで、新復活祭を開催致します。皆様この機会にご来館ください。

この聖なる日に向けて、純粋なる信仰を「復活の祈り」と共に主に捧げると共に、信仰・伝道・植福に私たちの最大の感謝と報恩の誓いを捧げさせていただきましょう。

そこで、本日から経典『信仰のすすめ』の第四章に所収されています「愛は風の如く―Love Blows Like the Wind」より、ヘルメスの愛について学びます。本御法話は主の新復活の直前となる2004年の4月29日に説かれています。
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愛は風の如く―Love Blows Like the Wind
○天使の仕事は透明な愛そのもの

なぜ、ヘルメスは透明な風の如き愛を説いたのでしょうか。それを考えてみていただきたいのです。

「透明なもの」とは何でしょうか。それは、言葉を換えて言うならば、「霊体」であり、「霊」であり、「魂」です。そういう存在について考えてみてください。

あなたがたのうち、ほとんどの人は、あの世の霊存在が目に見えないでしょう。だた、「自分には守護霊がいる。光の天使たちが、常に、自分たちを助けようとしている。自分たちを指導しようとしている」ということは、思想として、頭では考えたことがあるかもしれません。

しかし、一度、彼らの気持ちになって考えてみてください。

実際に、目に見えない霊存在が、あなたがたを助けようとしています。あなたがたが幸福になるように手助けしようとしています。あなたがたが不幸の道を選ばないように、一生懸命、あの世から応援し、あなたがたを導いています。あなたがたが、間違ったことをして、悪霊やサタンなどに支配されるようになったときには、それと戦ってくれてもいます。

彼らは、現実に、あなたがたを幸福にするために、日夜、努力しているのです。

ところが、あなたがたは、彼らの姿を見ることはできません。彼らがいるのかいないのかさえ分かりません。その存在が分からないから、彼らに感謝もしません。

したがって、あなたがたに「愛」という思想を教えるときに述べておきたいことは、次のようなことです。

愛というものは、この世においては、確かに、目に見えるようなかたちでしか表せないかもしれません。しかし、やがて、あなたがたは、この世を去り、あの世に還ります。あなたがたが、あの世において、地獄ではない、天国、天界という世界に還り、光の天使、あるいは、それに近い存在になったとして、あなたがたがする仕事は何でしょうか。透明な愛ものものなのです。

あなたがたの姿は目には見えません。あなたがたは感謝もしてもらえません。あなたがたが、そのような仕事をなしていることは、相手にはわかりません。それでも、相手のことを思って、人のことを思って、その幸福を願って、ずっと熱意を注ぎ続けるのです。これを、透明な風の如き愛と呼んでいるわけです。あなたがたは、やがて、そのような存在になるのです。

この透明な風の如き愛というものを認識できなければ、あなたがたが天使になることはありません。天使たちの仕事は、まさしく、そのとおりのものです。

彼らが、そのような仕事をなしていることを、誰が分かっていますか。誰が知っていますか。誰も知らないでしょう。彼らが教会で指導していることも、戦争が起きている所で人々を慰(なぐさ)めている現実も、分からないでしょう。世界を平和にするために彼らが働きかけていることも、分からないでしょう。

彼らは現実に活動しているのです。数多くの天使たちが仕事をしています。

しかし、彼らの活動を、この世の人は見ることができません。まさに透明な愛です。

それでも、彼らは活動をやめません。たとえ、この世の人が、それを理解できなくても、彼らの存在を認識していなくても、あるいは、「天使など存在しない。あの世など存在しない。霊など存在しない」と否定しても、彼らは地上の人たちを助けることをやめません。

彼らは、ちょうど、あの風のように、透明に吹きわたっているのです。「自分の存在を人々に見られることはない。しかし、それが通り過ぎた感覚だけは人びとに残る。人々を幸福にしようとする思いが、地上の人たちを通じて、この世で実現されようとしている」、そういう愛が天使たちの愛です。

ヘルメスの説いている、透明な風の如き愛は、結局、天使の愛のことなのです。

【大川隆法『信仰のすすめ』第4章「愛は風の如く―Love Blows Like the Wind」より抜粋】
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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいりたいと思います。本日も全国・全世界の信者の信仰心を結集し ①10:00~、②13:00~、③19:00~(各回約50分)と世界同時に主の奇跡を願い、復活の祈りを捧げさせていただきます。皆様の祈りの結集をお願いいたします。

さて、ここからは、私たち仏弟子の生命ともいえる、「仏説・正心法語」について共に考える機会を得たいと考えています。本日は、『仏説・正心法語』第四の経文である『目覚めの言葉「次第説法」』についてです。

『智慧の言葉「仏陀の悟り」』を読誦して、自分が、「無我」や「空」の教えを通して霊存在であることを自覚した後に、私たちが読む経文が『目覚めの言葉「次第説法」』です。私たちは、この経文を毎日読むことによって、どのようにしたら私たちが、苦しみの世界から、「悟りの彼岸」に渡り、「解脱の道」へと進むことができるのかを次第、次第に知ることができます。私たちの人生の問題集の解決の鍵が『目覚めの言葉「次第説法」』に埋蔵されています。この鍵を共に見つけてまいりましょう。

この次第説法の内容は、2600年前のお釈迦様の十八番(おはこ)のご説法であったと伝え聴いています。このお経に説かれているのは、「施論」―与える愛の実践・「戒論」―悟りを得るための心の修行をするための正しい生活習慣・「生天論」―来世に地獄に行くことなく、天国世界での幸福の生活への誘い―です。

お釈迦様が、在家の方々の「施論」「戒論」「生天論」を成就するために、正しい信仰【正信】としての「正見」と、「苦・集・滅・道」の四諦と八正道への道のりを論理的に指し示されています。この世とあの世の幸福を一致させるための説法でした。このお経の内容を伝道の道しるべとして、まず自らに熏習しながら、他人(ひと)にお伝えしてまいりましょう。

それでは『智慧の言葉「仏陀の悟り」』を紹介する前に、事前解説を経典『仏陀の証明』より抜粋いたします。

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〇釈尊の説法の論理構造
施論というのは、要するに、幸福の科学の教えでいえば「与える愛」です。「まず愛が大切です」という話です。それから、戒論のところは「反省」でしょう。「反省をきちんとしなさい」という教えです。「愛を与えて反省しなさい。そうすると、天国に生まれることができます。死後、地獄に行かなくて済みます」というのが生天論です。「一般の方は、とりあえず、ここまでわかれば結構です」と言っていました。「まず、与える愛を実践して、反省しなさい。そうすれば天国に還れます」という教えが、「施論・戒論・生天論」です。

しかし、それだけでは物足りない方も当然います。そこで、もっと勉強したい方には、「今、あなたはどう思っているか知りませんが、魂的にみると、実際は苦の状態にあるのです」ということを教えてあげます。そして、「あなたの苦しみを分析してみましょう。苦しみには原因があるでしょう」と説いて、その原因を探っていきます。「では、どうしたらよいのでしょうか」ということになると、「実は、八正道を行じると、その苦しみは消えて、解脱することができるのです。解脱の結果、幸福な自由自在の境地に、平和の境地に、達することができるのです」と説きます。これが「滅」の状態です。

「滅」の状態のことを、「ニルヴァーナ(ニッバーナ)」といいます。これは専門的にいくらでも説明できますが、これからあとは悟りの話です。相手の機根に応じて話しします。・・・

当時は、こうしたことをしていました。説得の仕方は別としても、原則は今でも変わりません。「与える愛」と「反省」を説き、それから、「あの世には天国・地獄があるのです。天国へ帰りましょう」という話をします。そして、「あなたは今、快楽のままに生きたり、この世的な出世欲、財欲、色欲、そうしたものに熱中して幸福を求めているけれども、その幸福は本当の幸福ではないのです。あなたが求めている幸福は、本当は苦しみなのです。それをあなたは幸福と勘違いしているのです。そのままいくと、あなたは来世で苦しみが待っているのです。今も、本当は魂が苦しんでいるのです」と教えてあげます。

こうした、実相の世界から、霊的観点から見た話をしてあげて、「それではどうしたらよいのかというと、八正道の道があります。それで、あなたは本当の意味での自由になれるのでするあなたが自由だと思っているのは、悪魔の自由ではありませんか。欲望の自由ではありませんか。本当は悪魔の奴隷であることが多いのです。それを知ってください」という話をするのです。・・・

これを見てもわかるように、釈尊の説法は、非常に理論的で段階的です。これが、今から二千五百数十年前の説法なのですから、仏教のレベルの高さがわかります。・・・

現代でも、この教えはなかなか解けません。「あの世が歩かないか」という話を一生懸命にしている人が、まだほとんどであって、知識人に対しては、この「施論・戒論・生天論」を言っても、なかなか通用しません。まず、「布施することが尊い」ということ自体が理解できないのです。「金集めをしている」「騙している」などとしか見えません。このような、誠に情けない社会状態にあります。ですから、いつの時代も似たような仕事があるわけです。

【大川隆法『仏陀の証明』幸福の科学出版 より抜粋】
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『目覚めの言葉「次第説法」』は『仏説・正心法語』の七つの経文のうち、四番目の中央に位置するお経です。在家の方や、これから伝道する方に対する養成・育成論となり、信仰を継承する観点から考えると最重要な経文となります。仏弟子や、支部の宗教的リーダーを育成するうえでは、この経文に則って指導することが基本中の基本となります。

まずは、「施論・戒論・生天論」を知ることで、天国世界への還るための道を知ること。次に「苦・集・滅・道」の四諦を知ることで、人生の苦しみの原因が一体何であるのかを知り、解脱することを決意すること。その次に八正道によって自らの苦しみを滅して「中道」を得て、悟りの彼岸に至る・悟りの道への誘いが『目覚めの言葉「次第説法」』です。仏の教えがぎっしり詰まっていますから、共に、毎日、繰り返し読み込んで、理解を深めてまいりましょう。

正心法語の全編読誦する時の心がけとして、皆様にお願いしたいのが、経文を読む前に、皆様の魂のきょうだいを全員召喚して、魂のきょうだい全員で正心法語を読むという気概で臨んでいただきたいということです。これはいま主に捧げている「復活の祈り」でも同様です。私は魂に熏習するという言葉を使うとき、これを意識して読経しています。魂の兄弟に主の教えを伝えることも立派な伝道です。意外と、この点は私たちにとって見落としがちなので常に意識しましょう。

仏陀の段階的な教えを資格セミナーに当てはめるとこのようになります。

初級―「施論・戒論・生天論」【原因と結果の法則を学ぶ・愛を与えて(因)、戒を持ち修行する(縁)、天国に還る(果)という仏法真理の基礎を学ぶ】―「愛する愛」の段階

中級―「苦・集・滅・道」【四諦】を学ぶ。【この世的な生存は苦しみであることを理解し(苦)、原因を探求し(集)、不幸の原因をなくすために(滅)、八正道(道)を学ぶことで、自分の人生の問題集に答えを出す】―「生かす愛」の段階

上級―「正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定」【八正道】を実践する。【八正道を自分に人生に応用して、隣人の幸福を分け与えるために、人助けのプロになる(菩薩になる)。】―「許す愛」の段階

このように、『目覚めの言葉「次第説法」』には、仏弟子の成長、発展段階が分かりやすい説法によって説明されているのが特徴です。しっかりと読み込んでまいりましょう。

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本日も、皆様とともに主の新復活を祈り続けてまいります。
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「神戸正心館エル・カンターレ像開眼祈念植福」について
2024年、主エル・カンターレを信じる皆様と共に救世活動に邁進できますこと、心より感謝申し上げます。
本年も、全国、全世界の天変地異調伏と疫病調伏と発展・繁栄の未来を創造する誓いを込めて、「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」に伊勢支部信者の信仰心を結集させていただいています。

【趣旨① 「神戸正心館建立」エル・カンターレ像開眼祈念植福を祈念して】                                                  
奈良時代に様々な内乱・大飢饉・疫病が流行った時には、聖武天皇が詔を発し、行基菩薩が勧進役となって、東大寺の毘盧遮那仏が建立されました。結果、様々な病気が無くなったと言われています。

災厄に対して信仰心と法力で戦うのは宗教の使命です。当時、お金や材木の布施・人夫などで携わった人々は延べ二百六十万人ものぼるとも言われており、人口の 半数にもあたりました。そのように、毘盧遮那仏建立は、国家を挙げて、国民にエル・カンターレ信仰を伝える一大伝道事業でもありました。
この度の神戸正心館建立は〈天変地異調伏祈念〉という願いが込められています。エル・カンターレ下生を全世界に告げ知らせ、数多の天変地異を調伏せんとする  信仰心の結集運動が神戸正心館の建立です。これは、あらゆる厄災から人々を護らんと願う大いなる愛の実践そのものでもあります。

【趣旨② 「神戸正心館建立」は一大霊場づくり】
また、昨年末には、<聖地>エル・カンターレ生誕館が別格本山となりました。   その光が淡路島を参道として本州に流れてくる神戸の地に、神戸正心館は建立されます。
神の戸が開き、聖地が一大霊場として大きく広がることで、主エル・カンターレ御降臨とその奇跡が日本全国、全世界へと広がって参ります。

【神戸正心館建立祈念―エル・カンターレ像開眼祈念植福―植福のご案内】
「神戸正心館建立祈念植福―エル・カンターレ像開眼祈念植福―」は、一口十万円目安から承ります。また、本植福の貢献者の皆様方は、神戸正心館建立時に芳名板を設けて、そのご貢献を顕彰させて頂きます。

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。゜+. With Savior 。゜+.
100%エル・カンターレ信仰
―天御祖神とともに―
伊勢から世界に伝える強い信仰
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E-mail:ise@sibu.irh.jp
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https://hsise.com/
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TEL:0596-31-1777
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FAX:0596-31-1778
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文責:蒲原宏史 

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